コロボックル物語(別巻) の商品レビュー
短編になっていておも…
短編になっていておもしろく読めました。コロボックル物語と一緒にどうぞ♪
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小人のコロボックル一…
小人のコロボックル一族と、人間のせいたかさん一家の数十年を描いた「コロボックル物語」の番外編です。昔、アニメにもなったコロボックル。読んでいてワクワクします。
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「スクナヒコとオオクルヌシ」 偶然産まれた生命は。 全ての始まりの物語なのだろうが、神話に近しいものであり本当かは分からないな。 「水あらそいとヒコ」 人間の争いを止める。 自分たちの言い分ばかりで協力しようともせず、勝手に敵と認識し襲った罰かもな。 「アシナガのいましめ」 ...
「スクナヒコとオオクルヌシ」 偶然産まれた生命は。 全ての始まりの物語なのだろうが、神話に近しいものであり本当かは分からないな。 「水あらそいとヒコ」 人間の争いを止める。 自分たちの言い分ばかりで協力しようともせず、勝手に敵と認識し襲った罰かもな。 「アシナガのいましめ」 恩を返しにいったが。 同じ様な考えの者が居るなど予想外だったろうが、信念を貫き通した結果なのだろ。 「虫づくし」 共に生きてきたもの。 同じ目線で暮らしているもの達だからこそ、互いに気付き助け合ってこれたのかも。 「長者さまの姉むすめ」 願い事はただひとつ。 辛い時に寄り添ってくれたからこそ、想いを寄せるようになり選んだ道なのだろう。 「モモノヒコ=タロウ」 取り残されたが故に。 どんな状態であろうと、先に干渉し手を出したのだから文句を言う事はできないな。 「虫守りのムシコヒメ」 迷い込んでしまった。 故意ではなくとも巣に現れ暴れられたら、誰だって敵襲だと思い攻撃するだろうな。 「ふたりの名人」 器用な者だったから。 手際よく丁寧な仕事をする者だったからこそ、複雑なものも作る事ができたのだろ。 「藤助の伝記」 見える者に合う仕事。 単純に目がいいというだけでなく、反射神経も優れていたからこそなれたのだろう。
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コロボックルたちのむかしの話 『コロボックルの話は、本当にあれでおしまいなんですか。あのあとどうなったかもう書いてくれないんですか。』 わたしわなんとなく後ろめたい気持ちで答えてきた。 『第五巻は完結編ですから、あれでもうおしまいです。コロボックルたちがそうきめたようですよ…。...
コロボックルたちのむかしの話 『コロボックルの話は、本当にあれでおしまいなんですか。あのあとどうなったかもう書いてくれないんですか。』 わたしわなんとなく後ろめたい気持ちで答えてきた。 『第五巻は完結編ですから、あれでもうおしまいです。コロボックルたちがそうきめたようですよ…。』 面白かったです。 最後の方に『あとがきにかえて』って言うのがあってそれが意外と長くってびっくりしました。 でも……続編出して欲しい(笑)
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コロボックルの話しは5話で終わり。それはコロボックルたちが「人間たちに知らせるべきことはすべて知らせました」というからだ。 しかし読者からの要望に答えるために、「コロボックルたちの昔の話なら聞けるかもしれません」として書かれた話。 スクナヒコとオオクニヌシの時代から始まる神話、人...
コロボックルの話しは5話で終わり。それはコロボックルたちが「人間たちに知らせるべきことはすべて知らせました」というからだ。 しかし読者からの要望に答えるために、「コロボックルたちの昔の話なら聞けるかもしれません」として書かれた話。 スクナヒコとオオクニヌシの時代から始まる神話、人間と共存していた頃の昔話、コロボックルたちはどこから来た?何故人間と距離を置いたのか? そして終盤では作者によるコロボックル物語への想いが語られます。 実際の世界としてのコロボックル物語をどう終わらせるか… その苦心の結果が最終作「小さな国の続きの話」であるわけですが。 昔語りとして、コロボックルの国の成り立ちが神話の時代から書かれます。 民族に神話ができたら存在の意義が高くなります。 コロボックルの国は創作を超えて実際にある世界としての存在感を示して物語は終わります。
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【あらすじ】 せいたかさんがツムジのじいさまから聞いたコロボックルたちのむかしの話を、古いと思われる順にならべ、神話風のふしぎな話や民話のようなエピソード、また人物伝など、さまざまな形で再現。「コロボックル物語」完結後に、別巻として書かれた作品、待望の青い鳥文庫化です。 【感想】
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シリーズ別巻。 3~5巻はとりあえず飛ばして 有川浩さんの新作に行くつもり。 この世界観を損なうことなく でも新しい風が吹いてる事を祈る。 【蔵書・再読・11月10日読了】
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こちらの作品はコロボックル物語シリーズの本編ではない、所謂、外伝です。 尚且つ、ツムじぃが集めて年代別に組み直し、更には覚書まで添えた物(この覚書がなかなか気が利いています 笑)をせいたかさん経由で入手した著者が、私たち人間が読んでも面白いと思えるだろうものを厳選した1冊なのだそうです。 そうであるだけに、そこかしこに「日本昔話」的な空気が漂っています。 KiKi なんぞは読んでいる後ろで ♪ 坊や~、良い子だ、ねんねしな ♪ と「マンガ日本昔話」のテーマソングが聞こえちゃう気分がしたぐらいです。 コロボックルの祖先、「スクナヒコサマ」の話は古事記の記述にある程度沿っているようで、それでもやはりオリジナリティというべきか、コロボックル目線の話にお化粧直しされていたり、桃太郎や一寸法師、さらには赤穂浪士を彷彿とさせる物語があったり、左甚五郎(しかもどうやらホンモノの左甚五郎らしい 驚!)な~んていう登場人物が出てきたりと、バラエティに富んでいます。 この物語を読むと、古来日本人が「人ではないもの」とどんな風に関わってきたのか、その精神性を伺わせるような気がして、実に楽しく読むことができました。 そして本の最後には「コロボックル物語余話-読者への長い手紙」と題される1章があり、ここは「コロボックル物語本編」でも「外伝」でもない、佐藤さとる氏が物語の中では語り尽くせなかった愛読者からの質問への返答やら、どうしてさらに続編を書かないのかという説明、さらにはどうやってこのシリーズを生み出したのか?のヒントのようなことが書かれています。 そこを読むと物語作家の物語構築の一端が見えるのと同時に、このシリーズが書かれた時代のある種の空気・・・・みたいなものも感じ、少し切なくなります。 と言うのも、このシリーズが書かれたのは日本が高度経済成長でバンバン発展し、科学的・合理的・論理的ではないものにほぼ見向きもしなかった時代に重なっています。 そんな時代にこういう迷信的なものを扱った物語を書いてきた作者へのある種の風当り・・・・みたいなものを感じずにはいられないからです。 KiKi 自身が子供の頃、母親に「あんたは夢見る夢子ちゃんだから・・・・」と言われた時代、その母の言葉はそれを KiKi の個性として肯定するというよりは「もっと現実的になりなさい」というお説教を含んでいる言葉でした。 そしてそれは我が母特有のものだったかと言えばそうとは言い切れず、それがあの時代の空気だったように思います。 そんな我が家では「受験」の文字がチラチラし始める中学生ぐらいからはいわゆる「おとぎ話系」からの卒業が期待されていました。 そんな事情も手伝って、我が家の本棚にこの「コロボックルシリーズ」が納まることはありませんでした。 実際、その後の人生の中で KiKi がいっぱしの社会人として過ごしていくためには、女性という性の制約もあったとは思うけれど(当時は就職の面接の際に「あなたはバリバリ仕事をしたい人ですか? それとも腰掛け的に仕事をしたい人ですか?」な~んていう質問が当たり前だった)、合理的・論理的・効率的な思考を育てることが必須でした。 「夢見る夢子ちゃん ≒ 大人になりきれない未熟者」というような公式が、そこはかとなく漂っているような気がして、ファンタジー大好き人間だった KiKi は意識的な自己改革を自分に課してきたようなところがあります。 そんな経験をしてきた KiKi からすると、この作品群の中で素顔の作者が登場すると(これを感じたのは第5作の「まくあい」部分と今作の「手紙」部分)、何かしら作者の立場の解説的なというか言い訳的な臭いの痕跡のようなものを感じずにはいられないのです。 もちろん作者は「だれも知らない小さな国」で多くの賞をとり称賛も受けたけれど、成功者というのはえてして批判の目にもさらされがちなのが人の世です。 もちろん、だからと言ってこの作品群の価値が減じることはないわけで、この年齢になって初めてこのシリーズを読破した KiKi ですが、実に楽しく読み終えることができたと思うし、今さらながら・・・・ではあるけれど、心の中のどこかで「夢見る夢子ちゃん、そりゃ結構! 何か問題でも??」と逆に開き直った気分にもさせてくれたように思います(笑)。 いずれにしろ我が日本国が生んだこの偉大なファンタジー作家を知ることができたことは、KiKi にとって嬉しい出来事でした。 又、どこかのタイミングでこのシリーズ作を読み返してみたいと思わせてくれる作品群だったと思います。
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どの話もコロボックルの気性がよく現れていてとても面白かった。 とくに、桃太郎、一寸法師がコロボックルに伝わっているバージョンはとても素敵な話になっているなって思いました。
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