ラヴァーズ・キス(文庫版) の商品レビュー
何度読んでも、切ない話(T-T)それにしても複雑な恋愛模様だ(--;) 「すずちゃんの鎌倉さんぽ」借りたので、久しぶりに読んでみた(^^ゞ
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各話の扉絵が好き。オムニバスで、前の話の登場人物が次の話の主人公になって、見えなかった一面を知ったり。当たり前のことなんだけど上手く描かれているなと思うし、吉田秋生さんだからこそとも思う。
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高校の3年間というものは 人生の中で一番美しくもあり醜くもあり綺麗であり汚くもあり純粋であり不純であり いくつもの矛盾と二面性を持った時期だと思う。 あの時期にどんな経験をし何を感じ考え選択したかでその後の人生は大きく変わるのだと当時わからなかったことは今になって身に染みる。 ...
高校の3年間というものは 人生の中で一番美しくもあり醜くもあり綺麗であり汚くもあり純粋であり不純であり いくつもの矛盾と二面性を持った時期だと思う。 あの時期にどんな経験をし何を感じ考え選択したかでその後の人生は大きく変わるのだと当時わからなかったことは今になって身に染みる。 歳を重ねればこの先いくらでも過去は増え懐かしい思い出はできるだろうが高校の3年間というのは遠く神聖な別の記憶の箱にポツンと置かれているいるように思う。 こういう気持ちを呼び起こさせてくれる漫画というのは何年たっても色あせず自分の中の、各々の中の記憶の箱を叩き開かせ優しく時に苦しく一番近いところで寄り添い続けてくれることだろう。 この漫画の最後にある有吉玉青さんのエッセイがとても良かったので少しだけ。 「高校時代というのは、不思議な感触を持って思い出される時代である。 よく、わからないのである。あの時代はなんだったのか、よくわからない。 それはもちろん、どの時代をとってみても、その日々はこのようなものであった、などとまとめることは安易ではない。 けれど、こと高校時代に関しては、像があまりにも不確かで、つかみどころがないのである。 高校時代に残してきた問題は、今なら、さっさとカタをつけることができる。 そして「あの頃は、どうでもいいことで悩んでいた」と言うこともできるだろう。 でも、それは、あの時代に対する冒瀆に違いない。 あの時代は、何だったのか「わからない」、そのままの、いつまでもひきずっていたい、そんなふうに思う。」
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初版1999年、鎌倉舞台の6話。「海街diary」の原点みたいな筋と人物だなあと思って読んでいて、頭に浮かんだのは村上春樹著「色彩を持たない~」。決して意外な取り合わせではないと思う。この6話の構成が面白い。オムニバスとも少し違う、同じ時間の出来事を登場人物を変えて描く手法は新...
初版1999年、鎌倉舞台の6話。「海街diary」の原点みたいな筋と人物だなあと思って読んでいて、頭に浮かんだのは村上春樹著「色彩を持たない~」。決して意外な取り合わせではないと思う。この6話の構成が面白い。オムニバスとも少し違う、同じ時間の出来事を登場人物を変えて描く手法は新鮮。力が無ければできない。★★★評価は、「海街diary」に比べての意味合いも。
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高校生の、いろんな恋愛の、いろんなキス。 キュンとしたり切なかったり。 今話題になっている同著者の『海街diary』と登場人物がちょっぴり被っているので、その違いを楽しむのもいいかも。 (設定は若干違っておりますが)
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同僚の先生から、お薦め頂き拝借。 禁断の恋のオンバレードでした。 で、巻末に掲載されている、有吉玉青によるエッセイにあった一文が妙に納得。 「高校時代というのは、不思議な感触を持って思い出される時代である。 よく、わからないのである。あの時代は何だったのか、よくわからな...
同僚の先生から、お薦め頂き拝借。 禁断の恋のオンバレードでした。 で、巻末に掲載されている、有吉玉青によるエッセイにあった一文が妙に納得。 「高校時代というのは、不思議な感触を持って思い出される時代である。 よく、わからないのである。あの時代は何だったのか、よくわからない。 (中略) こと高校時代に関しては、たとえば、楽しかったのか、といえば、そうでもあったようだし、そうでもなかったようである。では、何かに悩んでいたのかといえば、悩んでいたようだし、そうでもなかったような。そんな具合に、像があまりにも不確かで、つかみどころがないのである。」 僕自身も、高校時代は、よくわからない。 最近、同窓会などで再会して、記憶がなんとなく蘇ってくる感じ。
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月の光が好きなだけにドキッとしました…とても読みやすかったです。鎌倉に行ってこの作品を思うことになるかもしれない好きです!
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朋章君はこっちの方がいいな。 海街の彼は幼すぎかな・・・ ありえない人間関係だけれどかなり好きな話。
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海街から読んでこっちへ 出会ってしまった2人をホームの向こうから見送る高尾くんの涙に一番共感してしまった 夏の湿度と熱さとまわりの音も一緒に伝わるかのようだった
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「櫻の園」と同工異曲の場面があるが、そこでぐっとくる。 決して結ばれない関係なのに、思い思われるということが生む切なさと心地よさがふたりを包む、短い安らぎの時間が。 急接近するわけでもなく、突き飛ばして走り去られるのでもなく、ただほんのしばらく一緒にいる。 342ページにしおりを挟んだ。 妙に顎が長いが。
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