幸せのねむる川 の商品レビュー
人間界を鮭の世界におきかえて 主人公が感じている生きていく上での悩みが描かれていました。 最初から最後まで、川を目指す旅をしている鮭たちですが、 これは、日本では北海道あたりでよくみられる 鮭が産卵のために海から生まれ故郷の川に戻ってくる現象です。 銀色の鱗をもつ主人公のカム...
人間界を鮭の世界におきかえて 主人公が感じている生きていく上での悩みが描かれていました。 最初から最後まで、川を目指す旅をしている鮭たちですが、 これは、日本では北海道あたりでよくみられる 鮭が産卵のために海から生まれ故郷の川に戻ってくる現象です。 銀色の鱗をもつ主人公のカムルは、 他の鮭と自分との違いに気がつき、とほうもない孤独感を持っていました。 鮭の群れに入って泳いでいても、 誰もカムルに話しかけてくれず、カムルはいつも一人ぼっちでした。 そんなある日、カムルに澄んだ瞳の鮭エインが話しかけ、 二人は仲良くなります。 そして、身体にほんのりと紅い斑点が出たとき、 卵をうむために、生まれ故郷の川へと向かいました。。 本能にしたがって川を登り、 危険も省みずに、自分たちの子供へ夢を託そうとするカムルとエイン。 鮭独特のこの一生は、自然界の現象とはいえ、 本当に不思議な習性だと思っていました。 この作品は韓国の作家が、 生きているうえで大切なことを「銀色の鮭」にたくして書き上げたそうです。 まさしく、大人のための童話でした。 鮭は食べるだけのものではないのです。(笑)
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『かもめのジョナサン』のおさかな版みたいな話。 まだ韓国語が中級の頃(今でもか?)にたまたま買って読んだのだけど、すいすいと読めた。
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私は知りませんでしたが、とても有名な本だそうで。 題材は鮭の産卵。主人公は鮭です。 題材だけでは魅かれないのに、とにかくレビューが好評で逆に興味がわきました! 読んで納得。深いです。 人間と人生について書かれています。 人間関係、社会の事、人生や生きること、共存についても触れてあ...
私は知りませんでしたが、とても有名な本だそうで。 題材は鮭の産卵。主人公は鮭です。 題材だけでは魅かれないのに、とにかくレビューが好評で逆に興味がわきました! 読んで納得。深いです。 人間と人生について書かれています。 人間関係、社会の事、人生や生きること、共存についても触れてあり、心に響きます。 そして想像力豊か! すらすら読みやすい点も良かったです!鮭の産卵の知識まで付いちゃいます。 群れで動く動物に対して、それが当たり前だと思っていました。 だけど、動物だって「一人になりたい!団体は窮屈!自由にさせてほしい!」と思いながら、 疑問を抱えて生きてる事もあるのかなぁぁぁ、なんて。 群れの良さや一人の覚悟など、自分にもどこか当てはまる身近な本です。 韓国ではとても有名なベストセラーとなっています。
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