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比類なきジーヴス の商品レビュー

3.9

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/02/26

訳による独特なクセのある言い回しとか、笑いどころの元ネタがわからないもどかしさとか、いろいろと読みづらい要素はあるのですが、その辺を考慮したとしてもおもしろい! 品のある笑いなんて、なりふり構わない下ネタの足元にも及ばない、という貧民センスの自分ですらニヤニヤしながら読んでしま...

訳による独特なクセのある言い回しとか、笑いどころの元ネタがわからないもどかしさとか、いろいろと読みづらい要素はあるのですが、その辺を考慮したとしてもおもしろい! 品のある笑いなんて、なりふり構わない下ネタの足元にも及ばない、という貧民センスの自分ですらニヤニヤしながら読んでしまいました。特に真っ赤なカマーバンドや紫の靴下や青いスパッツのくだりがシンプルで最高。 許しがたいファッションセンスによる奇抜なアイテムを駆逐する為にキレキレの頭を駆使するジーヴス。毎度、華麗なまでにしてやられるバーティー。大好き。「お洒落なエレベーター・ボーイ」なんて、なんとお洒落な着地でしょう。 とはいえ、強めのクセのせいでシリーズ一気読み!は難しそうなので、「二、三冊待機」させながらのんびり読んでいきたいと思います。

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2019/12/19

ユーモアが自国の背景的文脈を越えて理解されるのは困難であるという話。 イギリスの文化背景に詳しくない自分には楽しめなかったし、詳しい人達は原書を読むだろうし、翻訳者って大変だなーと思った。

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2019/01/18

平成最後の皇后陛下お誕生日に際し、美智子皇后が宮内記者会へのご回答にて積ん読を明かされ、一部界隈で話題を呼んだジーヴスシリーズの一作目。(文春文庫は「ジーヴズ」なので国書刊行会のものを積ん読されている、原書を読まれる に決まってるでしょといった論争が生まれた。)  登場人物がとに...

平成最後の皇后陛下お誕生日に際し、美智子皇后が宮内記者会へのご回答にて積ん読を明かされ、一部界隈で話題を呼んだジーヴスシリーズの一作目。(文春文庫は「ジーヴズ」なので国書刊行会のものを積ん読されている、原書を読まれる に決まってるでしょといった論争が生まれた。)  登場人物がとにかく皆個性的で魅力に溢れることもさることながら、ウィットに富んだ内容が抱腹絶倒(惹句)とはいかないまでも面白い。  主人公バートラム・ウースターに若干の親近感を覚えるとともに、(言葉通りの)独身貴族を(ジーヴスのお陰で)能天気に過ごせる姿には羨望を禁じ得ない。

Posted byブクログ

2018/11/08

皇后陛下お誕生日会見で話題にのぼった作品。初めて知ったので試しに借りてみたが会わない。途中でやめます。

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2018/11/05

美智子皇后のお言葉に登場したジーヴスを早速読むことにした。「ジーヴスって何?」全く知らなかった。急いでGoogle先生にお尋ねして、すぐに図書館の予約サイトに飛んだ。全くのミーハーである。 以前「でんでんむしの悲しみ」や「世界名作選」も皇后のお言葉を通して知り、とても良かったので...

美智子皇后のお言葉に登場したジーヴスを早速読むことにした。「ジーヴスって何?」全く知らなかった。急いでGoogle先生にお尋ねして、すぐに図書館の予約サイトに飛んだ。全くのミーハーである。 以前「でんでんむしの悲しみ」や「世界名作選」も皇后のお言葉を通して知り、とても良かったので、今度も飛びついたわけだ。 日本でも人気の執事物の原点みたいなものだろうか。この形はもっと前からあったのだろうか。 賢い執事とおバカな若主人。おバカな若主人の周りにはおバカな友達。 肩の力が抜ける話の連続だった。

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2018/10/20

軽妙洒脱で面白かった。のだけど、お人好しのお坊ちゃまバーティーに完全感情移入で読んでたので、最後のジーヴスの仕打ちが何とも言えない心持ち。もうちょい愛が感じられた方が好みだな。ジーヴスって完璧執事みたく言われてるけど、結構大人気ないし(いいじゃん、青いスパッツぐらい!)、知性に自...

軽妙洒脱で面白かった。のだけど、お人好しのお坊ちゃまバーティーに完全感情移入で読んでたので、最後のジーヴスの仕打ちが何とも言えない心持ち。もうちょい愛が感じられた方が好みだな。ジーヴスって完璧執事みたく言われてるけど、結構大人気ないし(いいじゃん、青いスパッツぐらい!)、知性に自信がない身としてはあまり雇いたくない。

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2018/02/22

ぐうたらでお人好しな若旦那バーティーと、その有能な執事ジーヴスによるコメディ。たいていはバーティーのおバカな親友ビンゴや、何かとお騒がせな双子の従兄弟が持ち込む厄介ごとをジーヴスがサラリと解決していくワンパターンな短編だが、いかにもイギリスらしいユーモアがツボにはまる。主人に忠実...

ぐうたらでお人好しな若旦那バーティーと、その有能な執事ジーヴスによるコメディ。たいていはバーティーのおバカな親友ビンゴや、何かとお騒がせな双子の従兄弟が持ち込む厄介ごとをジーヴスがサラリと解決していくワンパターンな短編だが、いかにもイギリスらしいユーモアがツボにはまる。主人に忠実なジーヴスだが、バーティーが自分の意見に耳を貸さない時などに見せる手厳しい一面が面白い。続けて読むと飽きてしまいそうなので、ボチボチ読み進めていきたい。

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2017/10/30

古きよきイギリスのユーモア小説ですね。のんびりと楽しませてもらいました。 今ではありたきりにみえる3人組ですが、キャラはしっかり立っています。恐らく発刊当時は新鮮だったのではないでしょうか。それが後世にも引き継がれ、様々な物語に影響を及ぼしたのではないかとおもいます。黒後家の給...

古きよきイギリスのユーモア小説ですね。のんびりと楽しませてもらいました。 今ではありたきりにみえる3人組ですが、キャラはしっかり立っています。恐らく発刊当時は新鮮だったのではないでしょうか。それが後世にも引き継がれ、様々な物語に影響を及ぼしたのではないかとおもいます。黒後家の給仕・ヘンリーを思わせるところもあります。 たまの休みに、コーヒーを片手に家で楽しむ。そんな感じの本でした。

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2017/10/02

コミカライズでハマったので原作を読んでみるチャレンジ。18の章は2つくらいでひとつのエピソードとなっており、短編集?長編?と不思議な構成。訳者あとがきに「本来短編小説として書かれたものを編集、加筆して長編小説の体裁にしたもの」とあり、ほうほうなるほど、と。帯に書かれているような「...

コミカライズでハマったので原作を読んでみるチャレンジ。18の章は2つくらいでひとつのエピソードとなっており、短編集?長編?と不思議な構成。訳者あとがきに「本来短編小説として書かれたものを編集、加筆して長編小説の体裁にしたもの」とあり、ほうほうなるほど、と。帯に書かれているような「抱腹絶倒」モノというよりは、じわじわーっと面白くてクスクス笑ってしまう読み心地。少しばかりおバカだけど愛すべきご主人様・バーティの語り口とも相まって、ほのぼのユーモアといった感。恋多きお騒がせ男ビンゴと友達でいられるバーティもすごいけれど、彼に運命を感じたロージーがもしかして一番すごいのかも。

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2017/01/25

いやまぁ、言語としては確かにおもしろいんだけど、あんまり楽しめない。ジーヴスだけを見るならそりゃ楽しいんだけど、あちこちの言い回しも訳もすごくいいんだけど、「バーティーを」楽しめない。こんなに精力的に(でもアホなんだが)動き回る奴は「ぐうたら」ではないでしょうし、いい年した若旦那...

いやまぁ、言語としては確かにおもしろいんだけど、あんまり楽しめない。ジーヴスだけを見るならそりゃ楽しいんだけど、あちこちの言い回しも訳もすごくいいんだけど、「バーティーを」楽しめない。こんなに精力的に(でもアホなんだが)動き回る奴は「ぐうたら」ではないでしょうし、いい年した若旦那が分別無さすぎてイラっとする。もっと若い頃に読めば素直に楽しめたんだろうなぁ。バカの相手は疲れる。

Posted byブクログ