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てのひらの闇 の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2009/10/04

元極道のサラリーマンが昔の恩人である会社の会長の自殺の真実に迫る。 極道社会って小説で読むと妙に格好よく感じてしまいます。 ちょっと経済問題も絡んでて、あんまり会社の合併とかなんだとかに興味のない私としては、細かいところがわかりずらかった。全体的なストーリー展開は面白かった。

Posted byブクログ

2009/10/04

相変わらず登場人物が、ハードボイルド系で渋くてカッコいい。世の中の酸いも甘いも知っているというのは、こういう感じを言うのかな。サラリーマンもプライドを持てば、いくらでもかっこ良くなれるんだなと思わせられた。カッコいいサラリーマンになりたい人にオススメ。

Posted byブクログ

2009/10/04

ミステリー!人物の描写がすばらしく、『テロリストのパラソル』で楽しませてもらった藤原氏を再度確認できた!

Posted byブクログ

2009/10/07

≪2人の男の道を決定づけたのは、生放送中のスタジオで発せられた、  不用意な、しかし致命的な一言だった。  20年後、その決着をつける時が訪れ、1人は自死を、  1人は闘うことを選んだ。(帯より)≫ 男には自分の身を滅ぼしても守ろうとするものがあった。 そしてその男...

≪2人の男の道を決定づけたのは、生放送中のスタジオで発せられた、  不用意な、しかし致命的な一言だった。  20年後、その決着をつける時が訪れ、1人は自死を、  1人は闘うことを選んだ。(帯より)≫ 男には自分の身を滅ぼしても守ろうとするものがあった。 そしてその男の想いを見届けたいと思う男がいた。 生まれとか育ちとか職業とか地位とかいうものではとても判断できない人間の価値というものを考えさせられる。 この物語の登場人物の中で一番のクズは最も地位の高い人物であろう。 この物語の中では端役であったとしても その背後にある人生を思わずにはいられない。核の部分に光るものを持った人物が多く、それ故の身の処し方の哀しさもぬぐえない。 藤原作品は、お腹の底にずしっと溜まる。

Posted byブクログ