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脳と創造性 の商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2017/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2005年刊行。著者は東京工業大学大学院客員助教授、東京芸術大学非常勤講師、ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー。◆些か辛口評になるが、著者の書は「クオリア入門」のみ読むべき価値があるが、些か分厚い。本書はそのさわり・前座の書とみれば、それなりに読むべき価値は見出せるかもしれない。

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2013/01/03

第1章 創造性の脱神話化 第2章 論理と直観 第3章 不確実性と感情 第4章 コミュニケーションと他者 第5章 リアルさと「ずれ」 第6章 感情のエコロジー 第7章 クオリアと文脈 第8章 一回性とセレンディピティ 終章 個別と普遍

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2012/01/29

エッセイとしては面白かった。一回性の体験、というのがなかなか興味深い。面白かったり感動的な体験でも無理に2回繰り返す必要はない、か~。

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2009/10/04

脳科学の本。 日常的に起こっていて、あんまり気にとめてないことを気づかせてくれた。 言い回しがむずかしくって時間かかった…カタカナ多い(・ω・`*) 8章は哲学的でなんか素敵。

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2009/10/04

クオリアという単語について知りたくて、この本を取ったんですが、どうやらそういう話はもっと以前に出ているようですね。ここではさらっとしか触れてなくて、当然の前提として話されてました。なんとなく分かったのはクオリアとは「感動体験のときに生まれる言葉にできない感覚質」のこと。正直ちょっ...

クオリアという単語について知りたくて、この本を取ったんですが、どうやらそういう話はもっと以前に出ているようですね。ここではさらっとしか触れてなくて、当然の前提として話されてました。なんとなく分かったのはクオリアとは「感動体験のときに生まれる言葉にできない感覚質」のこと。正直ちょっとまだ合ってるか分かんないけど…。 現代人の必携(?)のwikipediaによると、 クオリア(英:複数形 Qualia、単数形 Quale クワーレ)とは、心的生活のうち、内観によって知られうる意識の現象的側面(現象的意識)のこと、またはそれを構成する個々の質感のこと。感覚質(かんかくしつ)とも訳される。 だそうです。 茂木さんはそのクオリアを心得た上で、本の中でとにかく多様なたとえ話を出してくる。そこで感じるそれぞれが思い描く感情の類いがきっとクオリアだからだろう。とにかく言葉遣いが僭越ながら上手いです。

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2009/11/30

茂木健一郎が、脳科学の視点から「創造性」について考察。そもそも「創造性」とは何なのかという問いから始まり、人間の脳とコンピュータのアーキテクチャーの成り立ちの違いを指摘しながら、創造性の本質に迫る。「クオリアは、あくまでも私秘的な(プライベートな)体験である。その私秘的な体験が、...

茂木健一郎が、脳科学の視点から「創造性」について考察。そもそも「創造性」とは何なのかという問いから始まり、人間の脳とコンピュータのアーキテクチャーの成り立ちの違いを指摘しながら、創造性の本質に迫る。「クオリアは、あくまでも私秘的な(プライベートな)体験である。その私秘的な体験が、逆説的ではあるが、個別を超えた普遍性を支える」…芸術を解釈する上での視点が広がったのは勿論、生きるということそのものがクリエイティブであるということに対し、もっと自覚的になろうと思えました。数ある茂木健一郎の著書の中でも、私の一押しの1冊です。

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2009/10/04

本当に小難しい内容を分かりやすく説明してくれる本です。創造性とは何か、そしてそれに関わる話が非常にコンパクトにまとめられている。創造性を神秘化し、遠ざけてしまうのではなく、具体例をあげて私たち一人一人がいかに日々創造性を発揮しているのかという事を気づかせてくれる。

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2009/10/04

クオリアってなんぞ?って思う人は是非。 自分たちの思考の仕組みに疑問符を浮かべはじめたらもうこの本を読むと良いでしょう。 新しい窓が開きます。

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2009/10/04

前半はありがちな論の展開に加えて、反論の余地がある部分がいくつかあったためあまり面白さを感じなかったが、中盤以降は非常に面白かった。「創造性」と聞くと、天才かごく一部の人しか有していない能力だと思われがちであるが、この本を読めば、その能力は我々一般人も持っていること、及びその能力...

前半はありがちな論の展開に加えて、反論の余地がある部分がいくつかあったためあまり面白さを感じなかったが、中盤以降は非常に面白かった。「創造性」と聞くと、天才かごく一部の人しか有していない能力だと思われがちであるが、この本を読めば、その能力は我々一般人も持っていること、及びその能力を醸成するには一人称のクオリア(感覚質)が非常に重要であることがわかるだろう。「創造性」というものを軽視していた自分だけに、新たな視点を得られた一冊であった。

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2009/10/04

『世界についての知識を得て、他者に対しては成熟した寛容を示しつつも、私は生まれたばかりの赤ん坊のようにぎこちなくあり続けたい。そうすることが「創造しつづける脳」を活かし、この有限の生をまっとうする唯一の方法であることを私は知っている』

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