1,800円以上の注文で送料無料

溺レる の商品レビュー

3.6

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/12/18

最近、川上弘美さんの「この辺りの人たち」という本に出会ってから、川上弘美さんの本ばかり読んでいる。 この本は、タイトルに惹かれて読んでみた。 さやさや 溺レる 亀が鳴く 可哀想 七面鳥が 百年 神虫 無名 この短編のタイトルを読んだだけで、このセンスにときめいてしまう。 読...

最近、川上弘美さんの「この辺りの人たち」という本に出会ってから、川上弘美さんの本ばかり読んでいる。 この本は、タイトルに惹かれて読んでみた。 さやさや 溺レる 亀が鳴く 可哀想 七面鳥が 百年 神虫 無名 この短編のタイトルを読んだだけで、このセンスにときめいてしまう。 読めない漢字や知らない単語が沢山あり、携帯片手に読んでいる。 「駱駝」「蝦蛄」「愛欲」「情死」「交合」など…。 30代になって、恋愛もして自分の性に関して触れたり触れられたりして、この小説もあまり抵抗なく読むことがができた。 私が20代でこの小説を読んだとしても、良さは多分分からないと思う。 いろんな人の感想を読み、まとまっていて凄いなあと思ってる。 私の感想は、まとめられない。 川上弘美さんの本を読み始めたばかりだか、今の所まず感想がまとまらない。 だから、私は好きなんだと思う。 正しさとか、間違ってる、良い、悪いとか、まとめてない、評価じみてないところが私は好き。 読みながら、くくくっと笑ってしまう。 意味が不明だったり、結構ねっとりと生々しい。 川上弘美さんの書く異物感に背筋がゾワっとする。 私の知ってる世界から5センチくらい違う世界線かと思いきや、(いや思いたい)、結局「わかる」と思う感覚が必ずある。 溺れる事は怖いけど、 私は溺れる時はちゃんと溺れたいと思う。 自分で息ができなくても、溺れる時の快楽をしっかり味わいたいと思う。 溺れてから、息ができる様になるかは分からなくても、私は馬鹿みたいに学ばずに怖いもの知らずみたいに、溺れてたいと思う。 読み終えてからもう一度読みたいと思う。 不思議な本。

Posted byブクログ

2023/09/09

川上さんの作品を以前読んだことがあるように思うが、今回のような短編でどちらかといえば漠然とした本は初めて出会った。色々な愛の意味がある本だと考えさせられる。

Posted byブクログ

2014/12/04

大人はみんな溺れている、と、思う。 愛欲だけではなく、いろんなことに。 面白かったんだけど、読みづらかった。

Posted byブクログ

2013/11/04

想像していたのとは少し違った。 文庫版の表紙が気に入って読みたいなと思ったのだけれど、図書館で借りたら、単行本でした。単行本の表紙は気持ち悪いなと思ってしまう。 どのお話も、男と女のアイヨクのお話。 性行為が大きな役割を担っているお話なのに、何故だかいやらしくならない。 どれも...

想像していたのとは少し違った。 文庫版の表紙が気に入って読みたいなと思ったのだけれど、図書館で借りたら、単行本でした。単行本の表紙は気持ち悪いなと思ってしまう。 どのお話も、男と女のアイヨクのお話。 性行為が大きな役割を担っているお話なのに、何故だかいやらしくならない。 どれも不思議な感じがするからかな。ありそうで、なさそう。 個人的には、一番最初の「さやさや」が好き。 どこまでも続いていく、出口の見えない人生のようなものが、隠されているような気がするから。

Posted byブクログ

2013/10/08

物語がありすぎるとだれでもよくなってしまう、というのはどういうことなのか。川上弘美は何冊か読んできましたが、いままでわたしはいったい何を読んできたのやら、あれっこんな作家だったんだ、という新鮮な気持ちで読みました。こんなに、さみしくて、ひとりで、わたしはだれでもよくて、相手もだれ...

物語がありすぎるとだれでもよくなってしまう、というのはどういうことなのか。川上弘美は何冊か読んできましたが、いままでわたしはいったい何を読んできたのやら、あれっこんな作家だったんだ、という新鮮な気持ちで読みました。こんなに、さみしくて、ひとりで、わたしはだれでもよくて、相手もだれでもよくて、かなしいことを書くひとだったのか。わたしは時折、常に主体的に選び取っているはずの自分の人生がすべて虚しいような、わたしはわたしである必要がどこにでもないような、そういう恐れがものすごく襲ってくるときがあって、うまく言えないんだけれどもあの感覚を超えてぎゅっと煮詰めたらこんな小説になるのではないか、と感じさせるものがあった。もしかしたら、川上弘美はわたしのなかのある部分をきちんと書いてくれるひとなのかもしれない。もうすこし読んでみます。それからこのメモの冒頭にも書いた、「物語がありすぎると誰でもよくなってしまう」とはどういうことなのか考える。

Posted byブクログ

2012/07/07

ふんわりとやわらかい言葉で内側に毒を含んでいる作品が、実は川上弘美っぽいのかもしれないなぁ、と。 人はみな溺れている。 ブックデザインも素敵でした。

Posted byブクログ

2011/11/08

男と女の物語を集めた本。軽いのに重くて、あっさりと書かれているのに粘っこい、そんなご本でした。繰り返し色んな頁を読み返してみたい一冊。凄いなあと思いました。「神虫」と「七面鳥が」が好きです。

Posted byブクログ

2011/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の好みなのか(笑)、草食系な中年男性との 静かで穏やかな関係が 何篇にもわたって描かれている。 時代性がない、というか 少なくとも現代では通用しないような設定・・・ 駆け落ちしてその先で住み込みで働いて、というような・・・ を用いることにより、どこか不思議な雰囲気にあふれている。

Posted byブクログ

2011/06/14

不思議な世界の短編集でした。「センセイの鞄」よりは……うーん、そんなに(笑)それでも楽しめたし、普通に考えれば酷いことをさらっと流しちゃう辺りは川上クオリティなのかと思いました。

Posted byブクログ

2011/01/13

あぁ…これならややわかりやすいかも。 ヘンな世界ではあるけれど、 恋愛小説というくくりで読めばフツーの世界?

Posted byブクログ