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組織設計概論 の商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2024/09/29

2024年の今読んでも本質的なところは違和感ない。 平成の30年、何していたんだろうと考えさせられた。

Posted byブクログ

2024/05/27
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組織設計・制度制度設計をする際に参考にできる本。ここを知りたいというエッセンスが抽出されている(特に前半部分)。組織設計に初めて臨む、という人におすすめしたい。 以下個人用のメモ。

Posted byブクログ

2023/08/28
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組織をどのように作ったらいいのか、道標的な本を探してました。思ったよりもあまりなくて、Amazonも本屋も、推奨はこの本でした。 初版は1999年なんですよね。でもこの本が推奨されるんです。 感想。 推奨されるだけの内容でした。本当に1999年の本なのか、というくらい今も通じる問題提起と解決策が記載させれています。読んでよかったです、 備忘録。 ・組織とは。複数の組織成員の有機的共働によって、より効率的に組織目標の達成を通じて、効用を極大化させるための集団。つまり、1+1が2じゃないということ。 ・組織を考える上での前提条件。①組織のメンバーが組織に求めることに差異がある(なぜこの組織に所属しているのか、その理由は人それぞれである)、②だからこそ共有化された組織目標が必須である。→超その通り。感動する。 ・尚、高度成長期など欲しいものが世の中に溢れ、皆がそれを購入するために働いていた頃は「経済的報酬」が共通目的だったが、今はそうではないと、1999年の段階で述べている。 ・企業の戦略の構造。企業のビジョンがあって、ビジョン実現のための事業ドメインがあって、それを実現するための事業戦略(サービスサイド)と機能別戦略(どうやって作り売るかなど)がある。 ・有効な戦略の要件。目標、行動、競合の意識、それぞれに対して打ち手が合理的であること。 ・組織は戦略に従うのか、戦略は組織に従うのか。鶏たまごだが、あるべき論で言えば、組織は戦略には従うべき。 ・組織変革を従業員はどこまで受け入れられるか。そこは考慮しておくべき。 ・組織設計の考え方。戦略合理性、組織理論合理性、業務特性合理性。 ・『組織改革とは、組織成員の行動様式の変革である』。→この本で最も重要だと私は思う。名言。 ・組織改革の留意点。①変革には必ずデメリットが存在する(そこは選択である)、②組織改革に伴い既得権の再配分が発生する、③当面の業務効率は低下する、④組織は改革しないと生産性は低減していくのが宿命。この四点もすごい。最強の教え。 ・組織設計の6ステップ。PJ編成、課題の整理、基本理念の設定、3Sへの展開、移行、定着。この中で言うと、基本理念と3Sが特に新鮮でした。 ・組織の課題を探す際には、企画、意思決定、調整、実行、評価(モニタリング)、の5つの観点で見直そう。 ・3Sが重要。ストラクチャー(組織骨格)、システム(制度やルール)、スタッフィング(人材配置)。これが各組織の基本理念に沿っているか、理念に沿ってるかどうか、が結構重要。 ・企業のポリシーが、ストレートに伝わってくる組織図は無駄がなく美しい。→なるほど。 ・組織設計を成功させるには。行動様式の変革に繋がること、象徴的なスタッフィング、足して2で割るような改革は効果がないと理解すること、が重要。珠玉。 ・NECの管理職削減事例。 ・ネットワーク型組織は30名以下なら、業態によってはうまくいくのでは。

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2023/06/25

組織とは何か?という大前提から、その目的、成立要件、構成要素、設計・展開・定着の方法論までが、前半までで網羅されている。これらは時代が変わっても不変であろう内容で、今読んでも非常に含蓄があり色褪せない。 後半は事例メインになり、さすがに古さを感じるが、1990年代の空気感(インタ...

組織とは何か?という大前提から、その目的、成立要件、構成要素、設計・展開・定着の方法論までが、前半までで網羅されている。これらは時代が変わっても不変であろう内容で、今読んでも非常に含蓄があり色褪せない。 後半は事例メインになり、さすがに古さを感じるが、1990年代の空気感(インターネットの勃興、国際会計基準への変更、ディスクロージャー熱の高まり、等)に触れられる点では面白い。

Posted byブクログ

2021/10/17

人事制度を考える時に、概念として組織とは何かなどを考える時にお手元にあると良い。正直出版された時期が古めなので、最新の潮流は押さえ切れていない部分があるのは仕方ないが、概念を理解する上では使いやすい。

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2021/07/10

波頭亮氏の文章は本質的でロジカルなので自分にとても合う。改めて組織とは何かを考えるきっかけがあって本を手に取ったが正解だった。組織の定義「組織とは、複数の組織成員の有機的共働によって、より効率的に共通の組織目標を達成することを通じて、各組織成員の得る個別効用を極大化させるための集...

波頭亮氏の文章は本質的でロジカルなので自分にとても合う。改めて組織とは何かを考えるきっかけがあって本を手に取ったが正解だった。組織の定義「組織とは、複数の組織成員の有機的共働によって、より効率的に共通の組織目標を達成することを通じて、各組織成員の得る個別効用を極大化させるための集団」は非常に秀逸な表現だと思う。組織や組織デザインを考える際には何度も読み返したい。

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2021/02/11

個人と組織、人間とシステム、は自分の中での研究テーマかもしれない、と感じた後で読んだ、組織の基礎本。 #実践しきれてないけど組織を知るための良本ですシリーズ①

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2020/05/04

やや古い本ではあるのだが、一線で活躍する著名コンサルタントである波頭氏が書かれた組織論の本。専門的になりすぎず、簡易すぎず私には丁度いいレベルでした。

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2019/05/24
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組織を設計する、組織を改革するということは、 現行の組織制度を多面的に検討し、事業戦略の実現を果たすために、社員の行動様式に変化をもたらすような、組織と運営体制を策定することです。 ■組織設計の6つのステップ ①プロジェクトの編成 ・プロジェクトを発足しなければ、既存組織の既得権のバイアスが何らかの形で掛かってしまうリスクまた、プロジェクトの責任者はトップであるべき ・外部のコンサルタントを利用する方が有効。社員だけだと従来のやり方に馴染んだものになってしまう為、課題の客観視ができない ▽ポイント a.プロジェクトチームのミッションと権限の明確な規定 b.経営トップのコミットメント c.外部コンサルタントの活用 d.各部署の支援メンバーの組織化 e.守秘活動の徹底 ②組織課題の整理 組織制度の問題点を抽出し、組織課題を発見するための切り口 ・必要十分な組織機能が備えているか ・ミッションを果たすための運営要件が付与されているか また、組織風土についても特徴を明らかにすることが組織課題の把握に有用である場合も多い ③基本理念の設定 課題や組織要件を踏まえて、それらを包括的に解決しうるような新組織の基本理念を決定すう ④3Sへの展開 組織骨格、制度・ルール、人財配置の3つの基本的な方針を案出し、詳細な具体化設計を行っていく ⑤移行準備 新組織への移行プランを策定していく -新組織制度について社員の理解を図ること -損組織制度にシフトすることに対する前向きなムードの醸成 ⑥定着化 一時的な混乱や生産性の低下が生じるものである。 こうしたトラブルが発生する都度、対症療法的に変革施策を1つ1つ是正していては、新組織の理念や狙いを妨げることに繋がりかねない。

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2014/10/02

組織設計実務の基本書として名高いとのこと。確かに理論と実践のバランスがきわめて良い。特に、第2章の組織設計のプロセスは秀逸で、これに基づいて進めればとりあえず大外しはしないんじゃないか。コンサルの人たちがネタ本にするのもよくわかる。 「ぼくのかんがえたさいきょうのそしきせっけい」...

組織設計実務の基本書として名高いとのこと。確かに理論と実践のバランスがきわめて良い。特に、第2章の組織設計のプロセスは秀逸で、これに基づいて進めればとりあえず大外しはしないんじゃないか。コンサルの人たちがネタ本にするのもよくわかる。 「ぼくのかんがえたさいきょうのそしきせっけい」ではなく、基礎的なところからしっかりと体系立てて組織設計をしたいならまずこれから始めるのがいいでしょう。 難を言えば、参考文献や引用の表示がないことか。どこまでが過去の蓄積を基にしていて、どこからが著者のオリジナルな意見なのか、参考文献や引用が示されていないとわからない。そうなると、情報の確からしさを判断するのが難しい。参考文献を明示する本や文献に慣れてしまうと、参考文献がないのはとても不安になる。無いなら無いで困ることもないんだろうけど。

Posted byブクログ