光とともに…~自閉症児を抱えて~(4) の商品レビュー
図書館で1巻ずつ借りて少しずつ読んでいる。最後まで読んでから感想を、と思っていたけれどここまでの感想を書く。 まず、お母さん素晴らしすぎる。1巻の最初こそ手を上げてしまったり戸惑いもあったけれど、今ではスーパーマザーになっている。光くんの特性をほぼ完璧に理解し、困ったことがあれ...
図書館で1巻ずつ借りて少しずつ読んでいる。最後まで読んでから感想を、と思っていたけれどここまでの感想を書く。 まず、お母さん素晴らしすぎる。1巻の最初こそ手を上げてしまったり戸惑いもあったけれど、今ではスーパーマザーになっている。光くんの特性をほぼ完璧に理解し、困ったことがあれば即座に他にも助けを求めることができる。明るく前向きで、いつも光くんに寄り添う。漫画のお母さんと比べるなんておかしいかもしれないけど、凄すぎて、読むのが苦しい時がある。いつかは私もそうなれるんだろうか。 光くん。特性はあれど、成長著しい。光くんにあった環境や支援があれば、こんなに穏やかで可愛い。光くんの親のような気持ちで読んでいるので、一つ一つできるようになっていることが本当に嬉しく感じる。卒園式の場面がとても好きだったのだけど、明るく元気に働く大人になってほしいと心から思う。 4巻で大きく取り上げられた郡司先生。感想を先に一度書こうと思ったのは、郡司先生の登場が増えたから。親と先生とで違うけれど、郡司先生の気持ちがすごくよく分かる。子どもが理解できない、分かっていてもできない、体がついていかない、周りの目が気になる。1巻の最初のお母さんもそうだったけれど、そうなっている時って孤独な気持ちになっていて、助けてもらうことができない。私も今そこにいたり、一歩踏み出せたり、戻ったりなのですごくよく分かる。4巻の終わりには希望が見えていたから、青木先生ほどはスペシャルになれなくても、別の光くんのよさを引き出して欲しい。 ところでこちらの作品、戸部けいこさんが亡くなられたために未完の作品で、最終巻は他の作家さんが描かれたそう。光くんがどんな大人になったのかそこまで分かるといいなと思いながら、少しずつ読み進めます。
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第4巻は,光くんが5年生となり,これまでうまく指導してくれていた支援学級の担任が替わってしまい…というお話。親の気持ちや,疲れてしまっている退職前の教師の気持ちがうまく描かれていて,今の学校の縮図を見る思いだった。 巻末に文章を寄せてくれている長江清和先生は,マンガの中の青木...
第4巻は,光くんが5年生となり,これまでうまく指導してくれていた支援学級の担任が替わってしまい…というお話。親の気持ちや,疲れてしまっている退職前の教師の気持ちがうまく描かれていて,今の学校の縮図を見る思いだった。 巻末に文章を寄せてくれている長江清和先生は,マンガの中の青木先生のモデルの一人らしいです。いい先生もいっぱいいるね。 学校の事なかれ主義が鼻につくよなあ。
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冬休み、光くんと電車で出かけた先で 偶然結婚式場にいる青木先生と若林先生を見かけた幸子。 ふたりは「光くんがキューピット」と言ってくれ 若林先生が担任しているクラスの子どもたちだけでなく 光くんと美羽ちゃんも、披露宴に招待したいと言ってくれる。 冠婚葬祭に「どうしたら参加できる...
冬休み、光くんと電車で出かけた先で 偶然結婚式場にいる青木先生と若林先生を見かけた幸子。 ふたりは「光くんがキューピット」と言ってくれ 若林先生が担任しているクラスの子どもたちだけでなく 光くんと美羽ちゃんも、披露宴に招待したいと言ってくれる。 冠婚葬祭に「どうしたら参加できるか」という視点で (特に夫側の)親族から配慮してもらえなかった幸子は とてもよろこんで、披露宴への参加を決める。 披露宴当日も、凄腕のボランティアの渋沢さんや 手つなぎペアの石田くんたちが子どもたちの世話をしてくれ 幸子も本田さんも久しぶりにリフレッシュできていた。 ネズミ―マーチを披露宴で子どもたちが踊ったときは 青木先生も男泣きしていた。 いろいろ工夫して、ふたりの子どもたちに関わってきたからこそ こみあげるものがあったのだろう。 ただ、同じ小学校の教師が結婚となると 当然異動の話が出てくるわけで、青木先生がいなくなるということに 披露宴の帰り、幸子と本田さんは気づく。 そこからふたりは教育委員会にまで押しかけて 青木先生を異動させないでほしいと騒いでしまったりと しばらくはその事態を受けいれられずにいたが 青木先生が板挟みで苦しむだけだと気づき また、今の校長先生なら誠意ある対応をしてくれるからと 感謝して見送ろう、という結論に達する。 そして、辞令がおりた終業式後に青木先生は 家までスムーズな引き継ぎのために挨拶にきてくれた。 しかし、校長先生が急病で亡くなってしまい あさがお教室の先生は郡司先生になり 教室の位置も予告なく変更されてしまう。 郡司先生はASDに関する知識がなく、また子どもたちの特性を わがままととらえてしまい、光くんも美羽ちゃんも パニック、問題行動の連続の日々を送ることになる。 それでも、家庭訪問や 手つなぎペアの子たちと交流する姿を見たをきっかけに 郡司先生も、少しずつ考え方が変わっていく。 ある日、疲れた郡司先生が自分で肩を叩いていたら 光くんが先生の肩を叩いてくれ、郡司先生の幸子たちへの態度も軟化する。 長期休みの間、光くんが常同行動を行うことや こだわりが強くでる場面 変化を受けいれるのが苦手で、幸子にもテレビ番組の変更を 何度も確認する場面などが興味深かった。 落ちつくからといって ずっとこだわりに寄りかからせるわけにもいかないし 変化したものを戻すことも難しいわけだから それを受けいれる努力が光くんたちには求められてくる。 その塩梅が難しいなぁと。 それでも変化を受けいれるキーワードを見つけたり 少しずつ「苦手」を克服しようとする光くんの頑張りが印象的だった。
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次女が図書館で借りた。 高学年編その2。入学以来頼りにしてきたあさがお学級の青木先生が異動、追い打ちをかけるように、あさがお学級後任の腹案があり自閉症児教育に理解のあった校長先生にまさかのアクシデントで、大波乱の5年生スタートに。一瞬希望を失いかけたけれど、新しい人間関係を前向き...
次女が図書館で借りた。 高学年編その2。入学以来頼りにしてきたあさがお学級の青木先生が異動、追い打ちをかけるように、あさがお学級後任の腹案があり自閉症児教育に理解のあった校長先生にまさかのアクシデントで、大波乱の5年生スタートに。一瞬希望を失いかけたけれど、新しい人間関係を前向きに捉えて、光くん親子も、新しい担任の先生も、また一歩踏み出す展開でほっとした。 先生の性格や相性というよりもむしろ、先生に知識があるかどうか相手を丁寧に見て対応できるかどうかで、子どもの落ち着きがまったく違うというのは、障害児学級ではもちろん顕著だけれど、普通の学級や親子関係でもけっきょく同じことだなと思った。 自閉症児に関わりがあるなし関係なく、一読の価値ある物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
追いかけているマンガ、図書館で借りた。 自閉症児・東光、小学校高学年編。 青木先生と若林先生の結婚式、青木先生・校長先生との別れ、郡司先生・西脇先生との出会い。 青木先生がすてきすぎる。 後任は若林先生かと思っていたのに、残念。 郡司先生にいらいらしながらよんでいたけれど、少し光が見えて良かった。 光くんの色彩感覚・絵画の才能、きっと活かしていける。 子どもが子どものなかで成長していくこと、子どもの些細な成長も喜ぶこと、心があたたかくなった。 結果だけでなく、そうなった理由のことも考える必要があるよなぁと思った。
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小学校高学年編。 担任が変わって校長が亡くなって。 不安が多いけど希望も。 2009.12購入¥105 / 2010.1.20読了
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