カムイ伝(文庫定価629円版)(1) の商品レビュー
「うまれても非人の子じゃ。」 (わしらはなんのためにこの世にうまれてくるんじゃ!?) オオカミの生態について多くのページが割かれ、中盤になってやっとカムイが出てくるという最近の商業漫画じゃ絶対にできないような構成が新鮮だった。 オオカミの差別構造は人間と似ていながら別物という対...
「うまれても非人の子じゃ。」 (わしらはなんのためにこの世にうまれてくるんじゃ!?) オオカミの生態について多くのページが割かれ、中盤になってやっとカムイが出てくるという最近の商業漫画じゃ絶対にできないような構成が新鮮だった。 オオカミの差別構造は人間と似ていながら別物という対比なのだろう。 絵柄が好み。支配者は悪そうに、虐げられる側は優しそうに描かれていて可哀想な方に愛着が湧く。 でも当時に生きていたらこういう価値観に取り込まれていたのかもと想像すると怖い。身分制度がなくなった今も支配構造が消えたわけではないけど。 カムイは最下層にあっても超然としておりヒーローたる風格を備えている。 竜之進は武家の子だが傷付けられてもいる。これ闇堕ちしない? カムイを名付けた大男はこの先ストーリーに関わってくるのだろうか?
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全12巻、波のように繰り返される壮大な抵抗とたたかいの物語り、決して霧は晴れず先は見通せない。たたかいの渦中にいる正助、霧の切れ間に暗躍するカムイ。物語りは、今も続いているように思う。
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全15巻を興奮しながら読み終えた。 江戸時代初期の身分制の中、支配される側からの物語が圧倒的な迫力で書かれている。 時代モノは大半が支配階級である武士から見た史観になるため、被支配者側をテーマにしたものは少数だ。物語は並行して自然界の摂理が書かれ、喰う・喰われる関係が、搾取する・...
全15巻を興奮しながら読み終えた。 江戸時代初期の身分制の中、支配される側からの物語が圧倒的な迫力で書かれている。 時代モノは大半が支配階級である武士から見た史観になるため、被支配者側をテーマにしたものは少数だ。物語は並行して自然界の摂理が書かれ、喰う・喰われる関係が、搾取する・搾取される関係と比肩されるように印象づけられている。 巻末に『ヴィジュアルは映画を凌ぎ、ストーリーは小説を超えた。』と書かれているが、まさに圧巻の作品でした。
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いや、ついに読み始めましたですよ「カムイ伝」。なんといいますか、日本式カースト制度のきっつい状況に暗澹たる思いを抱きながら、時折差し挟まれる長文の解説にも圧倒されるワタクシであります。白い狼の行く末が一番気になりますなあ。
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無事に読了。。。 今読んでみると色々新たに考えさせられることがあり、新発見でした。 でも、まさに今の世の中、、やな。。。 太古の昔より、世の中は変わっていないということが実感できる一冊でした。 おすすめです。 寝しなにふとんで読むと、寝入りのタイミングをはずしてしまうので、要...
無事に読了。。。 今読んでみると色々新たに考えさせられることがあり、新発見でした。 でも、まさに今の世の中、、やな。。。 太古の昔より、世の中は変わっていないということが実感できる一冊でした。 おすすめです。 寝しなにふとんで読むと、寝入りのタイミングをはずしてしまうので、要注意です。 http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-19.html
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生き生きした動物の描写に感動。 あんまり長いので、詳しい話は忘れました。 煮えたぎった鉄だか鉛だかを飲んで自決するシーンは凄まじかったですが。
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全15巻。 忍者劇画の古典。 非人のカムイは強さと自由に憧れ、忍びの世界に入るが、そこはそれまでにもまして自由の許されぬ厳しい掟に縛られた世界だった。 抜け忍となったカムイは・・ フフフ。後を取ったぞ・・・
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初めて読んだ時は小学生で、とても衝撃を受けたのを覚えています 世の不条理、抗い、強くなろうとする気持ち とても長い話なのに、一気にハマって読んでしまいます
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身分制度の中で非人・農民の関係性を明らかにしつつ、彼らの視点から自由を求める人々の姿を描く視点がいい。解説が多くやや読みにくいけれど、その分読み応えはがっちりある。
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第1部・正助、外伝・カムイ、第2部・竜之進を主人公に配し描く、一大時代ドラマ。 権力とはなにか?熱いマンガです。 (第1部オススメ!)
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