「大差」の時代 の商品レビュー
日本の高度成長時代においては規格化された商品の大量生産により支えられたとともに日本全国中流階級の風潮であった。ところがインターネットビジネスによるアメリカンドリームの台頭などの階級の差というものが、じわじわと日本にも波寄せている。それを本書では「大差の時代」として現在の日本におけ...
日本の高度成長時代においては規格化された商品の大量生産により支えられたとともに日本全国中流階級の風潮であった。ところがインターネットビジネスによるアメリカンドリームの台頭などの階級の差というものが、じわじわと日本にも波寄せている。それを本書では「大差の時代」として現在の日本における問題点、それとミドルクラス・ボーダークラス・ボトムクラスとトップクラスを除く階級の人々のための熱いメッセージを送ってくれている。 「今後サラリーマンのうちでミドルクラスに残るのはスペシャリスト、ないし「プロスキル」のレベルに達している全体の2割くらい。後の人は企業に頼って生きている会社サラリーマン~は収入がどんどん目減りする」とのこと。これは数字などは多種多様に言われているが、事実として自分も受け止めている。 またニューミドル(上記の2割に残るミドル)には主に以下のタイプとなる ・脱OL・セルフタイマーウーマン ・パテント公務員 ・シャーロック公務員 ・リライアブル・スペシャリスト ・ソフト・プロデュース社員 ・プラス・シーリング社員 ・シルバー・インベスター社員 ・参謀社員 私は現状では残りの8割の人間になりそうであるが、目指すは田舎の参謀社員ですね。それぞれの言葉の意味はみなさんの想像にお任せするか、実際に書を手にとってもらうかであるが、意味不明と思われる「シャーロック公務員」だけ紹介させてもらうと、『民間企業から「レンタル」してほしいと注文がくる、その道のエキスパート。刑事や国税調査官などに需要が多い』とのこと。 落合さんの書は、とても歯切れがよく、また多くにタイプ別に分類して説明するところは非常にとっつきやすい。ただし一貫性というかポリシーみたいものを感じることが、自分はまだできていない。それぞれについては「うんうん、なるほど」と思うのではあるが。もっと修行をつまなければ。 とにかく、行く先不安な人が、自分をどう磨くべきかについて知りたい方はおすすめです。
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落合信彦は、どの本を見ても基本的には言ってることはほとんど同じだ。毎回出てくるアメリカ贔屓、日本批判は、読んでいて呆れてしまうくらいの極端さなんだけれども、それでも買ってしまうのは、やはりこの人の考えが好きだからなんだろうか。。。
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