エイケン(14) の商品レビュー

松山せいじ(著者)

2021/07/22

百合子とおなじ陸上部で部長を務める五条さんが服を買いに行くことになり、伝助はその付き添いをします。テレビの取材に巻き込まれた結果、五条さんはふだんの彼女とはちがう乙女らしい女の子に変身し、伝助の胸は高鳴ります。

つづいて伝助は、かつてアイドルとして活躍していた「星野純」が、伝助たちとおなじ雑餉野市に住んでいることを知ります。偶然にも彼女と出会うことになった伝助は、彼女がちはるたちの母親であると知って驚くことになります。

本巻のラストは、ミハルが父親の居場所を知り、伝助は彼女に付き添って、父親のもとを尋ねることになります。しかし父親はミハルに会うことを拒否し、傷ついたミハルを伝助が支えます。

これまでちはるとミハルの二人が鉢合わせすることのないように悩みながらデートをしてきた伝助ですが、そろそろ年貢の納め時が近づいてきた印象があります。