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ラヴァーズ・キス(文庫版) の商品レビュー

4.1

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2010/11/30

江ノ島あたりに住んでる6人の高校生の物語。 恋愛あり、ホモありレズありの泥沼っぽいけど意外とあっさりな印象。

Posted byブクログ

2010/11/12

ものすごく大好きな作品。 boy meets girl、boy meets boy、girl meets girl。 同じ時間を別の視点から切り取ることにより、複雑な心の綾を描いてる。 せつなさだけが心を磨くなぁ、としみじみした。

Posted byブクログ

2010/09/22

「出会ってしまった」6人のそれぞれの想いを描いた連作短編集。 ひとつの季節を、6人それぞれの視点から描き、全ての話がひとつの終結(始点でもある)に繋がっていくので、最初から最後まで通して読むと、また最初から読み返したくなる作品。 男女の恋愛、女子同士、男子同士の報われない...

「出会ってしまった」6人のそれぞれの想いを描いた連作短編集。 ひとつの季節を、6人それぞれの視点から描き、全ての話がひとつの終結(始点でもある)に繋がっていくので、最初から最後まで通して読むと、また最初から読み返したくなる作品。 男女の恋愛、女子同士、男子同士の報われない切ない恋愛。家族関係、姉妹関係の問題。 美樹さんの 「あたしはあたしの家族が好きだよ でもだからってずっとあそこにいたいとは思わない 家族だからたまらないこともあるんだよ」 という重い、重い一言。 きっと皆が心のどこかで思っていても、口に出さないようなことを、さらっと書いてしまうところが、作家の才能を感じさせます。 「あたし、彼女に出会ってしまった」 そう言った美樹さんの横顔はとても美しい。 「あの人に、会ってしまった」 そういうふうに言えるほどの出会いを経験したことがある人は、幸福なんじゃないか、と思わせてくれる。 たとえその出会いが、報われても、報われなかったとしても。 きっと皆、経験を積むに連れ、色々な人を忘れていくんだろうけれど、「出会ってしまった」と感じる人のことは、きっとずっと忘れないんだろう、と思う。 「櫻の園」は永遠の乙女の聖書ですが、「ラヴァーズ・キス」は、もう少しほろ苦い、少し大人向けの青春漫画です。

Posted byブクログ

2010/07/10

題名のわきにこそっと、 boy meets girl boy meets boy girl meets girl ってありますね。 そういう感じ。 * じつに好きですが。 思っていた以上に素直な少女マンガ過ぎて不満もあったりする。 重けりゃ良いってのも良くない趣味だと思うけど...

題名のわきにこそっと、 boy meets girl boy meets boy girl meets girl ってありますね。 そういう感じ。 * じつに好きですが。 思っていた以上に素直な少女マンガ過ぎて不満もあったりする。 重けりゃ良いってのも良くない趣味だと思うけど。 重たい秘密を抱えた王子様を取り巻くらぶすとーり、で説明が済んでしまうのはな。 「心理描写が精緻」みたいな褒め方をすれば良いのかもしれないけど。 BANANA FISHなんかと比べても、ストーリーが短いせいか秘密とか過去とかに預けてしまっている感がある。 * にしても、よほど鎌倉好きなんでしょうね、このひと。 嬉しい限りです。 が、わりと古めの「湘南」のイメージって印象も受けたりする。 暴走族とか、海沿いのラブホテルとか。 サーファー多いのはいまもだけど。 ちょっと解らないのは、「浜にいた」の意味は「横浜」だろうか、「海岸」だろうか・・・? 多分「海岸」の意味で使っているのだろうけど。 真夏で海の家が出ている時期でない限り、浜で、もしくは134号線沿いでどんちゃんさわぎ、なんてなかなかないと思うのだけどな・・・ (それは私が高校から東京に離れてしまったからで、 鎌高とか七里とか大船とかいってたらあり得たのか・・・?おおいに疑問。)

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2010/05/01

BANAN FISHの作者による、 鎌倉・湘南を舞台にした高校生達の恋愛ストーリー。 鎌倉の風景と海街の人たちの日常が、ストーリーと絶妙にからみあって切ない。 この作中の藤井朋章は「海街diary」にも登場する。 二作の時間が微妙に重なり合うのを比べて楽しむのもお勧め。

Posted byブクログ

2010/04/19

映画化されています。 映画を先に観た人は、漫画に違和感を覚える。 漫画を先に観た人は、映画を楽しめない(これは漫画の実写化において他作品でもよくある話ですが)。 そんな感じ。 かく言う私は、 映画を観て漫画であるこの原作を知り、購入しました。 映画は好きですが、漫画は…。 その...

映画化されています。 映画を先に観た人は、漫画に違和感を覚える。 漫画を先に観た人は、映画を楽しめない(これは漫画の実写化において他作品でもよくある話ですが)。 そんな感じ。 かく言う私は、 映画を観て漫画であるこの原作を知り、購入しました。 映画は好きですが、漫画は…。 その大きな理由は、映画は季節感と情緒漂う背景の映像込みで好きだったことと、吉田さんの画が個人的に好みではないからです。 古めかしい画です。それはそれで一つの味があって良いのですが、読みすすめていくと、時々登場人物の変に輪郭のひん曲がったコマがあり、そこばかりが気になって一気に萎えてしまいました。残念…。 映画を観たからこそ読んでみようと思った漫画で、映画を観ていなければ手にとることは、まずありません。 蛇足ですが、 漫画【ラヴァーズ・キス】で 一番お気に入りな部分は、 緑基調&江ノ電の 落ち着きを感じさせる表紙です(-_-;)

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2010/09/19

みんな傷ついてる、けどすごく優しい話だと思う。 視点が変わって展開していく構成が上手すぎる・・・! 好きだなあ・・・

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2010/03/23

海街diaryへと続くこの作品。鎌倉を舞台にした、男女の恋愛や進む道を描いています。焦燥感や憂鬱な展開が多いですが、要所で吉田先生の楽しいコメディも含まれており、丁度いいバランスになっています。

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2010/01/11

少女マンガから、すっかり離れてしまった私が 唯一、愛する少女マンガかと。 ちょっと内容はアレがアレで・・・アレ??(笑)

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2009/12/12

鎌倉の県立高校を舞台に繰り広げられる男女六人の恋愛模様。 初読の感想としては、登場人物皆スペック高すぎだし、主要人物六人中四人が同性に対して思慕の情を抱いてるしで、ちょっと入り込めない感じがあったのだが、読み進めてゆくうちに、内面描写の丁寧さと構成の巧みさにすっかりやられてしま...

鎌倉の県立高校を舞台に繰り広げられる男女六人の恋愛模様。 初読の感想としては、登場人物皆スペック高すぎだし、主要人物六人中四人が同性に対して思慕の情を抱いてるしで、ちょっと入り込めない感じがあったのだが、読み進めてゆくうちに、内面描写の丁寧さと構成の巧みさにすっかりやられてしまった。 まず内面描写だが、もはや吉田秋生さんのそれは職人芸の域だ。本当に10代後半から20歳前後の内面の揺れを、モノローグを駆使して見事に浮かび上がらせる。揺れ動き、刻々と変化する思春期の内面の模様を、まるでマーブリングでもするかのように掬い取る、とでも言おうか。 そして、何よりもこの作品を傑作たらしめているのは、視点人物を各話毎に変えていくことで、一つ一つの恋愛上の事件の多面性を暴く構成力の高さである。他にもこうした構成を持つ作品はあるが、ここまでの精度でそれを行った作品はそうそうないだろう。 同作者の「海街diary」もあわせてどうぞ。

Posted byブクログ