あしたはうんと遠くへいこう の商品レビュー
この本すごく好きです。 たぶん角田光代さんの描くものが好きみたい 高校生から30過ぎまでの15年間を綴った本 恋に振り回され溺れる主人公はとても痛々しくて自分とものすごいかぶった 恋愛体質で常に恋していないと自分の存在意義がわからなくなる ポチが一番いい男だとおもう ...
この本すごく好きです。 たぶん角田光代さんの描くものが好きみたい 高校生から30過ぎまでの15年間を綴った本 恋に振り回され溺れる主人公はとても痛々しくて自分とものすごいかぶった 恋愛体質で常に恋していないと自分の存在意義がわからなくなる ポチが一番いい男だとおもう あーゆう子好きだなぁ。 あたしの恋人は山口に似て怒るときも声を荒げることはしない すべてに自分と重ねてしまった
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こんなに恋に人生を翻弄されてたら大変だろうなぁと思う反面、 そんなのも素敵だなと思ったり。 片思いの時だとかに、あぁ分かるなぁっていう台詞が散りばめられてて、なんともいえない気持ちになったり。
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再読。 たすけて。 強く思ってるわけではない。 離れられるわけでもない。 でもその言葉がほろりと出てきてしまうのは、どうしようもない自分を情けなく思ってしまっているからだろう。 いずみは音楽と携えながら恋をする。次々と脈略もなく。 だけど彼女は一生懸命だ。恋をすればどこか...
再読。 たすけて。 強く思ってるわけではない。 離れられるわけでもない。 でもその言葉がほろりと出てきてしまうのは、どうしようもない自分を情けなく思ってしまっているからだろう。 いずみは音楽と携えながら恋をする。次々と脈略もなく。 だけど彼女は一生懸命だ。恋をすればどこかに行ける気がするから。 でも結局どこにも行きようがない。得られないものを追ってしまうほど苦しいものはない。 ただ、読み終えて振り返ってみると彼女なりに少しずつ何かを得て抜け出していた。 表紙がすごく好き。 淡いオレンジと透明な青が混じる中に飛行機雲とさざめ雲が乗っかっている。 等身大の作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の作品は自堕落で優柔不断な人間らしさがすごくしっかり描かれていてすごく好き。漠然ともがいて、意味を見いだせず、必死になりきれず、それでもなんとか歩いて行く。明確な答えなんて出る方が不思議で、これくらいの世界観が読む側の僕には合ってるし、リアルだと思う。 「自分の運命がひっくりかわるのに必要な時間は一日で充分なんだ。」というくだりはハッとした。カイジ読んだときも感じたけど、人生や気持ちの分岐点は、作ろうと思えばいつでも作れる。時間なんて必要ない。ただ今の日常が壊れるリスクがあるだけ。選択の自由は意外とあるのだということだけは心に刻んでおこうと思った
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恋愛という切り口を通して、男も女も翻弄され、コントロール不能で、出口のない道を歩いていく。 読んでいて、息が詰まりそうだ。 やはり、私はどこかで「つじつまあわせ」=「ハッピィ・エンド」を願っているのだろうか。 しかし、著者の角田さんははかない望みを聞き入れてはくれない。...
恋愛という切り口を通して、男も女も翻弄され、コントロール不能で、出口のない道を歩いていく。 読んでいて、息が詰まりそうだ。 やはり、私はどこかで「つじつまあわせ」=「ハッピィ・エンド」を願っているのだろうか。 しかし、著者の角田さんははかない望みを聞き入れてはくれない。 最後まですっきりはしないが、一歩いや半歩進めた主人公に自分を重ね合わせて、これも人生、これが人生と腑に落ちた。
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恋している時って不安な時間がなんて長いんだろう。 片思いか両想いかに関係なく、不安のない完璧な幸福感なんてほとんどありはしない。 でも、不安だろうと辛かろうと好きになってしまったらその気持ちは簡単には止められない。 だからって悲観的になることもないのかななんて、この小説を読んでい...
恋している時って不安な時間がなんて長いんだろう。 片思いか両想いかに関係なく、不安のない完璧な幸福感なんてほとんどありはしない。 でも、不安だろうと辛かろうと好きになってしまったらその気持ちは簡単には止められない。 だからって悲観的になることもないのかななんて、この小説を読んでいるとと思う。 諸々の不安がふと落ち着いた気がする。
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高校時代のかわいい恋愛から大人の恋、ゆがんだ恋まで多くを経験した女性の話。 綺麗な恋愛じゃないけど、つねに自分に素直であるところがいい。 なんていうか…ぶっとんだ生き方してるなって感じ。
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自分の15年と比べてしまう。そりゃあ大した話なんてないけど、気持ちはそんなに変わらない。好きになっちゃうと仕方ない、上手な恋愛とか難しすぎる。
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恋愛にすべてをささげながら、安定した関係という状態に満足できない自分を知ってしまってもなお自分の人生の中心に恋愛を据え続ける主人公・栗原泉の、17歳から32歳までにおける恋愛体験を綴ったストーリー。
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高校時代のウブな恋から始まり、誰彼構わず渡り歩くような恋愛。挙げ句の果てにはストーカーまでされてしまう。 一人の女性の恋愛の過程。
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