秘密の花園(上) の商品レビュー
コマドリがメアリの扉を開いてくれたような感じだな。メアリがどんどん健康になっていくようすが描かれていて、わくわくする。下巻も期待。
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つむじ曲がりの女の子が親元を離れて、ある屋敷で生活する中で変化していく姿が、いろんな人との出会いを、通して描かれている。特に教育者は参考になる。
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子どもの頃から、家の本棚の1番上にあった、 福音館の古典全集(全部じゃないけど) 「秘密の花園」何度、読もうと思ったことか・・・ けど、この歳まで、開くことなく。 はずかしながら、内容も知らず、 何となく、ファンタジーかと思っていたくらいです。 読んでみると、これだけの...
子どもの頃から、家の本棚の1番上にあった、 福音館の古典全集(全部じゃないけど) 「秘密の花園」何度、読もうと思ったことか・・・ けど、この歳まで、開くことなく。 はずかしながら、内容も知らず、 何となく、ファンタジーかと思っていたくらいです。 読んでみると、これだけの時を経ても 導入からとっつきにくさがなく、ものがたりにはいりこめ、 人物も魅力的で、さすが力のある物語だなあ、と思いました。 最後までメアリが主人公でい続けてくれる方が 好みだけどね。ぼっちゃんは、あんまり・・・ 大きいのは重いので、少年文庫で読んでしまったけど、 猪熊さんの訳で読めばよかったかな。
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この物語は基本的には「物質的にはそこそこ恵まれていたものの放っておかれた子供」(≒メアリ & コリン)がムーアの自然やら庭仕事やら友達によって再生していく物語なんだけど、子供時代の KiKi はそれもこれも「秘密の花園」な~んていう素晴らしいパラダイスがあったからこその恩...
この物語は基本的には「物質的にはそこそこ恵まれていたものの放っておかれた子供」(≒メアリ & コリン)がムーアの自然やら庭仕事やら友達によって再生していく物語なんだけど、子供時代の KiKi はそれもこれも「秘密の花園」な~んていう素晴らしいパラダイスがあったからこその恩恵・・・・というような読み方をしていたところが無きにしも非ず・・・・だったように思うんですよ。 少なくとも KiKi の実家には庭はあったけれど塀で囲まれていたり大木があったりしたわけじゃなかったし・・・・・。 そういう意味では「羨ましがりながら」読んでいたようなところがあるんですよね~。 でもね、今回、この年齢になって再読してみて思ったことは、「秘密の花園」とメアリとコリンは言ってみれば同じものだったんだなぁ・・・・と。 10年間も鍵をかけられ放置されたままの庭も、インドで育った時代に召使いはいても両親との触れ合いや友達もなく育ったメアリも、幼くして母親を失い父親からもある意味で疎まれて寝たきり状態のコリンも、もっと言えば最愛の妻を失った空虚感に支配され続け子供をどう扱っていいのかわからず偏屈になってしまっていたコリンの父親であるクレイヴンさんも、皆が同じ・・・・・。 誰もがすさぶに任せていたような時間を過ごしていたものだったんだなぁ・・・・と。 ある意味で何らかの壁(というより境界線)を作って、自分に閉じこもり、「生きている」実感を伴わない時間を過ごすことによって、周りが見えなくなり、人が見えなくなり、挙句自分も見えなくなっていく負のスパイラル。 それでも本人が気が付かないところで必死で生き延びようとしている何かがある・・・・。 そんなことを感じました。 そういう意味では「孤独」というのものはコリンの言い方を借りれば「悪い魔法」を自分で自分にかけているだけなのかもしれません。 (全文はブログにて)
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小学校低学年向け。っていうだけで済ますのは、すこしもったいない! 主人公メアリのキャラクターと、自然と愛情に癒されていく様子がすごく清涼感あふれるw 自分っていう孤独な存在を、メアリは象徴しているのかも。自然と愛情は私が求めるものそのものじゃないか! 現代社会で頑張る皆さん、よ...
小学校低学年向け。っていうだけで済ますのは、すこしもったいない! 主人公メアリのキャラクターと、自然と愛情に癒されていく様子がすごく清涼感あふれるw 自分っていう孤独な存在を、メアリは象徴しているのかも。自然と愛情は私が求めるものそのものじゃないか! 現代社会で頑張る皆さん、よんでみましょう。
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この本、バーネットの名作なんです。岩波少年文庫では、上、下とあります。 この本を読んだきっかけは、ロアルド・ダール作、「マチルダは小さな大天才」のマチルダが好きだといっていたからです。本当にあるとは思っていなかったので、お母さんに紹介された時、びっくりしました。実際に読んでみると...
この本、バーネットの名作なんです。岩波少年文庫では、上、下とあります。 この本を読んだきっかけは、ロアルド・ダール作、「マチルダは小さな大天才」のマチルダが好きだといっていたからです。本当にあるとは思っていなかったので、お母さんに紹介された時、びっくりしました。実際に読んでみると面白かったので、下も読みました。 植物が生き生きと、生まれ変わっていくのが、感動的でした。
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上・下巻。映画の方が好みだが、原作はディコンの描写が詳しい。ディコンの動物たちとのかかわり方やヨークシャー弁など。 読んだのは岩波、所持品は福音館文庫。
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子どものころに大好きだった「秘密の花園」。梨木果歩さんの「秘密の花園ノート」で新たな面を知ったこと、そこに記された山内玲子さんによる新訳のマーサやディコンの訛りに興味を惹かれたこと、また、金井美恵子「噂の娘」でインド時代のメアリのあれこれがかなり詳しく記されていたのでどこまでが金...
子どものころに大好きだった「秘密の花園」。梨木果歩さんの「秘密の花園ノート」で新たな面を知ったこと、そこに記された山内玲子さんによる新訳のマーサやディコンの訛りに興味を惹かれたこと、また、金井美恵子「噂の娘」でインド時代のメアリのあれこれがかなり詳しく記されていたのでどこまでが金井さんのフィクションなのか知りたかったこと、などから、岩波少年文庫版を読んでみました。で・・・そっかぁ〜〜、と、子どものころには気付かなかった人間関係や、メアリの背景が面白くてね。また、山内さんの訳されたヨークシャー訛りが、実に優しく素敵なもので、とてもしっくりと読めたのが嬉しかったです。(「〜〜じゃけぇね」とか、「〜〜しとりんなさる」とか。)インド時代のメアリの話も興味津津で読めました。うん、やっぱり金井さんは意地悪だ・・(*^_^*) なんて。これはまた、「噂の娘」を読みかえさなければ。
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私の、児童書ベストワンです! 富豪の家に生まれながら誰にも愛されず我が儘でひねくれ者に育ったメアリは、ある日突然、両親の病死で叔父の豪邸に移り住む。叔父は愛する妻が出産の際に命を落としたショックに立ち直れず、産まれたばかりの息子にも向き合えず旅を続ける。息子のコリンは未熟児とし...
私の、児童書ベストワンです! 富豪の家に生まれながら誰にも愛されず我が儘でひねくれ者に育ったメアリは、ある日突然、両親の病死で叔父の豪邸に移り住む。叔父は愛する妻が出産の際に命を落としたショックに立ち直れず、産まれたばかりの息子にも向き合えず旅を続ける。息子のコリンは未熟児として産まれ、このまま背中が曲がり短命だろうと医師から言われて育ち、ベッドの上で情緒不安定に育っていた。 ある日、メアリは鍵のかかった庭を見つけ、植物や小鳥達、またそれらの世話をするディッコンと出会い、それを秘密の庭にして、苗を育て庭を再生しようと、生き生きと過ごし始める。そして、屋敷の中でわめき声のする部屋を見つけてコリンと出会う。。 キラキラと眩しい陽の光と大地に根差している植物。それを慈しみ、手にかければかけるほど素晴らしくなっていく庭に喜びを覚えながら、自分達も気付かぬうちに健康に成長していく子供たち。最後、傷心の叔父も、旅先で小さな花に目が止まり「私は庭にいます」という亡き妻の声が聞こえ、ディッコンの母から届いた「ぜひお帰りください」という手紙に後押しされ帰宅する。ここから私はドキドキが止まりませんでした。息子コリンとの再会は待望の結末。 素晴らしい。 ややもすると陰気な設定ですが、作者のバーネットはとてもキュートな方だと文体から感じ取れるほど、陰湿さは微塵も感じません。自然の、人間の生命力がキラキラ溢れた傑作です。読まずに終わらなくて良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生の頃に買って貰った宝物。親に見向きもされずメイド達に甘やかされて意固地で我儘で自分が『孤独』という事にも気付いていなかった少女、同じく親に見放され腫れものを触るように扱われて自分は重い病気だと思い込んでいる寂しい少年…優しい人に触れ、自然に触れて心を開き、力を合わせて10年間放置され荒れていた庭を蘇えらせる…最後はもちろんハッピーエンド。何の捻りも無いけれど、心温まる素敵な物語。大好き(^O^)/
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