エルメスの道 の商品レビュー
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コミックなので文字数は少なめだったが、セリフというより解説の割合が多かった。何度かの戦争や、自動車産業の発展に伴い、エルメスは企業を存続させるために変えるべきこと、守ることが明確だった。また新製品や、新社屋をつくるために最良のサプライヤーを求めて奔走するエルメスの熱意が印象的だった。 それにしても、やはり読んだ印象としては、エルメスは一部の人たちだけの嗜好品に思える。店舗に行き、小物類などを気軽に買ってみたい。
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97年に発行された本なのでもう20年前になるわけですが、エルメスから依頼されて描かれたエルメス社史コミック。歴史はナポレオン帝政の時代まで遡り、現代まで受け継がれてゆくクラフトマンシップが丁寧に描かれていて大変興味深かったです。エルメスと言えばバーキンばかりがセレブタレント御用達...
97年に発行された本なのでもう20年前になるわけですが、エルメスから依頼されて描かれたエルメス社史コミック。歴史はナポレオン帝政の時代まで遡り、現代まで受け継がれてゆくクラフトマンシップが丁寧に描かれていて大変興味深かったです。エルメスと言えばバーキンばかりがセレブタレント御用達のイメージとして先行していますが、やはりケリーの歴史、外縫いのステッチをわざと見せるというセンス、ファスナー付のバッグの起源はエルメスのケリーから始まった点において、ケリーをいつか手に入れたいと思いました。商才を持って時代の荒波を生き抜きながらも、ブランドを守るためにライセンス売りをしないなど、エルメスのそこに痺れる、憧れるぅ、と言う気持ちを起こさせてくれる伝記漫画となっています。
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エルメスの歴史が分かりやすくまとまっているし、何より竹宮恵子先生の美麗な絵が素晴らしい。 それは作られた「モノ」だけでなくて、職人さんの真摯な姿であるとか、徹底した商品管理の姿勢とか、そういったものがきちんと描き出されているからだと思う。 またエルメスが描き手に望んだことは「馬に乗れて、馬が描ける人」だったそうで、馬車の歴史とともにあったエルメスらしいエピソードもおもしろかった。 その分竹宮先生のプレッシャーは半端なかったろうなとも思いつつ。
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エルメス直々に頼まれて描いたらしい漫画。漫画なのですんなり入っちゃうんだけどこの人らしくない漫画だなあとも思える。クライアントが居るから仕方がないのか。
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