エリザベス・コステロ の商品レビュー
うーん、最後の「門前にて」の章がよく理解できない。もう1回熟読するかな。 でもこの本、新品はないし、中古でも余り流通していないみたいでAmazonでも高い。
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世界をまたにかける女流作家エリザベスコステロの声を通して伝えるクツェー先生の文学講義。 最後の章のカフカ度たるや。
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クッツェー「エリザベスコステロ」http://www.amazon.co.jp/dp/4152086211 読んだ(出版社リンクがない)なんでこれを読もうと思ったんだっけ。。作者自身の大学講義のマテリアルを小説に仕立て直した、というのを先に後書きで知ったので読めたけど事前情報な...
クッツェー「エリザベスコステロ」http://www.amazon.co.jp/dp/4152086211 読んだ(出版社リンクがない)なんでこれを読もうと思ったんだっけ。。作者自身の大学講義のマテリアルを小説に仕立て直した、というのを先に後書きで知ったので読めたけど事前情報なしだったら何が何やらだ(つづく わざわざエリザベスという架空の大家に語らせる必要はあるか?講義録の体裁のほうが読み易そう。そこも含めての哲学小説ということ?悪の項ではサドを取り上げて欲しかったしリアリズムもエロスの項も感覚の古さを感じる。自我と宗教への忠誠とが葛藤する審判の項が一番おもしろかった(おわり
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クッツェー『遅い男』を読んでいたらコステロ女史が登場してしまったのであわててこちらを先に読みました。 クッツェーがノーベル文学賞を受賞した後に出版された本で、タイトルになっているエリザベス・コステロという女性作家の立場はクッツェーを体現していて、おそらく世界文学というステージにお...
クッツェー『遅い男』を読んでいたらコステロ女史が登場してしまったのであわててこちらを先に読みました。 クッツェーがノーベル文学賞を受賞した後に出版された本で、タイトルになっているエリザベス・コステロという女性作家の立場はクッツェーを体現していて、おそらく世界文学というステージにおける名声と苦悩を小気味よいアイロニーに昇華している。 いつもクッツェーの作品は悲惨なシーンもどことなくコミカルな雰囲気を漂わせていて、人間はいかにして現実を受け止めることができるのかという例として、読者を救ってくれる。
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