あしたはうんと遠くへいこう の商品レビュー
次々と恋に翻弄し、恋と共に旅に出たり、トライアスロンに出場してしまったり、訳の分からない事をして、ふと我に返っても自分が何をしたいのか果たして恋をしているのか分からなくなる女性の物語。
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大学生活から30歳くらいまでの、 人生がうまくいかない様子が描かれています。 解説の人も書いてましたが、 角田さん本人のイメージと、 ヒロインの生き方は正反対というかんじでしたので、 プロの作家はすごいと思いました。 角田さんのコミュニティで、 この本の評判がいい...
大学生活から30歳くらいまでの、 人生がうまくいかない様子が描かれています。 解説の人も書いてましたが、 角田さん本人のイメージと、 ヒロインの生き方は正反対というかんじでしたので、 プロの作家はすごいと思いました。 角田さんのコミュニティで、 この本の評判がいいので読んでみましたが、 ほんと共感できる描写が多くて、 自分自身も社会人になってから、 うまくいかないことが多いけど、 勇気づけられました。
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主人公・栗原泉の15年間の恋愛の記録。 自転車でアイルランドを一周してみたり、ストーカーに悩まされたり、 年下クンにはまってみたり、こどもを誘拐したり! 本当のシアワセはどこにあるのか?幸せになりたい! そう想いながら、いろんな人といろんな恋をする泉の物語。 「恋は盲目」てまさに...
主人公・栗原泉の15年間の恋愛の記録。 自転車でアイルランドを一周してみたり、ストーカーに悩まされたり、 年下クンにはまってみたり、こどもを誘拐したり! 本当のシアワセはどこにあるのか?幸せになりたい! そう想いながら、いろんな人といろんな恋をする泉の物語。 「恋は盲目」てまさにこんな感じ?ていうお話だったー。 もう失敗しない、って恋が終わる度おもうけど、でも同じ所をぐるぐるしちゃう、そのもどかしさが読んでていっそ微笑ましい。 ここまで恋に生きられる女の人ってすごいな。 あと、作中にたくさん出てくる、洋楽がちょっと聴きたくなる。
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「この世の中に、弱い女なんてものは存在しないし、おんなじように信用できる男なんてものも存在しないと思わない?彼女は弱いっていう男は自分が弱いんだし、彼は信用できるっていう女は自分が人を裏切らないたちなのよ。人は、相手のなかに自分を見つけたいんだよ」
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「新直木賞作家がはじめて描いた“直球”恋愛小説」と裏表紙に書いてあったが、そう言い切れるほどではないような・・・と、“直球”恋愛小説好きな私などは思ってしまった。 主人公の泉の高校生時代から始まって30代まで、場所も相手もさまざまの恋が次から次へと繰り出される。これはいわゆる幸せ...
「新直木賞作家がはじめて描いた“直球”恋愛小説」と裏表紙に書いてあったが、そう言い切れるほどではないような・・・と、“直球”恋愛小説好きな私などは思ってしまった。 主人公の泉の高校生時代から始まって30代まで、場所も相手もさまざまの恋が次から次へと繰り出される。これはいわゆる幸せ探しの物語なのだろうか。作者特有の妙な軽さ(なんというか、傷ついてもドロドロになっても、飄々とした明るさがあるところ)がちょっと退屈だった。でもたぶんこれは好みなのだと思う。好きな人はきっと好き。
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いずちゃんがとてもバカで、なんか切なかった。 人を好きだと思う気持ちはどこからくるんだろうってあたしも思った。 題名すごく好き。
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17~32歳まで、恋愛にどっぷり浸かる女性のお話。ドラッグにハマったり、二股したあげくにストーカーに追われたりとなんだか救いようがない…付き合っている男に染まり別れるとがらんどうな気持ちになる繰り返しの印象だった。角田作品には珍しい恋愛小説。
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ある冴えない女性の高校~32歳までの男遍歴、恋愛遍歴を上手に描いていた作品。大恋愛ってわけでもなく、ダメ男相手に、ずるずる、ぐずぐず、って感じなのだけど、それでも、恋する気持ちって自分を見失ってしまうほどどうしようもないのかも。 付き合う男に合わせて、自分の行動もコロコロ変わって...
ある冴えない女性の高校~32歳までの男遍歴、恋愛遍歴を上手に描いていた作品。大恋愛ってわけでもなく、ダメ男相手に、ずるずる、ぐずぐず、って感じなのだけど、それでも、恋する気持ちって自分を見失ってしまうほどどうしようもないのかも。 付き合う男に合わせて、自分の行動もコロコロ変わって、気付けば空っぽのままの主人公。こういうのって、共依存タイプ、依存症なんだろうなぁ。 リアルなどうしようもなさを描くのは、角田さんお得意。
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角田さんの随分前の小説。 直球恋愛小説とのことなんだけれども 私はどうも主人公に苛々してしまって!! お前いったいどうしたいんだ!と始終考えながら読んだため 感情移入ができなくて。 もともとあんまり恋愛体質ではない私には、彼女の気持ちがわからない。 でも、主人公の行動だったり、友...
角田さんの随分前の小説。 直球恋愛小説とのことなんだけれども 私はどうも主人公に苛々してしまって!! お前いったいどうしたいんだ!と始終考えながら読んだため 感情移入ができなくて。 もともとあんまり恋愛体質ではない私には、彼女の気持ちがわからない。 でも、主人公の行動だったり、友達の町子もどうしようもないんだけど そのどうしようもないところが『恋』なのかもしれないなぁなんて思いつつ。 町子が不倫相手の子を攫ってくるところがあるんだけど、もしかしたら 「八日目の蝉」 の原点はここにあるのかな?なんて勝手に想像しちゃったりして。
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