最後に咲く花 の商品レビュー
形あるものの終わりは 形なきもののはじまりかもしれないファンドマネージャーと死を待つ同級生の恋粉飾決算のやり方とか「会社組織」と言うものの内部は良く分かった。よく分かったけどそういう話じゃないよな。いわゆる「セカチュー」以前のモノの方が好きかな。
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男は、ある女性から自殺幇助を頼まれた。愛と死。そして、その先にある もの…。「世界の中心で、愛をさけぶ」の作者が新たな地平を拓く恋愛長編。
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「死体を切り刻むと狂人がられるが、 病院でやると、それは解剖と見られる」 みたいな文が心に残っています。 でもちょっと難しいかなーという感じも。
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「セカチュー」で有名な作者の作品。 この人の作品を読むのは初めてでしたが、「セカチュー」と共通するものを感じました。 「セカチュー」以外にもドラマである作品を見たのですが、それとも重なる部分があったなぁ〜。 キーワードは 難病、死、学生時代を振り返る30代、孤独感 ...
「セカチュー」で有名な作者の作品。 この人の作品を読むのは初めてでしたが、「セカチュー」と共通するものを感じました。 「セカチュー」以外にもドラマである作品を見たのですが、それとも重なる部分があったなぁ〜。 キーワードは 難病、死、学生時代を振り返る30代、孤独感 全体的にくら〜い感じがします。 主人公にもあまり共感できる所がなかったので、それほど入り込めなかった作品でした。
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39歳中年トレーダーと死を迎えることとなる大学時代の同窓由紀、山岳部時代の友人、三人の人間模様が中心に描かれている。 前作世界の中心で愛を叫ぶに見られた、「純愛」とは異なる形態をとっているが「死」を基軸とした作調は変わらず。 しかしこの本からは作者の世界観がはっきりと読み取れ...
39歳中年トレーダーと死を迎えることとなる大学時代の同窓由紀、山岳部時代の友人、三人の人間模様が中心に描かれている。 前作世界の中心で愛を叫ぶに見られた、「純愛」とは異なる形態をとっているが「死」を基軸とした作調は変わらず。 しかしこの本からは作者の世界観がはっきりと読み取れる。 資本主義の原動力とは何か?人間の本質とは?人の価値とは? について、学術書並みに丁寧に書かれすぎているという印象を受けた
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セカチューは読んだことがなく、 片山恭一さんは初めてでした。 期待して読んでみたものの・・・・・ 最後の章と中盤、友人と山で話すところなど 生と死について現代の見方みたいなのを 訴えてるのはわかるんだけど 他のところが複雑というか遠回りすぎて いまいちストーリーに...
セカチューは読んだことがなく、 片山恭一さんは初めてでした。 期待して読んでみたものの・・・・・ 最後の章と中盤、友人と山で話すところなど 生と死について現代の見方みたいなのを 訴えてるのはわかるんだけど 他のところが複雑というか遠回りすぎて いまいちストーリーに入り込めません。 佐織の存在もあまり意味がないように思えるし もっと由希とのその後についても触れてほしかったし 小難しいわりに言いたいことが伝わってこない はっきりいって期待外れ。 この作家の本は、この先もう手に取らないかもしれないな・・・・
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『本当に大切な人との関係は、われわれにある種の理不尽さを強いるんじゃないだろうか。どんな取引も契約も成り立たない。何かを与えることも、贈ることもできない。できることは何もない。こちらからの働きかけを、一切受けつけてはくれない。』 大切な人から、自殺幇助を頼まれた。受けるか否か迷...
『本当に大切な人との関係は、われわれにある種の理不尽さを強いるんじゃないだろうか。どんな取引も契約も成り立たない。何かを与えることも、贈ることもできない。できることは何もない。こちらからの働きかけを、一切受けつけてはくれない。』 大切な人から、自殺幇助を頼まれた。受けるか否か迷う主人公、そして障害を持った息子のために自殺を考える友人。 自分のために、そして彼女のために、答えに迷う主人公に共感できた。そして、文章を1字1字かみ締めながら読んだ気がする。個人的に前作より好み。 最後のくだり、救われた気がした。 『「そういう場合はitをつかうんだ。イット・イズ・レイニング。これなら辛くないだろう」』
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たぶん、小説としては、かたくるしい、のだろう。伝えたいことが、「ものがたり」として昇華していない感じ。ただ、とても個人的なことだが、この本を読んだころ(投稿日時のころ)、私にとって切実だった、大事な人を支える、という問題について、いろいろ考えることが出来た、という思い入れがある本...
たぶん、小説としては、かたくるしい、のだろう。伝えたいことが、「ものがたり」として昇華していない感じ。ただ、とても個人的なことだが、この本を読んだころ(投稿日時のころ)、私にとって切実だった、大事な人を支える、という問題について、いろいろ考えることが出来た、という思い入れがある本。
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