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西南シルクロードは密林に消える の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/09/30

コミュニケーション能力が半端なくすごい! 現地の人や、ゲリラの人と仲良くなり、最後には不法入国してるのに、普通に?日本に帰ることができる。一体、高野さんは何者なのか、、、と思ってしまった。 高野さんの人柄なのか、性格がいいのか、(本で読む文章だからかもしれないが)、出会う人たちと...

コミュニケーション能力が半端なくすごい! 現地の人や、ゲリラの人と仲良くなり、最後には不法入国してるのに、普通に?日本に帰ることができる。一体、高野さんは何者なのか、、、と思ってしまった。 高野さんの人柄なのか、性格がいいのか、(本で読む文章だからかもしれないが)、出会う人たちとのやりとりにお人柄が表れている。 ラ・トイ大尉と息子さんの再会のところは、ほんとなの??と思わず思ってしまった。が、息子さんに会えてよかった!! ジャングルを進み、いろいろな人に助けられてインドまで辿り着いた。最後に自分のことをモノとして捉え、西南シルクロードで運ばれたと書いてあるところはなんかすごく納得してしまった! 不法入国は良くない(国際問題になったらこまる)が、面白かった。単に、西南シルクロードを通行するという話ではなく、人との関わりの内容だと思った。

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2013/05/11

中国・ビルマ・インド相手に不法入国を繰り返すアナーキーでワイルドな旅路。 必要以上に苛酷な旅に付き合わされてヤケクソに進む反政府ゲリラ達。 正気の沙汰ではない。

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2012/07/07

高野秀行史上 もっとも冒険度が強かった気がする 敵対するゲリラ間を移動していく ビザなし密入国 密林での体調悪化 中程のカチン人の正装した女性の写真が美しい 英語もままならない僕は なにげに高野秀行の語学力がすごいと思った

Posted byブクログ

2010/08/12

一般に知られている砂漠のシルクロードとは別の、四川からビルマ、インドへと抜ける南西シルクロードがあった。その太古のルートをたどる。しかし、中国・ビルマ国境、ビルマ・インド国境はいずれも少数民族のゲリラが支配している地域で、正規のルートで旅することは出来ない。そこで著者が講じた手段...

一般に知られている砂漠のシルクロードとは別の、四川からビルマ、インドへと抜ける南西シルクロードがあった。その太古のルートをたどる。しかし、中国・ビルマ国境、ビルマ・インド国境はいずれも少数民族のゲリラが支配している地域で、正規のルートで旅することは出来ない。そこで著者が講じた手段は・・・。不法入国である。 以前にもビルマに不法潜入して1年間大麻栽培をしたことのある著者はビルマのカチン軍とは独自のルートを持っていた。そこで、彼らを頼って中国からビルマへ不法入国、ビルマの山岳地帯をカチン軍に先導されて歩く、歩く・・。途中で別のゲリラ、ナガ軍に身柄を移して、彼らとともにインドへ不法入国。インドのナガ軍支配地からカルカッタへ。そこで、日本領事館に出頭し、インド警察で取調べ。そして日本へ強制送還。旅が始まってすぐに中国の公安にも捕まって取り調べられている。運がよかった、というだけだろう。運が悪ければ、中国でもインドでも実刑をくらっているはずである。だから、誰でもが真似ることの出来る旅ではない。でも、だからこそ、行ってみたいと思うのである。 紛争の続くこの地を旅した外国人は、戦後著者が初めてらしい。ガイドブックはまだない。この時期にイラクやアフガンを旅している旅人は、もしかしたら次はこのあたりを狙っているのかもしれない。 僕らに残された未開発の、あるいはまだ小数のものにしか知られていない旅のルートは、まだまだたくさんあるのかもしれない。(

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2013/08/04

「本の雑誌」に載った「名前変更物語」に大笑い。高野氏が自分の名前を変えようとした原因となるのが本書でつづられている西南シルクロードの旅だ。予想を上回るとんでもない旅の本で、いやいやすごい。中国国境からビルマの反政府ゲリラの支配する地域(雨期にさしかかったジャングルを含む。しかも徒...

「本の雑誌」に載った「名前変更物語」に大笑い。高野氏が自分の名前を変えようとした原因となるのが本書でつづられている西南シルクロードの旅だ。予想を上回るとんでもない旅の本で、いやいやすごい。中国国境からビルマの反政府ゲリラの支配する地域(雨期にさしかかったジャングルを含む。しかも徒歩で!)を抜けインドに密入国、奇跡的に強制送還という形で日本に帰ってくる、とこう書くと悲壮な感じだが、そこはこの著者のこと、脱力感あふれるエピソードだらけ。高野氏も書いている通り、気持ちいい人もやなヤツも含めて、人とのつながりが旅なのだなあとしみじみ思った。

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2009/10/04

高野秀行大冒険。 ビルマ奥地のジャングル地帯、ゲリラの象部隊、結果インド密入国。 なんかとんでもない冒険活劇のようだけど、そこは淡々と。 隣にいる人々との交流やささやかなドラマ、そちらの方が心に残るし持ち味だと思う。 同行したカメラマンの透明感ある写真が美しい、最後まで同行してほ...

高野秀行大冒険。 ビルマ奥地のジャングル地帯、ゲリラの象部隊、結果インド密入国。 なんかとんでもない冒険活劇のようだけど、そこは淡々と。 隣にいる人々との交流やささやかなドラマ、そちらの方が心に残るし持ち味だと思う。 同行したカメラマンの透明感ある写真が美しい、最後まで同行してほしかった。

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2009/10/07

帯より〜「中国・成都からビルマ北部〜インド・カルカッタまでの古代通商路。 −戦後初めてこの地を陸路で踏破した日本人ノンフィクションライターが見たものとは?−−−。」 スケールでかいでしょ? でも読むともっと”でかい”ことになってます。 私的に高野作品No.1に躍り出た大...

帯より〜「中国・成都からビルマ北部〜インド・カルカッタまでの古代通商路。 −戦後初めてこの地を陸路で踏破した日本人ノンフィクションライターが見たものとは?−−−。」 スケールでかいでしょ? でも読むともっと”でかい”ことになってます。 私的に高野作品No.1に躍り出た大傑作!

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2009/10/04

世界最古のシルクロードを戦後初めて陸路で踏破した日本人タカノさん。厳しいジャングル・少数民族・ゲリラも・・・彼の周りにいると何故かちと笑ってしまうのです。

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