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エスパー魔美(文庫版)(6) の商品レビュー

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2021/02/04
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▼第1話/いたずらの報酬の巻 ▼第2話/カッときてグサ!! の巻 ▼第3話/マミを贈りますの巻 ▼第4話/彗星おばさんの巻 ▼第5話/占いとミステリーの巻 ▼第6話/感動しない名画? の巻 ▼第7話/リアリズム殺人事件の巻 ▼第8話/問題はカニ缶!? の巻 ▼第9話/パパの絵、最高!! の巻 秋深し われ泣きぬれて イモふかし。 なーんだ。 ライオンかと 思ったら シャブ シャブよ。 チャウ チャウだろ。 それは カニ缶の ソーイです ……… サケ缶 だった かしら? 原作を一気読みしてみたが、かなりいい! テレビアニメを見ていたような気でいたが、放映は1987-1989ということは、自分は就学前。 そういえば再放送していた「うる星やつら」と同じく、ちょっと大人っぽすぎるなーと感じていたのだ。 ということでおじさんになって初魔美なわけだが、かなりいい! なんでも原作は「マンガくん」創刊と同時。 オファーの際にすべての漫画家に、各話ごとにちょっとHな場面や裸を入れてくれと依頼があった、他の漫画家はすぐに約束をなかったことにしたが、F先生は父のヌードモデルという設定を生み出して、律儀に約束を守っていた、という挿話があるらしい。 確かにほぼ毎話ヌードモデルやら着替えやら怪談から落ちてパンツ丸見えやら、律儀に。 果たしてF先生がいやいや描いていたのか愉しんでいたのかは知らないが。 という挿話を読んで、より立体的に楽しめた。 また魔美のおせっかいというか人情家ぶりを、結構クールに突き放す高畑さんの存在、まるでF先生の化身のように芸術論や意見を言うパパの存在、という関係性もよい。 ドラえもんのアイコニックさをコンポコに、ドラえもんの内面を高畑さんに分けているというか、まあキャラ配置も素晴らしい。 F再入門の入り口になってくれた。 Fの森の深さが見えるだけに、嬉しい悲鳴。

Posted byブクログ