もう一人のマリオネット(文庫版)(3) の商品レビュー

さいとうちほ(著者)

2011/09/09

【３巻】神は失われた記憶を探し二重人格の謎を解くため劇団を解散し失踪する。七生は団員たちと劇団を守ろうとするがライバル（またまた！）の劇団に参加させられ、神の作ったジャンヌ・ダルクの劇の主役を務めることになる。密かに戻った神から１３歳のときの火事で自分は死に、隠されていた双子の弟の健に人格が宿って生きてきたことを七生は告げられる。再び神は姿を消すが、その言葉に従い七生はジャンヌの稽古をしながら彼を信じて待つ…　ジャンヌの代役に立った涼木美砂緒がいい！短い髪に少年のような肢体、真っすぐな眼でジャンヌは「いい役だよ」と言い切り、稽古に全力を尽くす。この作者さんのかわいらしいヒロイン像も好きだけど、凛としてかっこいい女性役に胸が高鳴ってしまう。いやはや。