あぶない丘の家(文庫版) の商品レビュー
神社の北側にある真比古の家に、次々と異変が! しかも安曇兄ちゃんが変! この作品は、オカルト? SF? ファンタジー? 歴史もの? ジャンルはわけ分からないけれど、真比古の一本気、兄ちゃんのふざけてる反面の頼もしさ、律子ちゃんの大らかさ、どのキャラも愛すべき人たちですね。
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両親を事故で亡くした平羅坂真比古(ひらさか・まひこ)と兄の安曇(あずみ)は、二人で暮らしています。ところが、彼らの暮らす家に奇妙な出来事が起こるようになり、神社の神主である坂上という老人から、その家の下に宇宙からやってきた隕石が埋まっていることが語られます。やがて、マヒコの目の前...
両親を事故で亡くした平羅坂真比古(ひらさか・まひこ)と兄の安曇(あずみ)は、二人で暮らしています。ところが、彼らの暮らす家に奇妙な出来事が起こるようになり、神社の神主である坂上という老人から、その家の下に宇宙からやってきた隕石が埋まっていることが語られます。やがて、マヒコの目の前に女の幽霊がすがたを現わすようになり、さらにアズミの意外な正体までもが明らかになっていきます。 ほかに、マヒコが源頼朝と義経のきょうだいをめぐる歴史的事件の場面にタイム・スリップする話や、未来からやってきたジーンという少年を拾う話などが収録されています。 著者の作品は、緊密なストーリー構成をもつものが多いのですが、本作は前編を通して一貫したテーマがあるわけではなく、コミカルな作風になっています。
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宝塚のポーの一族観てきまして。 やはり萩尾望都はすげーや、と思い、これまでトーマとポーと、初期短編しか読んだことなかったので、図書館で借りてきました。 後期の絵ってあまり好きでない・・・と思っていたのですが、1994年でこれはすごいや、やはり。 後書きの森博嗣の言っていることは...
宝塚のポーの一族観てきまして。 やはり萩尾望都はすげーや、と思い、これまでトーマとポーと、初期短編しか読んだことなかったので、図書館で借りてきました。 後期の絵ってあまり好きでない・・・と思っていたのですが、1994年でこれはすごいや、やはり。 後書きの森博嗣の言っていることは、大体全部正しい。 静姉さんが面白かったです。あとジーンとミイの最後のコマがとても美しい。 それと思ったのですが、RDGの姫神の感覚に似ているなあ、と。エヒメもそうですが、2度目の未来とか・・・、やはり全ての始まりは萩尾望都だったか、と勝手に思うのでした。
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マヒコと変わり者のアズにいちゃんのシリーズ。 これ好きだなー! 怨霊が出たかと思いきや頼朝と義経の時代物観戦、未来人までやってくるというこのバラエティ。良い。
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これが絶大なる人気のある萩尾ワールドなのか?なんやねんと思いながら読んだ。けれどもアズ兄ちゃんがなんか変なのに情があって好きだ。
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現代(といっても10年以上前?)の不思議な兄弟が 時空を超えて、源頼朝、義経の時代に行くお話で 『黄蝶舞う』と合わせて、源家のこと、少し分かってきたのと 萩尾望都さんの頼朝・義経の確執に対する納め方というかなんというか 切なくって、なんか泣きそうになっちゃった
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絵柄がどうかなーと思いながら読み始めたが、意外や意外、この絵柄がよかったのだ。 お気に入りはミイ。(この作中では比較的)大人っぽい外見の中に見える子供っぽさ。 「あぶないアズにいちゃん」 黒い石と兄の来歴に翻弄される弟。 「あぶないシンデレラ」 学園祭と隣家の騒動がリンクする。 「あぶない壇ノ浦」 タイムスリップして頼朝と義経の確執を見届ける。 一見学習漫画みたいだが、入り込んでしまう。 「あぶない未来少年」 隕石ネメシスにより崩壊した未来からきた少年ジーン。 @ 2012年4月初読。 2021年10月再読。 「月刊ASUKAファンタジーDX」という掲載誌に合わせたものなのか、そういう時代だったのか、お気楽というかコミカルというか。 全4話中、2話以降はマヒコが観測者に後退するあたり、「学校怪談」や「死人の声をきくがよい」を連想。 「あぶない壇ノ浦」では苦さも含めて那須正幹「ズッコケ時間漂流記」の平賀源内を思い出したり。 ・あぶないアズにいちゃん 123p ・あぶないシンデレラ 62p ・あぶない壇ノ浦 187p ・あぶない未来少年170 p ・エッセイ―優しい神に支配されて:森博嗣(作家) 7p
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「あぶない未来少年」の結末に号泣。 そこがジーンのためだけに作られたロボットの世界だと知り、 そこでなみだするジーン。 嫌悪していたロボットこそが、 そんな優しい気持ちを育ててくれたのだと。 それに気付いた一瞬が、あまりにも胸に迫る。
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本編も確かに面白いのだけど、最後の森博嗣先生のエッセイも笑いながら読んでしまった。 こんなに愛される作家って素晴らしいと思う。 本編では、本当に多彩な分野の知識が詰まっていて、それもただ知識を並べているだけじゃなくて、その中にある心情を解りやすく描いている。 萩尾作品はいつも心情...
本編も確かに面白いのだけど、最後の森博嗣先生のエッセイも笑いながら読んでしまった。 こんなに愛される作家って素晴らしいと思う。 本編では、本当に多彩な分野の知識が詰まっていて、それもただ知識を並べているだけじゃなくて、その中にある心情を解りやすく描いている。 萩尾作品はいつも心情があふれ出るように流れている。 そこが好きだ。
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やっぱり構成力がすごい。主人公のまわりでちょっと(?)不思議なことが起こる。各話毎に歴史だったり時間旅行だったりテーマ様々に一気に読ませる面白さ。
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