AIR DO の商品レビュー

浜田輝男(著者)

2010/10/05

札幌まで新幹線が延びて、4時間だの5時間で東京に行けたとしても、その札幌に行くためだけに、釧路からだとJRで約3時間半かかる。釧路も新千歳も空港は遠くて使えない。高速交通網は、よく考えて作らないと結局意味がなくなる。そおいえば日本版LCCだったはずのここ(エアドゥ)は大手2社のいじめに遭って経営が傾き、一方のスカイマークは不祥事連発と、のれんに腕押し社長の薄い頭髪ばかりが印象に残っている。羽田からマレーシアに5千円で行けたとしても、僕ら道民はその羽田に行くのに9800円だの5千円だのかけている。反面、それだけのコストをかけないと、盤石な安全を最低限確保できないと言う事実も見落としてはいけない。それはともかく、単に安さの追求だけではなく、北海道民が受けていた航空運賃の差別的設定を解消しようと、市民の共同出資から始まって拓銀破たんを乗り越え、1号機就航までのいきさつを描いたこの本、同じ本棚にある「エア・ドゥ-夢はなぜ破れたか」と併せて読んでほしい。

2009/10/04

破綻が残念, 2004/7/30

北海道の新規航空会社（北海道国際航空、通称ＡＩＲＤＯ）の副社長（当時）が書いた本。なぜ、ＡＩＲＤＯが出来たのか、飛行機が実際に飛ぶまでの苦難などが良く分かります
※その後、浜田副社長は社長となりましたが、病気で急逝されてしまいました。そして、ＡＩＲＤＯも経営破たん、全日空の傘下となっています
この点は残念です