五つの箱の物語(文庫版) の商品レビュー

今市子(著者)

2022/03/31

今市子作品。初期のBL系作品集ということで、しっとりと切ない雰囲気。最近のBLではなかなか出会えないじっくり静かに読みたくなる一冊でした。

2013/04/29

今市子先生独自のエロ無しBL初期作品集。

っていうか・・・
現在連載中とかのものでも大差ないんじゃないかと（＾＾；）
ただし、メンタル部分重視の中でも、割りと重たいものが多かった時期なのかも？と思われる作品が掲載されてます。

その中でもっとも気になったのが「へんなやつら」。
そして「図書館で会いたい」「花曇り」の続き物。

エロ無し作品ですが、私のツボにズッポリです。

2010/08/22

短編集。箱をめぐる五つの物語をまとめた表題作の中の一つの「雪の下の柩」が自分の中では萩尾望都の「半神」に勝るとも劣らないくらいの傑作短編。物語の構成について考えるときになくてはならない一冊。ほか収録作の「花曇」「へんなやつら」の軽妙な雰囲気も非常に良い。
今市子は物語の中に『まことらしさ』を描くのが上手く、更にそれを物語的な『あったらいいな』のエッセンスでくるむのが上手い。

2009/10/04

今市子、初期のボーイズラブ系作品集。
箱にまつわる短編を収録。

BLは苦手なのですが、それでも全部読めました。
絵柄はもちろん、物語の筋がきちんと一本通っているので、普通に不思議な話の作品集という印象。
むしろ昨今のBLがお好みの方には向かない作品かもしれません。

箱、というキーワードひとつで、これだけの作品が描ける上に、きちんと今市子さんの味を持った作品として仕上がっているのが凄い。

2009/10/04

今市子さんの描くBLは本当大好きです。この箱の話も凄く好き、特に『落日』と『花曇り』がなんとも言えず好き。

2009/10/04

こんなにも静かで、悲しく暖かく、力強い世界があったなんて。「落日」を読んだ私は今も夢の中。
胸の奥深くにぽっと炎がともるような感動をどうぞ。

2009/10/04

世界のどこかで誰かがオレに恋してるそれはなにかむずがゆいような暖かい気分だった一人で長野に旅立つオレにはいい思い出だ