どろろ 手塚治虫傑作選集(3) の商品レビュー
完結。どうして完結かしら、でも、盲人のひとが、中盤で語っていたように、百鬼丸の幸せは、そう、体が全部戻ってから始まるわけではなかったのかもしれない。 だからこのラスト、だからこのラスト。
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夫の実家への盆帰省中に読破。義父の書庫に手塚治虫作品の蔵書があり、夫にすすめられて読み始めたら…さすが手塚治虫、内容が深い!百鬼丸やどろろの心情に、何度も胸を打たれた。終わりが消化不良…と思ったら、打ち切りになっていたとは。しかしどろろのその後を描いた続編が出ているとか。また読まねば!ちなみに、小5の息子にもすすめてみたら、瞬く間にハマった様子で読みふけっていた。あきらめずに生きていくことの素晴らしさを、この作品を通じて知ってもらえたらいいなぁと。
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今でこそ名作のひとつに挙げられることの多い「どろろ」も、連載中は暗く陰惨な内容が読者に受け入れられず打ち切りの憂き目に会っていたそうな。今読み返すと、「ばんもんの章」(ベルリンの壁や板門店に対する風刺)に代表されるように反戦色の強い一面も見て取れます。 ラストのどろろ号泣から別...
今でこそ名作のひとつに挙げられることの多い「どろろ」も、連載中は暗く陰惨な内容が読者に受け入れられず打ち切りの憂き目に会っていたそうな。今読み返すと、「ばんもんの章」(ベルリンの壁や板門店に対する風刺)に代表されるように反戦色の強い一面も見て取れます。 ラストのどろろ号泣から別れに至る一連のくだりはかなりの名シーン。ニヒルな百鬼丸の性格や容姿は、そのままブラック・ジャックに受け継がれています。
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映画化されるということで読んでみました。百鬼丸は妖怪と戦い奪われた自分の体48ヶ所を元に戻そうとしています。百鬼丸とどろろは時々別れようとしますが、結局また一緒に旅をしていました。ですが、最後は別々の道を歩む事に。終わり方がなんかいまいちです。
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