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高く孤独な道を行け の商品レビュー

3.9

33件のお客様レビュー

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2011/01/14

ニール・ケアリーシリーズ3作目。 繊細で傷つきやすい心を不遜な態度とへらず口で隠していたニールが、今作で安住の地と愛する人に出会い、青年から大人へと成長したように思います。 魅力を増した周りの登場人物達も含めた「高く孤独な地」での活劇は、映画を観ているような興奮がありました。

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2021/02/20

ストリート・キッズの第3弾。 シリーズ物はえてしてだんだん面白くなくなっていくことがあるが、本作は、シリーズで一番おもしろかった。 孤独な心を毒舌で隠し、その心を知るものは少ない主人公ニールは相変わらずだがずんぶん大人になってしまった。 しかし、大人になったからこそ生じる悲哀もあ...

ストリート・キッズの第3弾。 シリーズ物はえてしてだんだん面白くなくなっていくことがあるが、本作は、シリーズで一番おもしろかった。 孤独な心を毒舌で隠し、その心を知るものは少ない主人公ニールは相変わらずだがずんぶん大人になってしまった。 しかし、大人になったからこそ生じる悲哀もあって、なんとも言えない味を出している。

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2017/08/16

 傷心の二ールの次の仕事は西部。とは言え、二ールにはドンパチも鉄拳も似合わず、まわりのキャラに食われてばかり。そこが二ールの良さですが。  2作目とは一味違った味わいの二ール・ケアリーです。

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2009/10/25

 ③  よかったよかった、アメリカに帰ってこられて。  なんか、中国で修行してたはずなのに、ちっとも強くなっていないニールがかわいい。  いつになったら英文学の教授になれるんだ?

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2012/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ニューヨークの元ストリート・キッズ、若き探偵ニール・ケアリーは、前の事件の経緯から中国の山奥の僧房に籠り武術の修得をしていた。そこへはるばる迎えに来たグレアム(父さん)から、大学複学を交換条件に与えられた任務は、父親に連れだされて行方不明になった男の子を連れ戻すこと。父親の足跡を追って依頼人の母親のいるハリウッドから辿り着いた先は西部劇さながらのカウボーイ達いる田舎町。ニールは手がかりを求めて単身潜入工作を始めたのだが…。大・大・大好きな(しつこい!)シリーズ、中でも一番好きな作品。第1作目『ストリート・キッズ』では副大統領候補の娘を探しにイギリスへ、2作目の『仏陀の鏡への道』では美貌の中国人女性と駆け落ちした科学者を追って中国まで出かけ、はじめは単なる人探しのための任務だったのが、思いがけない深みに嵌まり、傷つき、隠遁生活へ…という流れだった。「断じて、振り向くべきではなかった」という最初の一行で思わずニヤけてしまう。2作目も「ドアを開けるべきではなかった」といって幕を開けた事件の結末がこれなのだから。今回、道端に転がっていたニールを助けてくれた親切なミルズ一家と、ミルズ家の隣人で怪しげな動きのあるハンセン牧場とに対する2つの仮面を付けて一人っきりの潜伏をするためハラハラする場面はかなり多い。ニールはいわゆる探偵小説のヒーローのようなタフガイでは決してない。普段は18世紀の英文学を愛する文学青年で、久しぶりに復帰した仕事では緊張もするし、恐怖で怖気づいたり拳銃を持つ手が震えたりもする。そうしたときに糞度胸と減らず口憎まれ口で急場をしのぎ、流血を避けるために頭を巡らせるのが彼流のやり方。こういう等身大な青年像が非常に好感が持て、応援したくなるのだ。もうひとつ、この作品群の大きな魅力が(毎度言及しているが)ニールとグレアムの血のつながらない疑似親子関係だ。グレアムがストリートキッズのニールを見込んで探偵業を仕込み育ててきた経緯は前2作に譲るが、今作でも、遠く離れた土地で一人きりで危険な潜入をしているニールを案じたグレアムが、義手をほんものの手の中でこねくりまわすお馴染みの癖が何度も見られる。その様子がほんものの父親のようだ。【以下ネタバレ含むため未読の方はご注意】もう何度も読み返してるので、だれがどうなるのか、どんなことが起こるのか、先はほとんど分かっているのだが、それでも現金輸送車襲撃の際の「内通者」の正体、さらにハンセン牧場に大量の最新兵器を運んできた武器屋の正体には、毎度わくわくする。彼らの活躍にそれまでの心細さが払拭される。ニール自身はタフガイではないけれど、彼ら親父たちのタフっぷりが骨太な印象を与える。拷問の矛先をニールから自分に向けるよう挑発し、拷問に耐えるグレアム。一瞬で敵を倒し、運び込んだ武器やトラップに細工をし、射撃の凄腕を見せたレヴァイン。(怪しいカルト教団の教祖がレヴァインの仕掛けたトラップのボタンを混乱しながら押しまくる→アジトや砦が次々に大爆発する場面は実に滑稽で笑いを誘う。)特にレヴァインはニールを目の敵にする嫌な上司としてしか思ってなかったので、今回の頼りがいのある活躍で評価は急上昇、見直した。それからニールが出会った素敵な女性カレンとのほんものの恋愛にも注目。探偵という身元を隠して始まった恋が深まったものの、任務の遂行上やむをえず不本意な方法で距離をとったニール。後に事情を知ったカレン。一度は喧嘩別れした二人はこの先どうなるのか、というところも楽しみの一つだ。ニール・ケアリーシリーズはこのあと2作で完結するのだが、自分個人としてはこの作品までの3作を3部作と捉えていて、残りは番外編扱い。翻訳が遅れたこともあるが正直4、5作にはあまり愛着がない。今回、ウィンズロウ最新作『犬の力』を読んだのをきっかけにこの作品の感想を見なおした。

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2009/10/04

ニール・ケアリーシリーズ第三弾。今回のミッションはレイシストの集団に囚われた子供を救えってところかな。今回でレヴァインが好きになった。カレンはちょっと・・・。アリーの方が好きだったな。

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2009/10/04

3冊目。個人的には嫌いな設定なのですが、楽しく読めたのだからやっぱりウィンズロウ氏はすごいですね。 ニールが大人になってしまった・・・って感じの作品でした。

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2009/10/04

話毎に雰囲気が全然違うのですが、どれも面白いからすごいです。 これは西部劇。 前作までより主人公が強くなってるような…?

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2009/10/04

やられてもやられても立ち上がる、やられっぷりが板に付いている青年ニールの感情移入しまくり潜入捜査探偵もの第三弾。第四弾の発売の広告で第三弾を知りましたが。なんかね、もっとせせこましいとこで葛藤して欲しかったかな。でも面白かったわ。危機迫るシーンもほがらかなシーンもおざなりでなく楽...

やられてもやられても立ち上がる、やられっぷりが板に付いている青年ニールの感情移入しまくり潜入捜査探偵もの第三弾。第四弾の発売の広告で第三弾を知りましたが。なんかね、もっとせせこましいとこで葛藤して欲しかったかな。でも面白かったわ。危機迫るシーンもほがらかなシーンもおざなりでなく楽しい。

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2009/10/04

久々に家事をほっぽって一気読み!前作で死亡したことにされて中国政府に拉致されたニール。その3年後の話。ウィンズロウは文章の達人だと思う。うまく言えないけれど、静かでいて波がある。なんだかニール君、大人になったよなぁ〜。

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