ザ・クレーター(文庫版)(再販)(1) の商品レビュー
10編収録の短編集。 オクチンという主人公が登場する話もありますが、独立した話で10編です。オクチンは、学生時代が舞台だと登場する形です。 「三人の侵略者」が好きな話。最初の恐怖が、少しずつ結末に向けて薄れていって、コメディになるのがいい。珍しい展開ではないけども、掲載は196...
10編収録の短編集。 オクチンという主人公が登場する話もありますが、独立した話で10編です。オクチンは、学生時代が舞台だと登場する形です。 「三人の侵略者」が好きな話。最初の恐怖が、少しずつ結末に向けて薄れていって、コメディになるのがいい。珍しい展開ではないけども、掲載は1969年か。まだ生まれていないです。 生まれてないんだよなぁ、設定やギミックに時代を感じることも多いですが、時代が違うんだよな。ただ、読んでいて退屈はしないのが、すごいと思う。 何回も思うね、手塚治虫読むと。
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サイキック・ホラーを物語の中核・ギミックに据えた短編集。悲哀・怨恨といった負の感情を描く作品群だが、人の救いようのなさをこれでもか、と描く好篇。初出1969~70年。
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ものすごく久しぶりに読んだ。小学生の頃に一度読んだことがあって、その頃はとにかく怖いという印象しかなかった。今読んでみるとそんないうほど怖くはないんだけど、当時読んだときの怖さが蘇ってくる。考えさせられる話が多くて、今読んでも十分楽しめた。
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人間の心をテーマにした物語は30億かあるいはその10倍もあるはずである。このシリーズは、そのうちのほんのいくつかをえらんで、みなさんに紹介するのだ…。 少年誌(週間少年チャンピオン)連載ながら、一編一編の深さが秀逸の短編シリーズ。最終的には悲劇的な結末が多く、オクチンの活躍も...
人間の心をテーマにした物語は30億かあるいはその10倍もあるはずである。このシリーズは、そのうちのほんのいくつかをえらんで、みなさんに紹介するのだ…。 少年誌(週間少年チャンピオン)連載ながら、一編一編の深さが秀逸の短編シリーズ。最終的には悲劇的な結末が多く、オクチンの活躍も相まってかなり読み応えがあります。「名作は色褪せない」の言説通り、発表から40年近くたった今でも読者を引き込む力は計り知れません。個人的には、「クレーターの男」や「溶けた男」、「八角形の館」といった作品が特に印象深いです。
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話の内容は時代を超えて迫ってくる。手塚治虫が”宇宙””死””生物””心”といったものに、関わっていたのがよくわかる。 もっともっと読みたい。
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「世にも奇妙な物語」が好きな方は、好まれる話だと思います。ただの短編とは違い、主人公は一貫して同じキャラ。オクチンが、色んな不思議体験をします。
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