使える!『徒然草』 の商品レビュー
筆者が徒然草から現代社会に応用出来そうなものを抽出して編集したものである。 短く纏められており、気軽に読めます。 知識として読んでおけば、知ったかぶりが出来ます!! という具合には綺麗に編集されているので、これから徒然草を読もうと思う人はおすすめです。 個人的には、学生の時に...
筆者が徒然草から現代社会に応用出来そうなものを抽出して編集したものである。 短く纏められており、気軽に読めます。 知識として読んでおけば、知ったかぶりが出来ます!! という具合には綺麗に編集されているので、これから徒然草を読もうと思う人はおすすめです。 個人的には、学生の時に出会ってればなと思いました。
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徒然草は、古典の授業で習ったけど、内容は、覚えてませんでした。この本を読んで、こんな面白いことを書いてたのかと初めて知りました。 心に残ったのは、「まきるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ」孤独を技にして、自らを深める。「かやうの事は、ただ、朝夕の心づかいによるべし」余韻を残...
徒然草は、古典の授業で習ったけど、内容は、覚えてませんでした。この本を読んで、こんな面白いことを書いてたのかと初めて知りました。 心に残ったのは、「まきるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ」孤独を技にして、自らを深める。「かやうの事は、ただ、朝夕の心づかいによるべし」余韻を残す心遣い。「この木なからましかばと覚えしか」嫌な気分を整理する方法。 是非日常で心がけたい言葉です。
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徒然草ってこんなに自己啓発本って感じなのか 実用的で面白かった。 ぜひ他の角度からも徒然草を味わってみたい。
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現代のビジネス書とほぼ同じことが書いてある。 兼好法師がつれづれに書いた取り留めのない話ばかりかと思っていたから驚いた。今も昔も人生の真理は変わらないんだな。面白い。 グッときたフレーズは、 「偽りても賢を学ばんを、賢といふべし。」 本心でなくとも、賢い人の真似をすることは大事で...
現代のビジネス書とほぼ同じことが書いてある。 兼好法師がつれづれに書いた取り留めのない話ばかりかと思っていたから驚いた。今も昔も人生の真理は変わらないんだな。面白い。 グッときたフレーズは、 「偽りても賢を学ばんを、賢といふべし。」 本心でなくとも、賢い人の真似をすることは大事である。
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高校の時にこの面白さが分かってればもっと古文を好きになったと思わせてくれる本でした。 高校生の時には全体的に古文が苦手で、徒然草も有名な部分しか知らなかったけれども、この本を見たら、徒然草がすっごく面白い本だということが分かった。 もしかしたら、高校生の時なんて人生のツラい部分が...
高校の時にこの面白さが分かってればもっと古文を好きになったと思わせてくれる本でした。 高校生の時には全体的に古文が苦手で、徒然草も有名な部分しか知らなかったけれども、この本を見たら、徒然草がすっごく面白い本だということが分かった。 もしかしたら、高校生の時なんて人生のツラい部分が分からないからこの徒然草の面白さが分からないかもしれないけどw 今度は徒然草、全部読んでみよう!
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折りに触れて読み返す1冊。兼好の文章に触発されて教訓を引き出し、それを技化させるための指南書。なるほどと思える内容が多く、わかりやすい。
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「いいひと戦略」と「江戸しぐさ」とこの「徒然草」。 脳内リンクがそろそろつながってきそうです。全部の訳というのではなく、その一部をわかりやすい解説で書かれていてとてもおもしろかったです。
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誰しも知っている処世術や世評の古典。具体的な事例とその批評。ただ古典だけに具体的にどう解釈し、紐解くか難しくこの本はポイントを解説している。 ほとんどは、さすがに 新鮮味のない教訓が並んでいるが、第75段の「孤独な時間のすすめ」で、やることがないと嘆く人の気持ちが知れない、心静かに保たれている状態が何よりも好ましい。との兼好の意見はなるほどと思った。現代人はとかく忙しくまた人と繋がっていたい人が多いが、兼好の時代も世間との関係は煩わしかったらしい。
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≪目次≫ 序 『徒然草』の使い方 第1章 上達の秘訣 やりたいことはすぐに取り掛かる(155段) 真似ることで上達する(85段) 人前に出て、技は磨かれる(150段) 自分の得意技を持て(193段) 勝とうと思うな、負けないようにしろ(110段) 集中力を高める(92段) 「できる人」ほど「恐れ」を知る(185段、186段) 一点を突破する(127段) 第2章 生きるのが楽になる知恵 三人の先達を持つ(52段) 勝手な行動が許されてしまう人(60段) 眼力をつける(194段) ネーミングと存在感(45段) 知ったかぶりをしない(79段) 肝心なことは先延ばししない(188段) 第3章 人生を深く味わう極意 大欲と無欲は同じ(217段) 孤独を技として、自らを深める(75段) 余韻を残す心遣い(32段) 嫌な気分を整理する方法(11段) ≪内容≫ 『徒然草』を題材に、現代につながる教訓を導き出そうとする本。タイトルの通り、うまく読めれば様々な味わいが出てくるが古典なので、他の作品でも味わってみたいものである。
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「声に出して読みたい日本語」等で有名な 齋藤孝さんのご本を図書館で借りました。(・∀・) (本は極力買わない派w) 使える!『徒然草』 (PHP新書)/齋藤 孝 書名はずばり =使える!『徒然草』=です。 徒然草は誰でも知ってるはず。だって、中学の国語のテストでは絶対に 「徒然草=吉田兼好」(ジャンル随筆) というのが出題されるからw んがしかしぃ「じゃぁ内容は?」 ト言われて即答できる人が何人いるのかw すごく覚えている方で 「えーと・・・つれづれーなるままに?日暮らしぃ? 硯に向かいてぇ・・・えーとその先は~」 てな感じではないでしょかw こちらは、そんな『徒然草』が ずばり!現代の私たちに通じる上達論のテキストである! と大きく出ちゃった本です。 著者の齋藤さんは 「古典はムリヤリにでも自分にひきつけて“使う” というくらいの気持ちで迫るのがちょうどいい」 と語られているそうで。 もう本当にゴリゴリ!っと、 古典を自分流ビジネス書に読みこんでいらっしゃいますw 私が特に好きになったのは【第八十五段】の部分。 「狂人の真似だと言って大通りを走れば、それは本物の狂人になる。 悪党の真似だと言って人を殺せば、悪人である。 一日に千里を走るという駿馬を真似る馬は駿馬になる。 古代の聖帝の舜を真似れば舜の同類になる。 たとえ本心でなくても賢人を真似しようと学べば、それは賢人といっていい。」 (著者訳文) これってNLPで言うところのモデリングではありませんか(*´ω`*) しかし上手い喩えだなぁ。なんて素直に感心してしまうのです。 また【第百五十段】。 「能をつかんとする人『よくせざらんほどは、なまじひに人に知られじ。 うちうちよく習ひ得てさし出でたらんこそ、いと心にくからめ』 と 常に言ふめれど、かく言ふ人一芸も習ひ得ることなし」(原文) 「芸を身につけようとするとき、知られないようコッソリ習って 『うまくなってからから人前に出るのがカッコいい(・∀・)』なんつう事言うけどなぁ。 そうい人は いっこも芸が身につかないんだぜ!!!」(mamimi訳) あははw たーしーかにーみたいな じゃぁ、なら、どうするか?兼好翁はおっしゃいます。 「上手い人の中に入って、けなされても笑われても停滞せずにコツコツとすれば 器用で上手な人が稽古をやらないよりも、名人になるだろう。」 わたくし思わず うんうん。そうだよなぁ・・・。 やっぱり笑われてもコツコツだが大事なんだよ。と 頷いたりしたのでした。 この、文体の淡々としていて、かつ動きがあるというか 日常を切り取った感の文章。すごく心地よいのですねぃ。 書かれたのが鎌倉時代末期とは思えないほど、 しっくり身近に感じてしまいます(*´ω`*) そして 古代から、こういう事が書かれているってことは 人間って案外、基本的に あんまり 変わってないのかもしれないなぁ。 なんて感じたりもしました。 よく「人は退化してる」だの「進化してる」だの 「最先端」だの、「やだー古っるーいwww」だの言いますが。 やっぱり 人は人なのですね(*´ω`*) いつの時代も、本質はその人であり、その魂なのでしょねぇ。 なぁんて思ったのでした。 ちゃんちゃん♪
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