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再生巨流 の商品レビュー

4.5

14件のお客様レビュー

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2025/11/13
  • ネタバレ

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新規ビジネスにつきものは新たな発想、今の現状基盤を利用し次に展開できそうな仕組みを考えるのが一番早く出来る新規ビジネスとなる。本書では物流改革とも言える小売店、問屋、代理店、運送業者、仕入れ業者、製造業者においてどこに比重を置きコストダウンを図るか、また、重要な点は、基盤を利活用しライバルの強みと弱点をしっかり把握しておくことだった。目の付け所は商店内に点在している電器小売店の活用と配送の組み合わせ、さらにネットを利活用したデータ管理であり、企業存続のためのメリットを提案する事だった。だが、新規事業でよくあることは上司の姿勢、近未来を見据えて一歩前進する上司とリスクを恐れて拒否、安泰の道を選ぶ上司がいることだ。ここでの突破口は社主への直訴、ルール破りだが頑固でリスクを恐れる役員を無視するしかない、と行動にでたことが功を奏した。吉野は「俺にとって何より大切なのは、自分の夢を実現する事」、社主からは次は「部下を鍛え、自分の遺伝子を次の世代に伝える事」と言われた。現実、新規事業での社内の壁は高く厚い、ましてや定年前の上司などの存在はガンとして動かないのが定説だ。 「モノを選ぶのはお客、一旦太い流れができて仕舞えば問屋や小売が文句を言ったところでどうなるものでもない」「プロジェクトに必要なのは、困難に立ち向かう熱意と柔軟な発想を持った人材です」「組織というものは大きくなればなるほど、革新的なアイデアには異を唱え、芽の段階で摘み取ろうとする人間が必ず出てくる」

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2024/02/15

運輸業界の壮大な物語でした。強烈なリーダーシップを持った人は周りにいないけど、自分もこれから何か出来るのではないかと思わせてくれました。

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2022/01/23
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読みながら熱くなる。 営業力はピカイチ。 しかし、部下は自分の道具としか考えていない。 そんな男・吉野の成長物語。 スバル運輸の営業部次長、吉野はある日、新規事業開発部部長の辞令を受ける。 人員二人。ノルマは4億。 これは一見昇進という形を取りながらその実、部下・吉野の傍若無人さに手を焼いた三瀬常務の仕組んだ左遷人事であった・・・。 楡さんの小説やロジスティックスがテーマのものは初めて。 困難から這い上がる小説はほぼハッピーエンドになるので、読後感が気持ちいい。 30年ほど前、仕事で送り忘れていた荷物を当日便で送り、 「お前に運送費3万円の決裁権限があるのか!」 叱られて初めて気づいたことを思い出した。 サンキュー、今回もいい小説のオススメ、ありがとう!

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2019/05/03

20190502 運送会社で新規事業を立ち上げるまでのドラマ。 運送業界について詳しく書かれていて、楡さんの作品にはいつも感心させられるばかり。 佐川急便とアマゾンを足したようなビジネスモデル。

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2017/12/17

話としては少し出来すぎのような気がしないでもないけど吉野の鋭い着眼点と問題点の洗い出しの能力はビジネスマンとしてもずば抜けているように感じた。経済小説と言うと前提となる知識を問われることが多いが本書は横文字こそ多いもののそこまで経済をメインに据えているものでもないのでその手の知識...

話としては少し出来すぎのような気がしないでもないけど吉野の鋭い着眼点と問題点の洗い出しの能力はビジネスマンとしてもずば抜けているように感じた。経済小説と言うと前提となる知識を問われることが多いが本書は横文字こそ多いもののそこまで経済をメインに据えているものでもないのでその手の知識がほとんどない僕にも入り込みやすかった。本書は2011年3月6日には、WOWOWでテレビドラマ化された。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou8507.html

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2013/03/31

大きな組織であるほど個人の役割は細分化され,個人は一つの歯車となります。しかし,同じ歯車でも交換できる歯車と交換できない歯車があることに改めて気づかされました。 既にシステムが構築された運送会社の一人の男が新たなビジネスの立ち上げを目指し奔走する物語です。いくつかのキャラクターが...

大きな組織であるほど個人の役割は細分化され,個人は一つの歯車となります。しかし,同じ歯車でも交換できる歯車と交換できない歯車があることに改めて気づかされました。 既にシステムが構築された運送会社の一人の男が新たなビジネスの立ち上げを目指し奔走する物語です。いくつかのキャラクターがうまく設定してあり,飽きさせませんが,話が少しうまく行き過ぎる感じは否めません。 些細なアイデアがどんどん膨らみ,巨大なプロジェクトへと変貌していく様子は,サラリーマンの可能性や仕事とは何かを考えさせられました。

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2012/02/24
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経済小説はずいぶん久しぶりに読む。運送業から販売業に手を広げる話。きっかけはコピー機にカウンターをつけて、その情報から紙の補給をするというところから、紙以外に、さらには一般家庭の宅配に広げる。その業務を街の電気屋さんに任せようというもの。量販店よりも安くかつ宅配というサービス業を成立させる。 事業展開の方法、データが具体的でかなりのリアリティがある。徹底した取材をしているのだろう。本当に実現できるんじゃないかと思わせるのは経済小説としては成功でしょう。 ネットで購入することが増えて、そうなると送料というのが気になる。事業としても大きいものがあるだろう。運ぶだけの運送ではなく、そこから販売に手を染めていくというのは考えられるシュミレーションだ。 運送業でなくとも、新規事業を起こすにあたり、展開の仕方、数々のトラブルの解決方法、手法、またいろんな業態の内実など経済小説ならではの面白さが横溢している。 少し気になるとすると、あまりにトントン拍子すぎるところ。営業部長の反対にあい、社主に直訴に行くなど難航するように見えて、事業本体は計画を上回ってうまくいく。まぁ読者に活力を与えたいという意味ではそのくらいがいいのだろう。現実ではかなり挫折を味わってるだろうから小説の中くらい成功体験を共有したい。

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2013/10/01

当初、「再生頭脳」というタイトルだったのが頷ける。独創的なアイデアをプランに落とし壁を突破し実現させていくプロセスが現実性を持っているのでどんどん入り込む。「脳みそに錐を刺しこんで血が吹き出るまで考えろ。」「新しいビジネスを模索することを止めた会社に未来はない。」「上のあがるとい...

当初、「再生頭脳」というタイトルだったのが頷ける。独創的なアイデアをプランに落とし壁を突破し実現させていくプロセスが現実性を持っているのでどんどん入り込む。「脳みそに錐を刺しこんで血が吹き出るまで考えろ。」「新しいビジネスを模索することを止めた会社に未来はない。」「上のあがるということは人を育てるプロセス。」 その通りだね。

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2011/05/21

今まで読んだ経済小説の中でダントツだった。テーマは物流業界の宅配事業。新規事業を任された主人公がヤマト運輸のビジネスモデルを変える事業を立ち上げる話。競合商品を使う、クロージング、ビジネスとは。何回も読む

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2011/03/28
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WOWWOWで3/6放映。 この作者の朝倉恭介シリーズ6冊もボチボチ 読みたい。 いなべ市北勢図書館-------県立。 「企業内起業」というより・・・ビジネスマンの再生の物語。最新の経済情報・・・2003.12.11~2004.12.9「週刊新潮」連載(原題・再生頭脳)を加筆・修正・改題)・・・ちょっと古い? スバル運輸=佐川急便? 描かれている群像が私の再生のキッカケになるか?

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