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きりひと讃歌(小学館文庫版)(1) の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2025/02/17

このマンガの巻末には「権力とはなにか」という養老先生のエッセイが載っている。『きりひと讃歌』はある種の権力批判だが、じつは手塚自身がひとつの権力ではないか。作品論という形をとりながら手塚治虫を批判した挑戦的な解説。なお、このエッセイは『神様手塚を読む』(小学館文庫)にも収録されて...

このマンガの巻末には「権力とはなにか」という養老先生のエッセイが載っている。『きりひと讃歌』はある種の権力批判だが、じつは手塚自身がひとつの権力ではないか。作品論という形をとりながら手塚治虫を批判した挑戦的な解説。なお、このエッセイは『神様手塚を読む』(小学館文庫)にも収録されている。

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2021/02/16

2021年2月14日、全3巻読了。 全く内容を知らずに読んだ。 この内容でこの短さにまとめるのはすごいなあと思った。大人な部分は小学生くらいだったらピンと来ないかもしれないけど、そこはわからなくても大丈夫かな。 思ったより大人向けの漫画だったので読みやすく、考えさせられた。手塚...

2021年2月14日、全3巻読了。 全く内容を知らずに読んだ。 この内容でこの短さにまとめるのはすごいなあと思った。大人な部分は小学生くらいだったらピンと来ないかもしれないけど、そこはわからなくても大丈夫かな。 思ったより大人向けの漫画だったので読みやすく、考えさせられた。手塚治虫先生は医師でもあることを考えると、余計。

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2018/03/14

久しぶりに手塚治虫のマンガを読んだ。 医学博士でもある手塚治虫にしか書けないようなマンガである。 まず、ストーリーが面白い。自己の利益のために他人を利用する老害たち。若者にも打算や嫉妬はもちろんある。しかし、老害たちの狡猾さに比べれば、若者は医者としての正義感と理性に突き動かされ...

久しぶりに手塚治虫のマンガを読んだ。 医学博士でもある手塚治虫にしか書けないようなマンガである。 まず、ストーリーが面白い。自己の利益のために他人を利用する老害たち。若者にも打算や嫉妬はもちろんある。しかし、老害たちの狡猾さに比べれば、若者は医者としての正義感と理性に突き動かされている。 本作の根底にあるのはキリスト教だ。主人公の桐人はキリストから取っている。 手塚治虫の『ブッダ』を以前読んだ。仏教に対する造詣が特段に深いという印象は持たなかった。またブッダの画が仏像的で違和感を持った。 本作は『ブッダ』の前なのか後なのかは知らない。 しかし、人間の業を手塚治虫が得意な医学の世界で描いた本作の方が成功しているように思う。 あとがきは養老孟司氏。このあとがきがまた深い。

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2018/01/13

金魚のウンコのように 大名行列 白い巨塔 つまるところ一種のホルモン失調か? 先祖返り おさない小山内桐人きりひと 阿波 徳島県 迷惑千万 陰惨 因習に縛られて 検閲 アナクロニズムも甚だしい場所 万難を排して南アフリカ連邦ヨハネスバーグ 手向けたむけ 無知蒙昧な ゴルゴタの丘 ...

金魚のウンコのように 大名行列 白い巨塔 つまるところ一種のホルモン失調か? 先祖返り おさない小山内桐人きりひと 阿波 徳島県 迷惑千万 陰惨 因習に縛られて 検閲 アナクロニズムも甚だしい場所 万難を排して南アフリカ連邦ヨハネスバーグ 手向けたむけ 無知蒙昧な ゴルゴタの丘 酒池肉林の宴 めす牝 おす牡 老婆心 台北 高雄 人間以下なら何をやったって天下御免さ 養老孟司 荒唐無稽 現実を照射するように 寄贈 キリストの名を踏んでいる しゅうどうに修道尼 モンモウ病 占部うらべ 竜ヶ浦 特異な風土病 微粒元素による中毒 医療ヒューマニズム 典型的に古典的なもの あからさまに既成の年配者を自分が否定していることに、手塚治虫自身は気づいていたのであろうか 全共闘運動を引き起こした精神構造と連動していることは明らかであろう 患者は個人性と資料性の両面を持つ

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2016/01/17

第1巻。面白い。 巻末のエッセイは,2巻以降の内容に触れているので,全巻読み終わってから読んだ方がよい。エッセイの内容もピンぼけしている。

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2014/07/09

薬害エイズ訴訟を予言するかのような作品。いや、この手の腐敗構造は昔からあったのだろうな、きっと・・・。

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2014/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医学部出身の手塚さんが描く医療まんが。 ブラックジャックと違って、長編のストーリーです。 人間が犬のような姿に変化し死に至る「モンモウ病」の研究をしていた医師の小山内桐人さんは、ボスで日本医師会の会長職を目指す竜ヶ浦医師の陰謀で、その病に罹患させられ、医局から籍を削られます。 自分自身が研究資料になってしまった小山内さんは、患者たちの苦しみを自らの身に受け、見世物として台湾に運ばれます。 社会ってのは、いろんなドス黒い人間関係と欲の絡み合いでできてるんだな~って感じ。 欲がなさすぎる人間もつまらないかもだけど、欲のためなら他人を踏み潰しても何とも思わない人とは関わりたくないなぁ…。 手塚さんのお話は、ちょっと大人向けの本のほうが面白いね♪

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2013/12/06

モンモウ病を発生させた村が何とも日本的な不気味さである。 白い巨塔は未読であるが医療会の名誉と権力は生物の業のようなもの…とでも手塚氏は考えておられたのかは定かではない。

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2013/09/04

モンモウ病。病院内で蠢く、欲、権力、陰謀・・・・。真向から病に挑む桐人に対して、生々しいほど人間的な占部。レイプ、人身売買、見世物・・・ダークだ。巻末の養老氏のエッセイはネタバレ注意。

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2013/07/07

「白い巨塔」と同じく医学界における権力闘争を描いた作品。 しかし、主人公・小山内が数奇な運命を辿る原因となる奇病・モンモウ病にかかり、犬のような風貌になり、「人間の尊厳」を失い絶望し、そして再生していく過程、舞台が台湾まで及ぶ辺り、スケールの大きな作品となっています。 ……が正直...

「白い巨塔」と同じく医学界における権力闘争を描いた作品。 しかし、主人公・小山内が数奇な運命を辿る原因となる奇病・モンモウ病にかかり、犬のような風貌になり、「人間の尊厳」を失い絶望し、そして再生していく過程、舞台が台湾まで及ぶ辺り、スケールの大きな作品となっています。 ……が正直、あまりに重すぎる内容なので通して読んだ回数は少ない作品。 暗いシーンも多く、小山内の心の支えになる女性が数人亡くなるのですが、なかでも煮えたぎった油の入った巨大な鍋にてんぷらの衣でからだを包んで飛び込み、揚がったてんぷらの中から生還するという芸を持つ女性・麗花が失敗し、炭になってしまうシーンなどは衝撃的でした。

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