僕の妻はエイリアン の商品レビュー
■ あらすじ - ある"僕”の妻は変わっている。ちょっとしたことを覚えてなかったり、普通のひとなら気にするようなみなりをまったくきにしなかったり。だけど彼女には悪気がない、反省していないのではなくて、そのことについての自覚がない。ある日彼女と医者に行き、診断を受けた。「...
■ あらすじ - ある"僕”の妻は変わっている。ちょっとしたことを覚えてなかったり、普通のひとなら気にするようなみなりをまったくきにしなかったり。だけど彼女には悪気がない、反省していないのではなくて、そのことについての自覚がない。ある日彼女と医者に行き、診断を受けた。「高機能自閉症」という病気とのことだった ■ よかった点 - ある"奇妙なクセのようなもの(高機能自閉症)"を持つ"僕の妻”。そんな妻と旦那さんがどのように悩み、考え、工夫し、日常を送っていくことの大変さ、真摯さがとてもよかった - 物語の中の"僕の妻"は特別な人ではないように感じられた。たしかに「高機能自閉症」と診断はされていたが、感情・考え方などもちろん普通だし、その病気と診断された"症状"すらも、所詮人の個性なんじゃないかって思うようなことだった。"僕の妻”であった場合、該当する病名があったのだが、重要なのは"どの病気のために普通とは違う"ということよりも、"そのクセ"の特徴、内容について正しく理解し、理解した結果"うまく付き合っていく"ということだと思う。この本を読んで"付き合い方"みたいなものが"僕"と"僕の妻"という二人のやりとりから学べたんだと思う ■ 悪かった点
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「高機能自閉症」の妻と「僕」の不思議な結婚生活。夫の視点から妻の不思議さや共同作業の難しさと喜びがつづられていますが、違和感を感じたらすぐにあとがきを読んですっきりしてください。内容的にも興味深い本。
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高機能自閉症(=異性人)である妻と非自閉症(=地球人)の夫の結婚生活は、まるで国際結婚のようなものだ。 日本人同士なのに、異性人との異文化摩擦がしょっちゅう起きる。 そんな日々の苦労や、高機能自閉症だと診断されるまでの道のり、自閉系と分かってからの生活改善、夫婦喧嘩のことな...
高機能自閉症(=異性人)である妻と非自閉症(=地球人)の夫の結婚生活は、まるで国際結婚のようなものだ。 日本人同士なのに、異性人との異文化摩擦がしょっちゅう起きる。 そんな日々の苦労や、高機能自閉症だと診断されるまでの道のり、自閉系と分かってからの生活改善、夫婦喧嘩のことなどなどが、楽しくユーモアにあふれて書いてます。 読んでてとてもおもしろいです。 ノンフィクションです。 “自閉系”の人の考え方の特徴やコミュニケーションの困難さがよく分かる内容です。 特にビックリしたのが、自閉系の人が普段の生活でものすごく努力をしていること。 “地球人”と普通にコミュニケーションを取ったり、社会生活に適応しようとするために、こんなにいろいろ考え努力しているなんて、全然知らなかった。 ぜひ、たくさんの人に読んでもらいたい本です。 この本には、ちょっと仕掛けがあります。 そのことは、「著者あとがき」に書いてるので、「この本を楽しみたい!」と思って読む人は、あとがきを後で読むのがおすすめです。 「高機能の人のことを知りたい」という目的で読む人は、あとがきを先に読んでもいいかも。 私はあとがきから読みました。 仕掛けを知って読んだからこそ、すごいなぁと思えることが読んでいてたくさんありました。
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この本は自閉症の著者によって書かれた、ラブストーリー兼「自閉症」の紹介本です。たくさんの人に貸しましたがすべて好評で、同じ本を買った人もいるほどおもしろくためになります。是非一冊どうぞ。
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高機能自閉症と診断された妻との生活を夫の視点で描いている。 実際の作者は妻本人。 表題のエイリアンは「普通の地球人とは頭の中身が違う」という事で、作者が高機能自閉症の妻に与えた呼称。 最近になって知られるようになった高機能自閉症の特徴や内面などが割りと詳しく書かれている。 これが...
高機能自閉症と診断された妻との生活を夫の視点で描いている。 実際の作者は妻本人。 表題のエイリアンは「普通の地球人とは頭の中身が違う」という事で、作者が高機能自閉症の妻に与えた呼称。 最近になって知られるようになった高機能自閉症の特徴や内面などが割りと詳しく書かれている。 これが症状のすべてではないけれど、多分かなりの読み手が自分にも当てはまるところがあって驚くのではないかと思う。自分にもいくつかあった。 となると、エイリアンと地球人の境目どこなのだろうか? 多少苦手な文体ではあったものの、きちんとした文章で物語を書ける作者がエイリアンだと思うと、自分の正体も怪しく思えてしまう。
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アスペルガー症候群である人が、自信の体験や、いきづらさをつづった本として、とても貴重だと思う。 アスペルガー症候群の人が大人になったら普通さらに障害は見えにくくなるものだけど、周囲にわかりにくいからこそつらいという部分があるということが難しいね。 アスペルガーの研究書としてとか、...
アスペルガー症候群である人が、自信の体験や、いきづらさをつづった本として、とても貴重だと思う。 アスペルガー症候群の人が大人になったら普通さらに障害は見えにくくなるものだけど、周囲にわかりにくいからこそつらいという部分があるということが難しいね。 アスペルガーの研究書としてとか、夫婦の日常エッセイとかとして読むと面白くないでしょう。
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お散歩に行った羽田空港で購入。 そのまま最上階の飛行機が見えるカフェで読了しちゃいました。 アスペルガー症候群という、高機能自閉症(自閉症なのだけれど、脳のつくりが若干異なり、ものの感じ方や処理、そして処理の結果出る行動や感情、ことばが、非自閉症のひとから見ると違和感があることを...
お散歩に行った羽田空港で購入。 そのまま最上階の飛行機が見えるカフェで読了しちゃいました。 アスペルガー症候群という、高機能自閉症(自閉症なのだけれど、脳のつくりが若干異なり、ものの感じ方や処理、そして処理の結果出る行動や感情、ことばが、非自閉症のひとから見ると違和感があることを、「異星人」とたとえています。 一見コミカルで、明るい家庭のように読まされてしまうのですが、アスペルガーであ る奥様がそれに気づくまで、世界との違和感に苦しみ、アルコール依存にまでなって しまう描写があります。 奥様がアスペルガーであることが判明するのは、結婚8年目のことなのです。 それでも夫婦であることを維持し続けた二人を、私は本当に尊敬します。
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最初は面白かったものの、腹が立ってきて斜め読みでやめた本。 夫からみた高次機能障害の妻の言動、分析としてかかれていましたが、「こういうところが変・変・変!」と、ずーっとかかれるところの大半は「個人差」「性格」で表されるくらいのものじゃないの? この夫って理屈っぽく「世間の常識」に...
最初は面白かったものの、腹が立ってきて斜め読みでやめた本。 夫からみた高次機能障害の妻の言動、分析としてかかれていましたが、「こういうところが変・変・変!」と、ずーっとかかれるところの大半は「個人差」「性格」で表されるくらいのものじゃないの? この夫って理屈っぽく「世間の常識」にこだわりすぎなんじゃないの?女性はこうあるべき、という考え方も50代以降の人みたい。 結婚に至る前に、お互いの性質を理解してと受け入れていれば、こんなに細かく変だ変だ、とあとからいうはずないじゃないか!自分の求める妻像にあてはめるから悪い!と憤っていたくらいでした。 具体的に書かれているものはいいのですが、抽象的記述で、すべてのことを「機能障害のせいだとわかった」と結論付けられると、心当たりのある人はたくさんいるのでは? 私もこの本に出てくるような面が当てはまり、よく「変わってる」といわれますが、私も機能障害があるのか?と感じました。 ところがレビューで、この夫から見た視点というのはフェイクで本人が書いているということを知りました。 ちょっと納得しました。 今度ちゃんと読み返してみようと思います。
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友に借りた本。題材に惹かれて読んでみた。これ、読みやすいの?前半ですでに違和感を覚え、しっくり来なくて、あとがきを読んだら、夫が妻のことを書いたようにしてあるんだけど、書いたのは妻。だから不自然なんだ。読み進めなかった、残念。
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