家栽の人(1) の商品レビュー
中学生の時に先生に勧められ全巻読みました。家裁判事が主人公ですが、不登校、引きこもり、離婚、家庭崩壊、10代の妊娠、夫婦不和、全ての問題を暖かい人間の判事からみた漫画です。全世代お勧めの漫画です。
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刑事ものや裁判ものは日本にも外国にもたくさんの作品があり,映画にもなっているものもありますが,この家裁の人は以前ドラマで放送されたことはありますがその後あまり脚光をあびていません。 しかし,今の時代,少年非行,虐待など青少年に関する問題を一早くから取り上げ,青少年の成長,家族の...
刑事ものや裁判ものは日本にも外国にもたくさんの作品があり,映画にもなっているものもありますが,この家裁の人は以前ドラマで放送されたことはありますがその後あまり脚光をあびていません。 しかし,今の時代,少年非行,虐待など青少年に関する問題を一早くから取り上げ,青少年の成長,家族の絆などまさに今,我々が直面している課題にたいして,桑田判事は植物の成長と関連させ,じっくりと更生を信じて待つ姿勢は感動できます。 いろいろな課題をすぐにでも解決したいと思う気持ちが強すぎて,子どもたちの成長がじっくりと待てない世の中。そんな社会で弱者の子どもたちは,暖かい大人のまなざしが必要と感じる一冊です。 桑田判事は,どんな人にも対しても,じっくりと話を聞きます。そんな判事を信じ,ぽそりぽそりと自分の王たちを語る母親。虐待する母親も本当は,ある意味で今の社会の中で生きにくい状況にあって頑張っている。そんな一面に植物の話をもって,諭していく桑田判事の語りがこの物語のまさに,真髄。 これは,法律関係の仕事の人より,親として教師として,福祉の仕事など人とかかわる仕事をしている人にお勧めです。
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読んでるうちに、押し付けるでもなく放っておくでもなく、程良く自分を見てくれる人が欲しくなった(*´・ω・) たまに出てくる植物雑学も結構面白い! 結構固くならずに気分良く読める感じだったー
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人間の心の機微を丁寧に描いた作品。 一話一話が深くて、時に心温まり、時に深く考えさせられます。
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学部生の頃、コレを読んで調査官とか法務教官とかになりたいな~ なんて思いました。 今でも、法と心理学の世界は興味深いです。 恩師の影響大ですけども。
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家裁、すなわち家庭裁判所では少年犯罪が審理される。この作品は家裁判事である桑田義雄という人物を主人公にして家庭裁判所という舞台に登場するさまざまな少年たちと桑田判事との出会いを綴った作品である。「おっ、題名にある家裁のサイの字がまちがっとるばい。」というご指摘もあろうかと思うが...
家裁、すなわち家庭裁判所では少年犯罪が審理される。この作品は家裁判事である桑田義雄という人物を主人公にして家庭裁判所という舞台に登場するさまざまな少年たちと桑田判事との出会いを綴った作品である。「おっ、題名にある家裁のサイの字がまちがっとるばい。」というご指摘もあろうかと思うが、これでいいのだ。主人公の桑田判事はいつも植物の世話ばかりしている何となくぼーっとした判事である。そして彼の少年の非行に対する取り組みも植物の世話とよく似ている。「育てなければ…毎日愛して、そこから始めませんか」と言う桑田判事の語りかけは家裁は裁くところではなく栽(そだ)てるところだというこの作品の底流に流れている。だから〈栽〉の字でいいのである。 扱われている素材は少年の非行である。教育の現場(学校やら家庭)が切り捨ててしまった少年少女たちの傷をそのまま受け入れ、自分の力で育っていけるように桑田判事は彼らに接していくのである。 東京第二弁護士会の山崎司平氏が監修しているので、事例はおおむね実際の事件に基づいているのかもしれない。それだけのリアリティがあるし、法律的なバックグラウンドも確かである。きびしい状態に置かれた子どもたちを我々はどう理解しているのか、を具体的な事件を素材に見つめてみることは必要ではないだろうか。特に法律の世界は無視し、教育の理念も省みずに子どもを切り捨てている教育現場の人間にはぜひとも読んでほしい作品である。また、第十三巻から十五巻はあの福岡でおきた生き埋め体罰事件をモチーフとして描かれている。全十五巻のうち三巻を費やして語らなければならないほど、あの事件は桑田判事にとっても重たい事件であったのだろう。それに対して福岡の教員は答えを出したのだろうか。三越三郎というどこかで聞いたような名前の博多弁をしゃべる弁護士も登場する。さあ、あなたも姿と名前を変えて出ているかもしれないよ。 ◎実は荒れている少年たちに読ませたい。 ★★★★★(これは特上五つ星)
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この漫画は何回も読み返しました。 やさしさや厳しさっていうものを キチンとタイミングを見計らってあげないと 人間はちゃんと成長しないんですね。 植物に水を与えるように。
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主人公の家庭裁判所裁判官「桑田義雄」の犯罪を犯した少年たちに対する目は、厳しくそして温かい。 巻が進むほど話が重く、深くなり、読む人に考えさせるようになる。
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とても不思議な雰囲気を持った物語です。 植物好きの家庭裁判所判事さんが主人公。 力まず、押しつけず、優しく、そして厳しい。 エピソードの一つ一つが珠玉の味わい。 大好きな漫画のひとつです。 全15巻。
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後半不作(?)の回もありましたが、良い作品です。家裁という比較的地味な設定ですが、それが為に登場人物の人間くささが秀逸です。記憶に残るフレーズをひとつ。 心配を掛けたくないというおもいやりのつもりで仕事でのいや話を全く家でせず、でも不機嫌で無口になる夫。不機嫌のわけが判らず戸惑う...
後半不作(?)の回もありましたが、良い作品です。家裁という比較的地味な設定ですが、それが為に登場人物の人間くささが秀逸です。記憶に残るフレーズをひとつ。 心配を掛けたくないというおもいやりのつもりで仕事でのいや話を全く家でせず、でも不機嫌で無口になる夫。不機嫌のわけが判らず戸惑う妻。離婚調停を申し出た妻に対して、投げやりになる夫。判事が、夫に対して・・・「(自分(夫)の苦痛を心配させないようにと妻に伝えないこと)それは、おもいやりではなく、思い上がりだ」といって夫を諭します。<要約へたくそですみません。作品はとても素晴らしいです。>「おもいやり」と「おもいあがり」。私自身、おもいあたることがあり、10年以上たったいまでも、こころにのこっています。
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