銀河鉄道999(19) の商品レビュー
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1999年刊行。 ●第1話 蟷螂の斧、修羅の涙1 ●第2話 蟷螂の斧、修羅の涙2 ●第3話 惑星アフロダイテ ●第4話 プラズマ伝説(レジェンド)1 ●第5話 プラズマ伝説(レジェンド)2 ●第6話 惑星大アマゾン・命の讃歌
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ダークイーンの一部が登場したが、その禍々しさよりもナグロムジュニアの散り様が印象に残った。 いわゆる脇役、ヤラレ役として登場した彼だが、子孫に戦う意志を伝えるため、圧倒的な強さを誇るダークイーンに挑んだ勇姿に泣かされる。 ナグロムジュニアをハーロックやエメラルダスと同じくらいに尊敬している人だと涙を流す鉄郎にもまた泣かされてしまった。 また宇宙から見れば畏怖すべき存在であるダークイーンにも孤独を感じる心があり、涙を流せることに衝撃を受けてしまった。 勝者が必ずしも強者ではないことを改めて考えさせられる巻だった。
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999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図...
999に限らず、松本零士作品は漫画であると同時に詩です。それを僕はよく思います。999のテーマは人間の限りある命の美しさ。鉄郎の逞しさとメーテルの優しさに憧れて、そして独特の世界観やひとつひとつの物語の儚さが好きで、僕は中学時代かなり熱中して999を読んだものです(当時、地元の図書館が試験的に漫画を貸し出すようになって、そこで借りたのが999だったんですよね)。 「旅はまだ続く」という一文で終わった999が本当に連載を再会したときの驚きったらありゃしません。
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