七色いんこ(秋田文庫版)(5) の商品レビュー
「七色いんこ」完結。 これまで、多くの戯曲をモチーフにしてきたいんこの最後の演目は、己の人生を懸けて演じた先達を演じること。幾重にも重なった演目で、彼が成し遂げたかったことは達成できたのか。 最後の舞台の幕が降りた時、いんこの、いんこと千里刑事の人生が始まります。 「終幕」で...
「七色いんこ」完結。 これまで、多くの戯曲をモチーフにしてきたいんこの最後の演目は、己の人生を懸けて演じた先達を演じること。幾重にも重なった演目で、彼が成し遂げたかったことは達成できたのか。 最後の舞台の幕が降りた時、いんこの、いんこと千里刑事の人生が始まります。 「終幕」で詳しく語られるいんこの半生。あの過去を全て精算することができるのか。人生の目的を成し得た時、いんこの生きる意味は見つかるのか。 千里刑事こと朝霞モモ子が鍵を握っているはず。事情、理由は違えど、ともに違う人間となって人生を演じてきた二人。二人でどんな人生という演目で共演してゆくのか、は想像するしかないのでしょうね。 人生の伴侶としてハッピーエンドなのか。泥棒と刑事という関係のままコメディになのか。 観客の皆様ご期待ください、というところでしょうか。
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試しに全巻買いして読了。 他の手塚治虫作品と比べると、このシリーズは全体的にどことなく地道な感じてしまった。 ※ 星の数も含めてあくまで個人的な評価です。
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メタ視点のギャグあり、ダークヒーロー的な活躍ありで自由な作品の雰囲気を感じた。おそらく演劇の知識ありきで描かれていると思うのだけれど、その造詣の深さが凄いなと思う。 大鶴義丹のエッセイが何気に面白かった。
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演劇に対する信頼は、ある程度ある作者だと思ふんだけども なんか 悲壮感漂ふあれが。 二人の関係は実はこんなアレだった!!と言ふのはまぁこんなもんでせう。 師匠の関係のカタストロフがー、ちゃんとなんとかなるんだけどー あのー。
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「なんのために芝居をやるのか…?ときによっては芝居は武器になるんだ。小説家がペンで悪事をあばくように、役者はステージの上で戦うんだということをおぼえとけ」
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やっぱいんこかっこいい??? そういやこんな話だったなーって思った。 超ハッピーエンドだね? いんこ大好き??
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七色いんこ、衝撃のラスト。 演劇の名作をそれぞれのモチーフにし、いんこが演じながら(時に本物の舞台で、ときには現実で)話が展開する、役者泥棒七色いんこのお話。 それだけでも面白いけれど、この漫画にふりかけられた手塚治虫先生のスパイス(メッセージ)・・・それが、私がこの漫画を好きな...
七色いんこ、衝撃のラスト。 演劇の名作をそれぞれのモチーフにし、いんこが演じながら(時に本物の舞台で、ときには現実で)話が展開する、役者泥棒七色いんこのお話。 それだけでも面白いけれど、この漫画にふりかけられた手塚治虫先生のスパイス(メッセージ)・・・それが、私がこの漫画を好きな理由なのだと思う。 小学生時代(かれこれ15年前)にこの漫画を読んで七色いんこの天才芸(代役と泥棒)に憧れていた記憶がある。なんとなくもう一度手元に揃えてみた。なんでだろう、今読んでもふたたび新鮮に面白い。 [目次] 結婚申込 作者を探す六人の登場人物 オセロ 十一ぴきのネコ 終幕 タマサブローの大冒険
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驚きの結末。 食べて出すだけの「ホンネ」というキャラを出していることに、なにやら深く恐れ入りました。
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4巻までの未完と思ってた…!5巻を発見して嬉々とした(笑)しっかり決着つきましたね。本当のインコと今まで見てきたインコとのギャップが凄くて、役者の不思議さを感じます。インコはどっちが本物なんかな〜
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1〜4はすっごく好きで、七色いんこの大変装と大泥棒物語。そんないんこにもあんな過去が・・・5がなんとなく気に食わなかったのはいんこがのこと好きだったからかも・・・(5で恋人に再会、ハッピーエンド)
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