琉球と中国 の商品レビュー
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2002年刊。 著者は元文部教官・厚生技官で、米軍政下沖縄への派遣医師歴あり。 史料から主に明・清期の琉球・中国の冊封体制の実を解説する本書。 明・清朝期、計23回の冊封使(中国→琉球)が設定され、そこで得た琉球情報が、巡り巡り江戸期日本へ。 例えば、清朝「周煌志略」で描かれた絵図?が、葛飾北斎作の「琉球八景」に結実。広義の通交関係を措定できそう。 また、1570頃〜1670年(明・清王朝交代期)が琉球の激動期。 もちろん、宋・元期の土器他の遺物は南西諸島から出土し、該時期には既に何らかの琉・中間の通交関係を措定可能か。
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