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あしたはうんと遠くへいこう の商品レビュー

3.4

137件のお客様レビュー

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昔の吉本ばななのとき…

昔の吉本ばななのときの感じを得ました。若い女の子向きかも

文庫OFF

現実的な恋愛小説

自分の15年を振り返って恋愛要素を拾ったら、どんな物語が生まれるだろう。そんなことを考えてしまう。次へ、もっと遠くへ!突き進むその先に、きっと幸せがある……。主人公の生き方が馬鹿みたいに潔くて、痛い。

yoko

2024/07/04

2001年の作品 両親が駆け落ちして住み始めた温泉街から、東京に出てきた18歳の少女 何か足りないわけではない 幸せになりたい、ただそれだけ 自分を好きだと言ってくれる男にほだされる いつも危うい恋愛に自分を振り回す 読んでて辛くなるのだけれど 彼女は、旅に出て、引越しをして立ち...

2001年の作品 両親が駆け落ちして住み始めた温泉街から、東京に出てきた18歳の少女 何か足りないわけではない 幸せになりたい、ただそれだけ 自分を好きだと言ってくれる男にほだされる いつも危うい恋愛に自分を振り回す 読んでて辛くなるのだけれど 彼女は、旅に出て、引越しをして立ち直る 全く支離滅裂な半生のようで、もっと良いところ もっと幸せを求め続ける女子達の代弁かもしれない 32才本厄中 最後に自分という柵を超えていきそうなのだ

Posted byブクログ

2024/02/20

いくつもの恋と無数の音楽を通じ、「私」が今と向き合う物語。 「私」が受験勉強の合間のたばこに始まり薬物や二股など、折々で「よくない」遊びに耽るのが、見ていて痛々しく、共感は出来ないながらに、この人生がどうか良い方向へ転がっていってほしいと願わずにはいられない。 また、多くの恋を経...

いくつもの恋と無数の音楽を通じ、「私」が今と向き合う物語。 「私」が受験勉強の合間のたばこに始まり薬物や二股など、折々で「よくない」遊びに耽るのが、見ていて痛々しく、共感は出来ないながらに、この人生がどうか良い方向へ転がっていってほしいと願わずにはいられない。 また、多くの恋を経ていく「私」とは対照的な町子の恋愛も描かれ、二人は長く交流を続けるが、それがお互いにとって影響を及ぼしはしないのが、小説としては不思議ながらもリアリティがあり頷かせられた。 角田光代作品にはありがちな終わり方であるが、他の作品に比べ少しオチが弱いように思われ、それが全体の印象をややぼかしてしまっておりやや残念。

Posted byブクログ

2024/01/24

久しぶりに角田光代の強烈な小説を読んだ。2001年にマガジンハウスから単行本で刊行されたそうで23年前になるけど、脇目を振らず真っ直ぐに突進するちから強い内容だった。もうこんな話は書けないんだろうな。

Posted byブクログ

2023/05/14

主人公のいずちゃんは自分の生きる狭い世界から抜け出したいという思いを原動力に、様々な恋をしながら必死に生きている。安定を求めがちな自分にとって新しい世界に飛び込む思いきりの良さは、生き方として見習いたいところだなあと思った。

Posted byブクログ

2023/02/01

感想 歩いていける。恋に溺れ振り回される生き方。芯が無い筈がない。側から見るとつまらないと思われても。いつか歩みが止まる日も来るだろうが。

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2023/01/08

色んな人と同棲していく話だったと思う。駅前の養老乃瀧しか飲み屋がないので、簡単に特定されるという話があったと思う。タイトルめっちゃいい。

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2022/12/28

おもしろかった 恋愛至上主義のいずちゃんのはなし 学生の頃からずっと好きになる人に影響された人生でそういう人がいなくなるたび自分がわからなくなる女の人 結婚願望特にない、仕事でやりたいことも特にない、なにをしてても行き先がない私的に結構刺さった フラフラと突然海外にいって帰って...

おもしろかった 恋愛至上主義のいずちゃんのはなし 学生の頃からずっと好きになる人に影響された人生でそういう人がいなくなるたび自分がわからなくなる女の人 結婚願望特にない、仕事でやりたいことも特にない、なにをしてても行き先がない私的に結構刺さった フラフラと突然海外にいって帰ってきたら彼氏に新しい女がいて住む場所がないから、クラブに行って男の家に泊まるのを繰り返したり、CD屋のバイト先の年下の男の子と付き合ってすぐ縁もゆかりもない場所に二人で引っ越したり、浮気してその人からストーカーされたり、平凡なようで割と波瀾万丈な人生で読んでて楽しかった 年下彼氏のポチと同棲してる時にいずちゃんが浮気してた年上のジムのトレーナーを二人の間に挟むといずちゃんがポチに優しくできることで喧嘩が減り平和に過ごせるってなんかへええ、そんなこともあるのかぁとなんか考えさせられた 浮気はバレたら相手を傷つけるしほとんど元のようには戻れないけど、それをすることによって恋人との関係が良好になるってなんか複雑だけどあり得ることなんだろうなって思ったら何が正しいのかわからなくなった 話の中でアーティスト名、曲名がよく登場するけど全然知らないのばっかりなのが寂しかった、、 もし自分が好きなジャンルと被ってたりしたらもっとどハマりしてたんだろうなぁ

Posted byブクログ

2022/08/09

「だれかを好きになるという、ささやかな、無邪気で罪のない、こどもみたいにまっすぐで役たたずの感情が、突然私たちの日々に入りこんできて、信じがたい腕力でいくべき方向を捩じ曲げる。」 あーーー、よくわかる。 その時はどうしようもなく楽しいんたけど、やめたい。けど、離れようと思った辛...

「だれかを好きになるという、ささやかな、無邪気で罪のない、こどもみたいにまっすぐで役たたずの感情が、突然私たちの日々に入りこんできて、信じがたい腕力でいくべき方向を捩じ曲げる。」 あーーー、よくわかる。 その時はどうしようもなく楽しいんたけど、やめたい。けど、離れようと思った辛くなる。 誰にも相談できなくて苦しかったなぁ。 あの頃のどうしようもない気持ちを思い出して、やるせない気持ちになると同時に、今の穏やかで幸せな暮らしを愛おしく思えた。 音楽を聴きながら移動するのが大好きだったから、MDと最低限の荷物だけ持って旅に出る最後のシーンがとても好き。 作中に出てくる曲でプレイリスト作りたいなー。

Posted byブクログ