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風の谷のナウシカ(ワイド版)(3) の商品レビュー

4.3

46件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

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2024/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アスベルがユパに語るペジテ市の巨神兵。クシャナに見抜かれていたクロトワ。人工的な枯れた森と腐海から遠い場所の瘴気。ナウシカに似た雰囲気を持つ「森の人」。土鬼の皇弟ミラルパは「青き衣の者」をつみとれと命ずる。ナウシカの不思議な魅力はクロトワでさえも心ならず心配して走り回らせる。クシャナに捕虜の解放を求めるナウシカ。ナウシカを必死で守るテトとカイ…。

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2023/11/09

第2巻までで映画で描かれていた部分がほぼ終わり、この巻からは、漫画版オリジナルの内容になっていく。皇弟の降り立った前線に、クシャナとナウシカが駆ける。

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2023/10/16

「マニ族の僧正に、失われた大地との絆を結ぶ「青き衣の伝説」の実現だと 予言されたナウシカは、再び戦役に参戦。一方、王蟲の大群は南へと向かう。大海嘯を予感したナウシカはそれを追うのだが…。」

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2023/09/26

1度読んでも3割くらいしかわからない。 何度かナウシカのチコの実口移し場面と毒に侵された血を口で吸い取る場面が出てくる。 感染症を経た現代では口でやりとりするなど想像つかないから変な目で見てしまったところがあるが、戦地ではそれが効率的なのだと思った。 生き残った幼児2人と、毒に侵...

1度読んでも3割くらいしかわからない。 何度かナウシカのチコの実口移し場面と毒に侵された血を口で吸い取る場面が出てくる。 感染症を経た現代では口でやりとりするなど想像つかないから変な目で見てしまったところがあるが、戦地ではそれが効率的なのだと思った。 生き残った幼児2人と、毒に侵された青年を助ける場面だ。 これが戦場だ、子ども2人助けたところで変わらないというようなことを言う場面が辛かった。 絶望の中でもクシャナと協力して戦うナウシカ。 そしてナウシカの力で回復する命。 また読み返して色々わかるんだろう。 鳥みたいなのに馬と呼ばれるカイちゃん。瀕死からナウシカを連れて逃げて偉すぎた。

Posted byブクログ

2023/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 マニ族の僧正に、失われた大地との絆を結ぶ「青き衣の伝説」の実現だと予言されたナウシカは、再び戦役に参戦。一方、王蟲の大群は南へと向かう。大海嘯を予感したナウシカはそれを追うのだが…。 ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。

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2022/11/19
  • ネタバレ

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カイが死んでしまった… 戦争という醜い行いが嫌い。 どこかで読んだ、宮崎駿が『人間なんて滅びればいい』的な発言、本当にそう思う。漫画でも現実世界でも。誰のものでもない土地を血眼になって奪い合って、関係のない動植物を散々利用して殺す、いつまで経っても愚かで傲慢な人間。

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2022/10/16

宮崎駿著『風の谷のナウシカ3(アニメージュコミックス. ワイド判)』(徳間書店) 1985.1発行 2017.1.15読了  土鬼の聖都シュワに眠る旧時代の技を用いて蟲や森を戦争に利用していることが判明し、ユパやアスベルもナウシカがいる南へと向かう。その頃、ナウシカは南進を続け...

宮崎駿著『風の谷のナウシカ3(アニメージュコミックス. ワイド判)』(徳間書店) 1985.1発行 2017.1.15読了  土鬼の聖都シュワに眠る旧時代の技を用いて蟲や森を戦争に利用していることが判明し、ユパやアスベルもナウシカがいる南へと向かう。その頃、ナウシカは南進を続ける途中で、土鬼の捕虜釈放を条件に第三軍主力の脱出のための戦闘に参加する羽目に。3巻目は何といっても、このトルメキアの奇襲攻撃シーンが圧巻だ。ナウシカの葛藤とは裏腹に、ナウシカはどんどん戦争に巻き込まれていき、必要に迫られて土鬼人まで殺してしまう。土鬼人を救うために土鬼人を殺すという矛盾した行動に、自分がナウシカの立場だったら、精神が崩壊してしまいそうだ。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000002371750

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2021/07/31

庵野秀明さんによると「宮さんの作品は絵コンテ段階が最も(宮さんの)理想に近い」という(「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」より)。映画製作では完成に近づくほどにその純度が下がる宿命にあると。 そういう意味では本シリーズは宮崎駿さんの最高純度作品と言える。ナウシカから始ま...

庵野秀明さんによると「宮さんの作品は絵コンテ段階が最も(宮さんの)理想に近い」という(「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」より)。映画製作では完成に近づくほどにその純度が下がる宿命にあると。 そういう意味では本シリーズは宮崎駿さんの最高純度作品と言える。ナウシカから始まるジブリ作品に登場する躍動感あるキャラクターの原型もたくさん登場する。まったく古くならないマスターピース。

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2021/07/14
  • ネタバレ

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 戦場の最前線をこれでもかと描く第3巻。トルメキア軍で人望の厚いクシャナは本国の兄皇子たちに裏切られていると知り、敵地にいる配下の連隊と合流しようとする。その過程で繰り広げられる凄まじい殺戮。参謀のクロトワは「ナウシカよく見ておけ これが戦場だ」と言い放つ。そのナウシカもまた不思議な力でトルメキアの兵士たちの信望を集めつつあり、クシャナは彼女を”戦友”と呼ぶようになる。  映画のような単なる悪役にとどまらないクシャナの魅力が炸裂。彼女の率いる騎馬隊と共にナウシカが出陣する土鬼との激戦は何度読み返しても血沸き肉躍るが、同時に戦争の悲惨さ、他国を侵略する人間の愚かしさもしっかりと描かれている。

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2021/04/29

「ナウシカ」の読み直しを再開する。間が空いても申し訳ない。これは思ったよりもしんどい作業なのだ。 ちょっと前巻を思い出して欲しい。土鬼(トルク)軍の辺境のマニ族の僧正は言った。「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」「(その者は)そなたたちを、青き清浄の地へみちびく」だ...

「ナウシカ」の読み直しを再開する。間が空いても申し訳ない。これは思ったよりもしんどい作業なのだ。 ちょっと前巻を思い出して欲しい。土鬼(トルク)軍の辺境のマニ族の僧正は言った。「その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし」「(その者は)そなたたちを、青き清浄の地へみちびく」だろうと。腐海は、この時代、全人類にかけられた呪(のろ)いである。そこから救う救世主に、果たしてナウシカはなるのか? その「問い」が、全巻を通じて囁き続けている。それが「ナウシカ」である。第3巻は、「指輪物語」における黒門の戦いのような厳しい 戦争場面が続く。映画や「英雄物語」ならば、これ以上にないスペクタルシーンであり、聞き手を惹きつける山場ではあるが、宮崎駿の手描き感溢れる絵柄からは、かえってどんどん悲惨さが増してゆく。爆薬で飛び散る肉体の描写。のちに「もののけ姫」でも一部描いたが、その比ではない。ナウシカは、その戦いに間接的に責任を負ってしまう。 伝説の勇者ユパには、この預言を確かめる役割を与えられ、暫くは「森の人」の秘密と付き合う。 一般的には、まだラストに向かうための「繋ぎ」の役割しか持たない第3巻ではあるが、今回再読して重要なことに幾つか気がついた。 ひとつは、一巻目で明らかにされていた「トルメキア戦役戦線地図」がさらに拡大されたのである。これがもしかして、人類に残された最後の「ヒトが住める土地」なのだとしたら、なんと狭いことか!地球(だとしたら、ではあるが)の中では、ほとんど猫の額(ひたい)だ。それを2つの大国が共存するのではなく、激しい戦闘で殺し合う。なんという愚かなことなのか?と、神の眼を持っている私たちにはそう見えるのではあるが、トルメキア王国も土鬼諸侯国もそうではないのだろう。 ひとつは、ナウシカと同じ雰囲気を持つ「森の人」の存在だ。 「蟲使いの祖にして、最も高貴な地の一族。火を捨て、人界を嫌い、腐海の奥深く棲まう者。蟲の腸をまとい、卵を食し、体液を泡として住まう」。それは一巻目のナウシカの未来の姿なのかもしれない。しかし、3巻目で出てきたということは、これが作品のゴールではないということだ。 その他、皇弟ミラルパの本格的登場、悲しいカイ(馬の機能をもち、鳥の顔持つ機動動物)の最期、等々注目すべき場面・設定がいくつもあった。

Posted byブクログ