バカなおとなにならない脳 の商品レビュー
著者さんは多作なので、じつはときどき手に取って読む、くらいしかできていない。それもあって、養老さんについてのたしかなイメージって、参勤交代を唱えてるひと、というくらいしかなかったのです。 時間がかかること、面倒なこと、というものが現代では体験しづらくなっていて、それによってひとは...
著者さんは多作なので、じつはときどき手に取って読む、くらいしかできていない。それもあって、養老さんについてのたしかなイメージって、参勤交代を唱えてるひと、というくらいしかなかったのです。 時間がかかること、面倒なこと、というものが現代では体験しづらくなっていて、それによってひとは、じっくり待つ、ということができなくなっている、と。そんな話をなんども出していたので、それが印象的。
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養老孟司さんが子どもの質問に答えるというオモシロイ本。子どもの質問も面白いし、養老氏の返答がさらに面白い。それにわかりやすい。 この本を読んでなるほど~とわかったこと ・わかるというのは、もともと自分の中に、わかるだけの ものがループのとり返しにより、できあがっていて、それを外か...
養老孟司さんが子どもの質問に答えるというオモシロイ本。子どもの質問も面白いし、養老氏の返答がさらに面白い。それにわかりやすい。 この本を読んでなるほど~とわかったこと ・わかるというのは、もともと自分の中に、わかるだけの ものがループのとり返しにより、できあがっていて、それを外から説明されるからわかる。 ・脳というのは決まった状況に置かれるのがよくない ・眠りは脳内のゴミ掃除 ・(脳のしくみ)感覚から入って、前頭葉で折れ返って、運動系にでていく。知ることと行うこと、その折れ返りが前頭葉
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子どもたちの質問に対して、先生が答える形式。小学生〜高校生の子たちへむけた文章で読みやすい。 読み返すとさらに深みがます本!
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今更に読むのが私です・・・ 子どもたちの素朴な質問に養老さんが答えていく内容 結構な辛口回答です その中でも「脳のことを考えて、何がわかるんですか?」っていう質問があって、笑った。 これに対しての養老さんの返しがまたねぇ~ニヤリ
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今は人間関係ばかりの世界になって、自然があることを忘れている。 昔の人は、どうにもならないものがあるという前提を持っていたが、今は全てが何とかなると、解明できるとおもっている。 自分で身体を動かして苦労してやることが少なくなって来た。 全てはボタンが解決する世の中。 ロボット...
今は人間関係ばかりの世界になって、自然があることを忘れている。 昔の人は、どうにもならないものがあるという前提を持っていたが、今は全てが何とかなると、解明できるとおもっている。 自分で身体を動かして苦労してやることが少なくなって来た。 全てはボタンが解決する世の中。 ロボットを強くすれば人間が壊れる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
総じて言えば、「面白かった」。が、結局のところ「農作業をやれ」に終始していた点が…。イヤ先生、それじゃ生活が成り立ちませんてば。言わんとするところはわかるけれど……、つまり、生活レベルを“便利”から“不便”にシフトさせようと思ったら、もっのすごい、気合いと勇気がいるんですよ。と。サテ長女の脳には、何がどれくらい残っただろうか。(2011-10-22L)
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知行合一 このことばが当てはまる 便利な社会で「考える」ことが疎外された なぜ「考える」のか 生きるためである 生きるとは 働くことである 生きるために「考える」そして「働く」 これが脳に良い 相変わらずズバズバものをいう人だった
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中学生たちの質問に養老先生が答えていきます。 文字もおおきく、漢字にルビもふってます。 読みやすい。話の中心は題名のとおり脳みそのことです。 バカなおとなも子どもの頃は疑問だらけで何でだろうと思っていた筈。いろんな事が腑に落ちます。
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質問に対する答えの形を取った、唯脳論入門。あらゆる物を情報化し、因果関係を明白にしようとする脳化社会へのアンチテーゼ。やっぱり子供は野山を転げ回らんとイカンよな。結果が見えてしまったら、何もしたってつまらないだろうに、結果が見えないことを恐れるおとなが多すぎる。反動としてギャンブ...
質問に対する答えの形を取った、唯脳論入門。あらゆる物を情報化し、因果関係を明白にしようとする脳化社会へのアンチテーゼ。やっぱり子供は野山を転げ回らんとイカンよな。結果が見えてしまったら、何もしたってつまらないだろうに、結果が見えないことを恐れるおとなが多すぎる。反動としてギャンブルや薬物に走るのではないか。バカの自覚を持って、バカをこじらせないようにしよう。
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表現はやさしくしてあるが、内容は他著でも読める。 私にとっていちばんおもしろかったのは、パラパラ漫画と、最後の「谷川俊太郎さんからの4つの質問への養老孟司さんのこたえ」。
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