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ブッダ(潮ライブラリー版)(6) の商品レビュー

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2022/12/01

特に印象に残ったのは 「殺すかどうかは、おまえには関係ない」(P281) というブッダの言葉。 ブッダの命を奪おうとするアヒンサー。 ブッダを助けようとするアナンダ。 「アナンダやめなさい」(ブッダ) 「どうして…」「こいつはあなたを殺すぜ…」 (アナンダ) その後に発せられた。...

特に印象に残ったのは 「殺すかどうかは、おまえには関係ない」(P281) というブッダの言葉。 ブッダの命を奪おうとするアヒンサー。 ブッダを助けようとするアナンダ。 「アナンダやめなさい」(ブッダ) 「どうして…」「こいつはあなたを殺すぜ…」 (アナンダ) その後に発せられた。 これはアヒンサーとブッダであり、 アナンダは関わらないでよいということ。 この一見冷ややかに思える「距離感」が ブッダ特有に思う。 「自分のいいたいことを洗いざらいいうんだ。 心の中のものをすっかり」 「しゃべり終わればおまえは死ぬ」 「自分の罪に毎日もだえ苦しむおまえは それでこの世からいなくなるのだ」 「そして生まれ変わったおまえは別人だ。 新しい生きる道をさがすことになる」 (P288) 道元が将軍から「苦しい」と相談された時 「捨てなさい」と助言したことを思い出す。 ブッダや禅では「捨てる」ことが要になる。 悟りや救いは冷淡、クールに見えるもの なのかも知れない。

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2010/11/06

図書館の本 内容(「MARC」データベースより) 仏教思想を持たないでは21世紀も22世紀もない。地球も人類も存在しない-手塚治虫が描く「人間ブッダ」。巻末に「史実と創作の狭間」と題した、多田道太郎VSなだいなだの解説対決を収録。 アナンダのエピソード。お経の中にもアナンダの...

図書館の本 内容(「MARC」データベースより) 仏教思想を持たないでは21世紀も22世紀もない。地球も人類も存在しない-手塚治虫が描く「人間ブッダ」。巻末に「史実と創作の狭間」と題した、多田道太郎VSなだいなだの解説対決を収録。 アナンダのエピソード。お経の中にもアナンダの名前は出てくるんじゃなかったのかしら? そうか、苦労して仏陀の弟子になったのね。 でも何をしてでも生かしておきたいと思った両親はすごいわ。 それが結局悪魔に魂を売ることでも、生きてれば仏陀に会えたんだし。 この前は鹿。 今回はワニ相手の説法あり。

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2009/10/04

『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っ...

『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。 「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。

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2020/07/15

「ブッダ」 「みんな不幸。そんなら、なんで人間はこの世にあるんだ。」 「木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからには、ちゃんと意味があって生きてるのだ。あらゆるものとつながりを持って。そのつながりの中でおまえは大事な役目をしているのだよ。」 「このオレに役目...

「ブッダ」 「みんな不幸。そんなら、なんで人間はこの世にあるんだ。」 「木や草や山や川がそこにあるように、人間もこの自然の中にあるからには、ちゃんと意味があって生きてるのだ。あらゆるものとつながりを持って。そのつながりの中でおまえは大事な役目をしているのだよ。」 「このオレに役目があるって?この役にも立たんオレが?」 「そうだ。もしおまえがこの世にいないならば何かが狂ってしまうだろう。」 (p.243)

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