さくら の商品レビュー
家族の物語
頼もしい父、優しい母、格好いい兄と美人の妹。そして、犬のサクラ。「僕」を囲む家族は暖かく優しかったのに。それが、ある事件をきっかけに崩壊していく……。これは、壊れてしまった家族の、再生を紡ぐ物語。
みのる
読んでて長かった カッコいい兄、綺麗だけど理解不能なミキ、薫もそんな兄妹との間で色々と思い知らされる事があり 兄の一が、二十歳で人生を終えた事にも辛かったし、後半は、グッときた サクラは、この家族の中で無くてはならない存在だった 読み終わりは疲れました
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複雑な家族の物語でした。途中まではほんわかしたお話でしたが、後半からは悲しい展開でした。長男が可哀想過ぎて、妹のやったことは許せませんでした。そんな家族の崩壊を愛犬のサクラが何とか繋ぎ止めてくれたのかなと思います。
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家族のほっこりするお話。 愛犬が愛くるしい。悲しい出来事も嬉しい出来事も含め素晴らしい。登場する人物皆前を向いた姿はカッコいい。面白かったです。
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家族と愛犬サクラのお話 登場人物それぞれが個性的で、どうなって行くのだろうと読み進めた。 スーパーヒーローのような兄が事故にあって、挫折し自殺してしまう。 いつか会えなくなってしまうなんて日常では考えが及ばないけど、だからこそサクラのように全身で愛情を表現して言葉で伝えて行かなく...
家族と愛犬サクラのお話 登場人物それぞれが個性的で、どうなって行くのだろうと読み進めた。 スーパーヒーローのような兄が事故にあって、挫折し自殺してしまう。 いつか会えなくなってしまうなんて日常では考えが及ばないけど、だからこそサクラのように全身で愛情を表現して言葉で伝えて行かなくては、と思い読了。
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「恋人の肩に触れたとき、眠っている誰かを見たとき、月が綺麗に半分に割れているとき、雲間から光が差したとき、久しぶりに友達に会ったとき、いただきますを言うとき、新しい靴を買ったとき、自転車で立ち漕ぎをするとき、お母さんに手紙を書くとき、皆が、笑ってるとき。私は全力で、尻尾を振ろうと...
「恋人の肩に触れたとき、眠っている誰かを見たとき、月が綺麗に半分に割れているとき、雲間から光が差したとき、久しぶりに友達に会ったとき、いただきますを言うとき、新しい靴を買ったとき、自転車で立ち漕ぎをするとき、お母さんに手紙を書くとき、皆が、笑ってるとき。私は全力で、尻尾を振ろうと思う。嬉しくて、幸せで、泣きそうで、そんなときは、ちぎれるくらい尻尾を振ろう。辛くって、悲しくて、ひとりぼっちで、そんなときは、何度だって尻尾を振ろう」
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ごく普通の幸せな5人家族と犬のサクラの物語。 サクラとの出会いから兄弟の成長と前半はほっこり、そして後半は一転して長男の事故から自殺、家族それぞれの荒廃を描いて重苦しい雰囲気に。 最後に家族の再生を手助けしたのは、老犬になったサクラだった。読者としても最後にサクラに救われました...
ごく普通の幸せな5人家族と犬のサクラの物語。 サクラとの出会いから兄弟の成長と前半はほっこり、そして後半は一転して長男の事故から自殺、家族それぞれの荒廃を描いて重苦しい雰囲気に。 最後に家族の再生を手助けしたのは、老犬になったサクラだった。読者としても最後にサクラに救われました。 中盤から終盤にかけてはなかなか辛い展開でページを捲るペースが落ちてしまった。
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いつまでもあり続けると思った理想的な現実もも、いつの間にかなくなったり現れたりと形を変える。 時間と共に変わる家族だけど、さくらという一匹の犬は変わらず尻尾を振り続け、家族を繋げていた。 とっても西加奈子な作品だった。
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初セミ見ました、夏じゃな。 ってな事で西加奈子の『さくら』 長谷川家の主人公の薫、 寡黙な父の昭夫、 今はポッチャリ昔は美女の母、 何をやるにも全力でモテまくるレジェンドな兄の一、 綺麗で誰もが振り返る美人なのに乱暴者な美貴、 見た目不細工じゃけど皆のアイドル、犬のサクラ。 ...
初セミ見ました、夏じゃな。 ってな事で西加奈子の『さくら』 長谷川家の主人公の薫、 寡黙な父の昭夫、 今はポッチャリ昔は美女の母、 何をやるにも全力でモテまくるレジェンドな兄の一、 綺麗で誰もが振り返る美人なのに乱暴者な美貴、 見た目不細工じゃけど皆のアイドル、犬のサクラ。 そんな長谷川家のほのぼのとしながら、バイオレンスな日常を描いたお話。 それぞれのキャラが際立ちつつ、家族愛が強過ぎるが故の結末へと流れて行くのか…。 一のギブアップに何とも言えない感情が…。 相変わらずの西加奈子節にヤラれていくw 2015年38冊目
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きな小説。今回で3周目。 登場人物はみんな、個性的で人間くさくて、弱いけど強くなろうとしてて、そんな素敵な人ばっかりだけど、その中でもサキコ(サキフミ)さんが大好き。 「嘘をつくときは、あんたらも、愛のある嘘をつきなさい。騙してやろうとか、そんな嘘やなしに、自分も苦しい、愛のある、嘘をつきなさいね。」 相手を思って嘘をついて、その嘘をずっと突き通したサキコさんは、でも、その嘘でずっと苦しかった。 現実世界でもそれは同じで、相手のためを思ってつく嘘は、きっと自分自身を犠牲にするんだと思う。 けれどそれは「愛のある嘘」だから、気づいて、理解して、支えてくれる人があらわれてほしいなと思う。サキコさんの苦しみを支えたミキみたいに。 「愛のある嘘」を突き通したサキコさんや、ずっと苦しんできたサキコさんをわかってあげられたミキみたいに、愛のある人になりたいなと思わせてくれる大好きな小説。
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