てのひらの闇 の商品レビュー
書棚より抜き出し、20年ぶりに再読。 『テロリストのパラソル』で史上初!乱歩賞と直木賞をW受賞した著者の3作目。 元暴力団の息子で現在は大手食品メーカーの宣伝課長という、ちょっとありえないような設定の男が主人公。 冒頭、雨の夜酔いつぶれて、風邪を引いた情けない登場の仕方をする。 ...
書棚より抜き出し、20年ぶりに再読。 『テロリストのパラソル』で史上初!乱歩賞と直木賞をW受賞した著者の3作目。 元暴力団の息子で現在は大手食品メーカーの宣伝課長という、ちょっとありえないような設定の男が主人公。 冒頭、雨の夜酔いつぶれて、風邪を引いた情けない登場の仕方をする。 発熱に耐えながら、会社の恩義ある会長が自殺した謎を明かすべく奔走する。 20年前の作品なのに、少しも古さを感じさせないで読むことができる。主人公や、彼の周りの人物設定がしっかりとされているからだろう。 続編があるようなので、読んでみよう。
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「テロリストのパラレル」以降、藤原伊織は読んだことなかったが、図書館でなんとなく目についたので読んでみた。ラストは一気に読ませてくれた。自分もオッサンになってきたせいか、渋いオッサンが活躍する作品は感情移入できる。続編もあるので期待。
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人の良い会長の自殺を発端に会長が隠してきたプライベート、企業の裏側などを主人公が暴いていく。 こういうハードボイルドを読みはじめてまだ短いのだけどなぜこうも主人公はヤクザと深い関係があり、喧嘩がめっぽう強いのだろう。とふと思ってしまいました。それがハードボイルドの醍醐味なのかなぁ...
人の良い会長の自殺を発端に会長が隠してきたプライベート、企業の裏側などを主人公が暴いていく。 こういうハードボイルドを読みはじめてまだ短いのだけどなぜこうも主人公はヤクザと深い関係があり、喧嘩がめっぽう強いのだろう。とふと思ってしまいました。それがハードボイルドの醍醐味なのかなぁ。これからもっと読んで確かめていきたい。 銃撃戦とかそういうのはなく、調査を重ねていき事実を突き止めるのだけど、調査に訪れる場所がこんなに少なくても、そんな重大な事実にいきつけるのかと。主人公がキーパーソンとつながりがあったり、会社ではお偉いさんと仲良しだったりってのもあるのだろうけれども、いいのかなこれで。
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やさぐれた感じのサラリーマン堀江。退職勧奨に応じて仕事を辞めることにするとこラオから始まる。しかしやさぐれサラリーマンが、実は仕事ができていけんかも強い。男気もある。上司にも信頼されている。実はできるんだよとわかり、事件を解決していくから、うれしくなりついつい読んでしまう小説に...
やさぐれた感じのサラリーマン堀江。退職勧奨に応じて仕事を辞めることにするとこラオから始まる。しかしやさぐれサラリーマンが、実は仕事ができていけんかも強い。男気もある。上司にも信頼されている。実はできるんだよとわかり、事件を解決していくから、うれしくなりついつい読んでしまう小説にだった。実際にはこんなおじさんは、いないなあ。
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面白かった。主人公が一見やさぐれおっさんリーマンなんだけど、実は、、、で、これまた妙に格好良い。でも格好良すぎないところも◎。脇役陣も個性的で魅力的。経済系絡みの事件なので、その辺に疎い人間としては小難しい部分もあったが十分楽しめた。ハードボイルド好きかつキャラ萌え好きな方にはと...
面白かった。主人公が一見やさぐれおっさんリーマンなんだけど、実は、、、で、これまた妙に格好良い。でも格好良すぎないところも◎。脇役陣も個性的で魅力的。経済系絡みの事件なので、その辺に疎い人間としては小難しい部分もあったが十分楽しめた。ハードボイルド好きかつキャラ萌え好きな方にはとっておきのオススメ作品だと思う。続編があるみたいなので、そちらも楽しみ。
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この著者の硬い言葉が大好きで、久々に読んだこの作品も問答無用で楽しんだ。 久し振りの硬さなので少し衝撃を受けている。 発熱制限最高。
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先日、藤原伊織の最後の本を読んだら 懐かしくなったので、また読み直しです てのひらの闇・・・色々なことに感謝をし 損得ではなく真実究明に危険を犯して向かう 堀江・・・やくざ組長の息子にして、親殺し の原罪を抱えながらも、鋭い視点が言葉の 嘘を見抜き、真実を暴く 本当にカッコい...
先日、藤原伊織の最後の本を読んだら 懐かしくなったので、また読み直しです てのひらの闇・・・色々なことに感謝をし 損得ではなく真実究明に危険を犯して向かう 堀江・・・やくざ組長の息子にして、親殺し の原罪を抱えながらも、鋭い視点が言葉の 嘘を見抜き、真実を暴く 本当にカッコいい!!! ハードボイルドのカテゴリに他の人が くることがあるでしょうか! いや、ない!(反語)
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飲料会社宣伝部に勤める堀江。早期退職勧告を受け、間もなく退職する閑職にある。 その堀江と部長の真田が会長室に呼び出された。 会長は、堀江が以前勤めていた広告代理店での事件をきっかけに、堀江を自身の会社に引き抜いてくれた恩人。 その会長からある映像を現在好評を博している自社飲料CM...
飲料会社宣伝部に勤める堀江。早期退職勧告を受け、間もなく退職する閑職にある。 その堀江と部長の真田が会長室に呼び出された。 会長は、堀江が以前勤めていた広告代理店での事件をきっかけに、堀江を自身の会社に引き抜いてくれた恩人。 その会長からある映像を現在好評を博している自社飲料CMと差し替えて放送できないかという提案がなされた。 ドキュメンタリーであり衝撃的なその映像は、しかし、CG合成されたものであるということに堀江は気付く。 会長にそのことを伝えた堀江に「感謝する」の一言を残し、会長はその夜自殺をしてしまった。 堀江は会長の自殺の理由を探るべく奔走する。 藤原さんの作品に共通しているのは主人公がとってもダンディなこと。 一本筋が通っているというか、ひねくれてて社会的にはすこし外れながらも、周囲には理解者が溢れており、仁義というか恩義を重んじるハードボイルドな男性。 で、必ず女性ウケがいいんですよね、これがまた。 今回も旦那もいる部下の大原がなにかとおせっかいともいえる世話を焼き、仕舞いにはKISSまでしてしまうなんて、とんでもない。 世の女性は中間管理職のオヤジに興味はないぞ!!! これは藤原さんの希望的観測である部分が大! 話としては上手くまとまってて、さすがは藤原さん!と唸ってしまう。 終わりの数ページはいらなかったような気もするけどね。 だってあっても尻切れトンボ状態だから変に余韻を引っ張るよりはきっちりぷっつり切ったほうがよかったかも?と思うのは私だけでしょうか。 読み応え十分な作品でした。
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11月7日読。 ハードボイルドなミステリー。40代のおじさんが主人公の小説読んだのは久しぶりだったので新鮮でした〜。続きの「名残り火」も読んでみたいなぁ。
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この前亡くなられた方の作品。「ダックスフントのワープ」を探していたんだが…父はすごく気に入ったみたい。あたしにとっては普通。「テロリストのパラソル」にしても思ったんだけど、どうして男の人はこういうご都合主義のハードボイルドに憧れるのかしら。現実に足をつけてんだかつけてないんだかわ...
この前亡くなられた方の作品。「ダックスフントのワープ」を探していたんだが…父はすごく気に入ったみたい。あたしにとっては普通。「テロリストのパラソル」にしても思ったんだけど、どうして男の人はこういうご都合主義のハードボイルドに憧れるのかしら。現実に足をつけてんだかつけてないんだかわかんないね。中途半端に夢見がち。夢見るんなら徹底的に見ればいいのに。あまり本の中に自己を投影するという読み方をしないので理解に苦しむよ。まぁ独特の筆致が心地よいので読む。
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