六つのルンペルシュティルツキン物語 の商品レビュー
「うちの娘は藁から金糸を紡ぐことができます」父親のそんな言葉が王様の耳に入り、粉屋の娘は窮地に陥った。紡がねば命はない。だが、できっこない―。そこで小人のルンペルシュティルツキンが登場し、助ける“代わり”を要求するのがグリム童話の物語。さて、本書では―?トロルにエルフ、魔女に兵隊...
「うちの娘は藁から金糸を紡ぐことができます」父親のそんな言葉が王様の耳に入り、粉屋の娘は窮地に陥った。紡がねば命はない。だが、できっこない―。そこで小人のルンペルシュティルツキンが登場し、助ける“代わり”を要求するのがグリム童話の物語。さて、本書では―?トロルにエルフ、魔女に兵隊が大活躍、娘は王妃に?赤んぼうの運命やいかに!六つの物語が奏でる、チャーミングでモダンなおとぎ話!ブルーリボン賞受賞作。
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グリム童話の「ルンペルシュティルッキン」を作者の解釈でかかれたおはなし短編集。 もとのおはなしは。・・・むかし、粉屋のお父さんが王様に「自分の娘はわらで金の糸がつむげます」といってしまったために、娘は城に閉じこめられてしまい、金の糸を紡ぐことになります。そんなことができるわけない...
グリム童話の「ルンペルシュティルッキン」を作者の解釈でかかれたおはなし短編集。 もとのおはなしは。・・・むかし、粉屋のお父さんが王様に「自分の娘はわらで金の糸がつむげます」といってしまったために、娘は城に閉じこめられてしまい、金の糸を紡ぐことになります。そんなことができるわけない娘が泣いていると、こびとが現れて、糸をつむいでくれます。それが三晩続いた日、こびとは見返りに一番最初のこどもをくれと言います。その後、王様と結婚し、妃になった娘はこどもを産みますが、こびとがあらわれてこどもをもらいにくるのです。娘が泣いて頼むと、こびとは自分の名前をあてたらこどもをあきらめると言います。家来がなんとか見つけてきたその名前がルンペルシュティルッキンなのです。 いろいろとおかしなところのあるその話を、父と娘、エルフと娘、王様と娘、家こびとの物語のように、さまざまなやさしい愛のお話で解釈されていて、もとのお話を知らなくても楽しんで読めました。
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グリムの「ルンペルシュティルツヒェン」に対する著者の疑問から生まれた六つのヴァリエーションの物語。ヴァンデ・ヴェルデ、次はエドガー賞の“Never Trust a Dead Man”を読んでみようかしら?
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うちの娘は藁から金糸を紡げます、という父親の言葉から 粉屋の娘は王様のところで金糸を紡ぐことに。 そこでルンペルシュテルッキンが助ける代わりに代償を要求するという グリム童話を6つの解釈で6つの物語を紡いだのが、この本です。 今までに読んだことがない方法で、面白かったです。
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「ルンペルシュティルツキン」の話は辻褄があわなすぎる!という作家が、自分で納得のいく説明や設定を作って、ルンペルシュティルツキンのお話を書いてみました。ここまでは、よくあることだしそんなに珍しくないのですが、驚くべきは、それを1人で6通りも作ってみたことではないかと思います。 ―...
「ルンペルシュティルツキン」の話は辻褄があわなすぎる!という作家が、自分で納得のいく説明や設定を作って、ルンペルシュティルツキンのお話を書いてみました。ここまでは、よくあることだしそんなに珍しくないのですが、驚くべきは、それを1人で6通りも作ってみたことではないかと思います。 ――あと、個人的には相当イライラする前書きがついていますが、そこは翻訳モノだと思って許してあげて下さい。
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これはちょっと変わった趣向が面白い本。 「うちの娘は藁から金糸を紡ぐことができます」 父親のそんな言葉が王様の耳に入り、娘は窮地に陥った。 紡がねば命はない。だが、できっこない―― そこで小人のルンペルシュティルツキンが登場し、 助ける「代わり」を要求するのがグリム童話...
これはちょっと変わった趣向が面白い本。 「うちの娘は藁から金糸を紡ぐことができます」 父親のそんな言葉が王様の耳に入り、娘は窮地に陥った。 紡がねば命はない。だが、できっこない―― そこで小人のルンペルシュティルツキンが登場し、 助ける「代わり」を要求するのがグリム童話の物語。 まえがきで著者はこの童話の矛盾点をシニカルなユーモアで指摘する。 「どうしてそうなるの?おかしいじゃない」 そんな疑問を自己流に解釈し、つじつまを合わせてつくられた物語が六編。 つまりこの本には登場人物もお話もオチまでどれも同じ話が入ってるわけ。 登場人物の性格や立場が毎度変わり、細かい描写が加えられることで 万華鏡を覗いているかのように同じものが くるりくるりと違う輝きを放ちはじめる。 理屈っぽい話になったり教訓的なのもあれば、めでたしめでたしだったり。 作者の視線はシニカルだけど毒がないし、手作り感のある装丁が この本を愛らしいものにしている。 ふんわりした読後感が心地良い本だったよ。 星新一が民話や寓話をアレンジした短編を書いていたけど似た味わいがあるね。
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