ドリームバスター(2) の商品レビュー

宮部みゆき(著者)

2013/04/03

安心の宮部ブランド。
あまり古さを感じない。

人間関係も複雑になってきて楽しみ。

と、漫画化前提で書いたんだろうなって思った。

2013/03/29

始めは説明臭くてダレるが途中から面白くなってきた。1話めの風船頭がゆらゆらしてる場面が目に焼き付いてキモチ悪い。2話めでこれからというところで続くになっちゃって、何なのよ〜と思った。続きが気になるやんかあ。2013.3

2013/03/20

まず、チュートリアル的な一巻を読んで、だいたいこういう水戸黄門的な感じでしばらく進んでいくのだろうな…と思っていたら…。
いい具合に裏切られてしまった。

今回のDP(ドリーミングパーソン)は2人。
小心者で卑屈なまでに自分に自信がない村野理恵子。
殺人事件の証言をしたことで、ワッツという同じ葛藤に苦しんだ経験を持つ男が入り込む。

もう一人は、虐待を受けている男の子。少年の中に入ったモズミは少年を守りたいと心から思っている。

どちらも凶悪犯だ。
でも、DPからの信頼は厚い。
モズミの場合は、彼を失うことで少年は本当に逃げ場を失ってしまうかもしれない。
どうすればよいのか、何が正しいのか…。

そして、一度だけ仕事を共にしたスピナーや交通補整局の調査官グリズリとの出会い。行方不明のままのピットのこと。
抵抗者となったはずのスピナーの不気味なその後は何なのか。

次が気になる。

2013/01/06

表紙がかっこいい。前作と違ってスカッっと解決という話はないが、なるほどと考えさせてくれる面白い作品。

2012/08/08

一巻と比較して大分文章が安定していると言いますか、とにかく読みやすく面白かったです。変に疑問を生じず、差し込まず安心して読める。

内容としても、大きな太い線がしっかり一本通り始めたように思います。一見関わりないように見える枝葉にあたる事件、短編もやはりその幹への伏線になってくるのではないでしょうか。

一本目のお話は人間の恐ろしさにゾッとせずにはおられませんでした。私は所謂ホラーが大の苦手ですが、下手なホラーなんかよりずっと怖いです。まあこれもFTですからね。ある種ホラーと言えるかも知れません。

それから、情けない話ですが、私は悩む被害者、そしてその被害者にイラつく主人公、二人に対して同時にイライラしてしまいました。これは私がまだまだ人として未熟だからですね。

あと唯一引っ掛かるのはマエストロの口調くらいかなあ。時々ぎこちなく不自然に感じる時がありまして。主人公に対して敬語が混ざった時かな？

もう一本の書き下ろしは、非常に気になるところで終わっています。早く三巻を読まねば！

これを読んでいて気づいたのは、私は一人称で書かれた文章を読むと疲れる、と言うことです。昔はむしろ一人称の語りの方が親近感が持てて好きだったんですけどね。大人になってしまったからか、虚構感が強まり、煩わしい気がしてしまうのです。
それとも単に私が宮部さんの三人称が好きと言うだけかも。

100%の悪、100%の善──人間の多面性について考えさせられるような一冊でした。

2012/06/08

2巻目を読みながら、自分が不安に思っていることが夢として出てくるのならば、自分にはどんな犯罪者が潜むのだろうかと考えたりもしました。
友だちのリップの体が機械ならば、リップの意識はやはりあのうつろな患者から取り出したものなんでしょうか。その辺の謎は徐々に明かされるのか先も楽しみです。

2012/06/05

殺人事件の目撃者で、犯人を証言した女性が、導き出された証言を自分はしていて、犯人は無罪なのではないか、自分はうそを付いているのではないかと、自分を責めているお話。

２話目のドリームパーソンは虐待を受けている子供。
逃亡犯も虐待を受けていた過去があり、子供を守ろうとする。
２重人格ってこういう感じなのかな。

2012/04/28

最初はかったるい感じだったけど、一話の半ばから面白くなってくる。読むにつれて、ＤＢの世界の謎が深まってくる。そして続きが気になって終わってしまったという感じ(^_^;)

2011/10/25

【感想ＭＥＭＯ】

１巻よりも、説明臭さがなくなって、一気に読めた点が良かった。
シェンとマエストロの出会いなど、さらに彼らのキャラクターがよく判るエピソードが散りばめられている点も良し。

2011/07/02

一巻より、若干話が複雑になってくる。

完全に悪とは言えない相手。

考えさせる部分もあるが、なんかスッキリしないところもあり。

シェンとマエストロの大活躍がみたい…

スタートH23,6/30
ゴールH23,6/30