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ねぼけ人生 の商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2012/01/17

「ゲゲゲの鬼太郎」を描いた水木しげるの半生記。どうして、あんな世界、と不思議に思うことはない。水木しげるがそうだった。「のんのんばあ」との出会い、戦争の話、どれも悲しくて、おかしくて、元気がでてくる。

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2011/07/15

2010年ni大ヒットした「ゲゲゲの女房」。こっちは水木しげる御大の自叙伝です。奥様の書かれた本とはまた違った味わいがあって、僕はこっちのほうがどちらかというと好きなのですが…。 2010年に大ヒットした『朝の連続テレビ小説』の『ゲゲゲの女房』。当然僕は物語は二の次で女房を演じ...

2010年ni大ヒットした「ゲゲゲの女房」。こっちは水木しげる御大の自叙伝です。奥様の書かれた本とはまた違った味わいがあって、僕はこっちのほうがどちらかというと好きなのですが…。 2010年に大ヒットした『朝の連続テレビ小説』の『ゲゲゲの女房』。当然僕は物語は二の次で女房を演じる松下奈緒さんが目当てで見ていましたがドラマのできそのものは非常によろしゅうございましたね。それはさておいて、こっちは水木しげるの自伝的エッセイ集です。この本はずいぶん昔。確か、高校生ぐらいのころに一度読んで、今回この記事を書くためにもう一度読み直してみたのですが、こういう人生もいいというのかなんというのか。 ほのぼのとしたタッチで自分の人生をつづっていますが内容は結構壮絶な人生です。水木御大の少年時代をつづった「学校も仕事もままならない」という箇所で当時勤めた会社がどうしても勤まらなくてクビになるときに会社の社長から 「親を呼んでこい!!」 とまでいわれたことや、戦争に行ったときにボルネオでマラリアにかかったり、爆弾に被弾して左腕を失ったことや復員しての極貧生活、そしてマンガでの成功が描かれています。 僕はこれをなぜかとあるビジネス書と一緒に読んでいますが、なぜかこれでいいんだとさえ思っています。

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2019/01/16

何の因果かわからないけれど。 自分が今ここに存在しているということはたくさんの偶然の上に 成り立っているのだ。 水木サンは小さい頃から水木サンだったのだけれど、 もしかしたら生まれる前から既に水木しげるだったのかもしれない。 全てが偶然のようでもあり、必然のようでもあり。 おも...

何の因果かわからないけれど。 自分が今ここに存在しているということはたくさんの偶然の上に 成り立っているのだ。 水木サンは小さい頃から水木サンだったのだけれど、 もしかしたら生まれる前から既に水木しげるだったのかもしれない。 全てが偶然のようでもあり、必然のようでもあり。 おもしろいなあ。

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2010/09/11

1982年に出版された著者の半生記。 あちこちに出ている話も多いかもしれないが、著者の生きてきた昭和の時代を具体的に感じられます。 P161、著者が紙芝居でだんだん食っていけなくなってくる話。 「僕は、紙芝居は、本当にアカンようになりかけているのだと思った。子供の頃に、日露戦争...

1982年に出版された著者の半生記。 あちこちに出ている話も多いかもしれないが、著者の生きてきた昭和の時代を具体的に感じられます。 P161、著者が紙芝居でだんだん食っていけなくなってくる話。 「僕は、紙芝居は、本当にアカンようになりかけているのだと思った。子供の頃に、日露戦争の広瀬中佐の映画を見たことがあるが、沈みゆく船では、ある時機を逸すると、もはや逃げることもできず、まきぞえをくってしまう。僕は、今こそが、紙芝居丸の沈没の時だと思った。/逃げなければならぬ、遅れるとアブナイ。」 これは、ちょうど今の時代にあてはまる分野がありそうで、非常に教訓になりました。 [2010.9.7]

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2010/06/15

ひさしぶり生命観に満ち溢れた本を読むことがでした。 朝のテレビ小説から現在の水木しげるさんの様子を知り、期待して手にとった本でしたが期待以上の内容。 水木しげるさんの生命観と人生観に満ち溢れています。 戦争での体験や戦後の貧困生活をこれだけ前向きに捉えた人間力は本当に素晴ら...

ひさしぶり生命観に満ち溢れた本を読むことがでした。 朝のテレビ小説から現在の水木しげるさんの様子を知り、期待して手にとった本でしたが期待以上の内容。 水木しげるさんの生命観と人生観に満ち溢れています。 戦争での体験や戦後の貧困生活をこれだけ前向きに捉えた人間力は本当に素晴らしい。さらに水木さんの周りの奇人たちも実に味わい深い人々ばかりです。 どんな自己啓発や哲学の本でも、水木さんの人生から学ぶことには到底太刀打ちできません。

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2013/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前に読んだエッセイと内容がかぶっていたので割りとさーっと流し読んだ。 南方での戦争の描写から戦闘が凄まじかったことが分かる。 ラバウルに行ってもマイペースな水木先生には完敗だな。 営んでいた下宿の店子も変わった人が多すぎる…! 当時の漫画家たちもキャラが濃い! 手元に置こうかなー、これ。 寝ずの番事件は一瞬の出来事で、奇襲みたいなものだったろうから 水木先生を攻めるのはお門違いだなと思う。 戦争中瀕死の上官に頼まれたのにパパイヤ食べちゃったのは ちょっとなんだかなーと思ってしまったけど、 食べ物が少なかった中でのことだと考えると何とも言えない。 戦争ってこういうものなんだ、と。 戦後に生きる戦争の欠片も知らない私たちがとやかく言えることなんて存在しないと思った。

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2010/03/24

水木先生の「わたしは変わり者なのです」臭が最初は鼻についた。 けれど戦地に赴くあたりから急に話が面白くなっていた。

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