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カムイ伝 第二部(4) の商品レビュー

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2018/07/12

第四章「念者」(4巻ー6巻)。ここから一挙に舞台は、江戸になる。第二部が、日置から離れた物語であることを、結局強く印象つける章になった。由井正雪の乱、別木庄左衛門の変と、歴史的事実を紹介して、竜之進を巻き込んだ牢人の乱から話を始め、2人の歴史的な人物が登場する。 1人は堀田正俊...

第四章「念者」(4巻ー6巻)。ここから一挙に舞台は、江戸になる。第二部が、日置から離れた物語であることを、結局強く印象つける章になった。由井正雪の乱、別木庄左衛門の変と、歴史的事実を紹介して、竜之進を巻き込んだ牢人の乱から話を始め、2人の歴史的な人物が登場する。 1人は堀田正俊 。登場において、なんとその生涯の解説までしている。五代将軍の大老までなるのが決まっているので、この登場時には一万石の大名に過ぎない。「最後は非業の死を遂げる」とまで解説されているのであるが、反対に言えば、大老になるまでは死なないと宣言された。わたしはこの登場時、単なる脇役に過ぎないと思ったのだが、其の後重要な役を得るのだ。 「佐渡守」そしてこの「念者」で、影の主役は錦丹波である。しかも、支配被支配をめぐる話ではなく、戦国時代が終わり50数年、泰平の世に、生き方を模索して、娘は鞘香では死んだこととなり、嫡男の息子は非行に走ってなかなか治らない。恐ろしいほどに彼は子供のために尽くす。それがお家のためということもあるが、やることは時には常軌を逸しているので、正に「教育問題」が、この章の大きなテーマになっていることがわかるのである。 そして老中酒井雅楽頭。ちょっと名前が出ただけであるが、この人物がニ部においての最大の悪役となる。 そして新たな世代の中心人物、宮城音弥と錦丹波の息子の源之助が表舞台に踊り出すのである。しかし、源之助は心から挫折し、音弥は小姓として出世の階段を登る手前で次の章に移るだろう。

Posted byブクログ