MASTERキートン(ワイド版)(4) の商品レビュー
本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった...
本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった最終回は特に名作ですね。 浦沢作品の中でも特に人物描写が優れていて、登場人物の誰もが魅力的です。
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ISBN:4091858244【ストーリー】 英国最高のセイバー(救出者)であるキートン(本名タイチ・キートン・ヒラガ)の世界各地での活躍を描く。 [収録作品] [CHAPTER1:エルザ・ランチェスターの思い出] [CHAPTER2:エルザ・ランチェスターの復活] とある大学...
ISBN:4091858244【ストーリー】 英国最高のセイバー(救出者)であるキートン(本名タイチ・キートン・ヒラガ)の世界各地での活躍を描く。 [収録作品] [CHAPTER1:エルザ・ランチェスターの思い出] [CHAPTER2:エルザ・ランチェスターの復活] とある大学の伝説の中の、映画館で死んで蘇ったというエルザと言う美女から、パーティーの晩、新郎にナイフを突き立てたケーキとメッセージが届き・・・?犯人を追及するキートン。 [CHAPTER3:瑪瑙(めのう)色の時間] バスの運転手と海を眺めるキートンの少年時代の話。 [CHAPTER4:匂いの鍵] 東西ドイツ統一が引き金となった一人の老人の死を調査するキートン。陽の下に晒されたモグラの末路。 [CHAPTER5:デビッド・ホビッドの森] [CHAPTER6:デビッド・ホビッドの帰還] 麻薬密輸をかぎつけられ自決したラッド少尉の妻子の下へ、フォークランド戦争で同じ小隊にいた二人組の男が50万ポンドの行方を追って付け狙ってくる。妻子をガードする手負いのキートン。 [CHAPTER7:黄金の鐘の夢] 大金持ちの老人が命の恩人に感謝の気持ちとして謝礼を送るが受け取ってもらえないのでキートンに依頼が来た。恩人は命に値段はつけられないと断固突っぱねるが、自分の夢について語る。村の聖堂の鐘は大昔に失われ海に沈んでいるといわれるが、その鐘を探し当てるのが彼の積年の夢だという・・・。キートンは・・・。 [CHAPTER8:出口なし] 捕らえた大怪盗を警察に引き渡すまでのキートンの活劇。英雄視される怪盗の信者の妨害をハッタリをきかせながら潜り抜ける。 [CHAPTER9;豹の檻] [CHAPTER10;カルーンの鷲] [CHAPTER11;アナトリアの蟻] [CHAPTER12;死の都市の蠍] [CHAPTER13;井戸の中の鼠] 「ライオンが豹の檻に入り、出られなくなっています。」謎の放送は英国政府の緊急指令。インシュリンに欠乏した状況で危機に陥った重度の糖尿病患者のノーフォーク公救出に当たる。 [CHAPTER14;賭けの王道] お互いを思って賭けでいかさまをした老人二人の友情は復旧できるのか? [CHAPTER15;禁断の実] ライバルを蹴落とす男の悪事をキートンは暴けるのか。 [CHAPTER16;西から来たサンタ] 東ドイツから西側へ脱出しようとして生き別れになった家族の話。失踪した父親は約束どおり帰ってくるのか。 【感想】 4巻だけ同僚のIさんが持っていたのでお借りしました(笑)。短編集でそれぞれの物語が独立しているので、読んでいて不都合はなかったです。基本設定の詳細は知りませんが、主人公のキートンが探偵のような仕事をしています。作画の浦沢直樹先生の作品は『21世紀少年』を借りて楽しんで読んでいましたが、キートンも親しみやすい絵柄で画面が見やすくテンポよく描かれていてこちらも楽しく読めました(こちらのほうが現実的でより大人向けの内容です)。機会があったら全巻漫画喫茶などで読んでみたいです。ただ、1冊読むのにも結構時間がかかったので、全何巻かを読破するには相当時間がかかると思います(笑)。 本編ではCHAPTER7と14が一番心に残りました。素敵な話だと思います。
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