みどりのうし の商品レビュー

ロジャー・スミス(著者),まつながきよこ(訳者)

2021/01/13

みんなはきれいなしろ、くろ、ぶち。もじゃもじゃ、すべすべ、かっこいい。ところがグレタはみどりいろ。けしきにとけこんで、いつもひとり。ミルクもみどりで、だれものんでくれない。グレタはますますひとりぼっち。ふゆになって、グレタはゆきにうもれてひとねむり。あたたかくなって、ゆきがとけたら、グレタはしろいまま。ミルクもまっしろ。くやしがったほかのうしたちはからだもミルクもみどりいろに！

2011/06/04

みどりのうしって、ほんとうにいるのでしょうか?イギリスの農村が舞台のこの作品によると、どうもいるらしい。イギリス人らしいユーモアがたっぷり含まれたエピローグでは、みどりのうしが白くなった代わりに、まわりのうしたちのほうは、ジェラシーのあまり、みどり色になった。「ふしぎの国のアリス」を思わせる「非常識」を、たくみに取り入れた作品です。

千代田区立図書館のリサイクル図書です。表紙に図書館のシールがあります。それ以外は、落書き、折れ、破れなどなく、よい状態です。１５センチX１０センチくらいの小さめの本です。