神話から歴史へ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この巻は、講談社から出版した「中国史」シリーズの一巻目です。 この一巻目では、出版された年まで実在しているかどうかわからない「夏」王朝を含めた中国神話から最初の王朝「殷」王朝まで解説されています。
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黄河文明だけでなく、長江文明まで網羅して丁寧に考古学の成果も取り入れ、良い作りになっていると思います 悲惨なクオリティの日本の先史研究と比べて、実に満足のいく内容でした
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最近、さまざまなことが新たになりつつある中国考古学の入門書である。遊牧が寒冷化にともない、アワキビ農耕地域が南下して発生したこと。土器による階級秩序である礼が山東省の発祥であること、楽は山西省の陶寺遺跡に起源があること、祖先崇拝は黄河中流域に起源があり、玉器や太陽崇拝が長江下流域...
最近、さまざまなことが新たになりつつある中国考古学の入門書である。遊牧が寒冷化にともない、アワキビ農耕地域が南下して発生したこと。土器による階級秩序である礼が山東省の発祥であること、楽は山西省の陶寺遺跡に起源があること、祖先崇拝は黄河中流域に起源があり、玉器や太陽崇拝が長江下流域の良渚文化に起源があり、これらを総合して、夏と同定される二里頭文化が成立し、文字をもつ殷(二里岡文化および殷墟)が成立したことを述べている。動物考古学や花粉分析の話も興味深い。
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最近の学説をわかりやすくまとめてありおもしろい。 けれども、(このシリーズ全般的にいえることだが)基本的な知識がないと何時代のどういったことを説明してあるのかも不明確になってしまうかもしれない。かといって専門書ではなく、あくまで一般書であるから、中国史について一通りの知識が...
最近の学説をわかりやすくまとめてありおもしろい。 けれども、(このシリーズ全般的にいえることだが)基本的な知識がないと何時代のどういったことを説明してあるのかも不明確になってしまうかもしれない。かといって専門書ではなく、あくまで一般書であるから、中国史について一通りの知識がある者は、読み終わる頃に知的好奇心が沸き立ってしまい、この本だけでは満足できない状態に陥る。 もとい、大学生学部生で中国関係を勉強している人間はこれくらいは頭に入れておいてもらいたい。
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