順列都市(上) の商品レビュー
Matrix?
Matrix・・・? ひょっとして、Matrix・・・? デジャヴのように、キアヌ・リーヴスの軟体動物のようなリンボーダンスをくぐるがごとく、のけぞる姿を思い浮かべてしまった ていうか、古いように思えてしまうのは、脳内の記憶をパソコンのHDDに移す、っていうideaって、M...
Matrix・・・? ひょっとして、Matrix・・・? デジャヴのように、キアヌ・リーヴスの軟体動物のようなリンボーダンスをくぐるがごとく、のけぞる姿を思い浮かべてしまった ていうか、古いように思えてしまうのは、脳内の記憶をパソコンのHDDに移す、っていうideaって、Matrixくらいから、映画やテレビドラマで使い古されてるせいだろうと Michael Crichtonばっかり読んで、Greg Eganも読んで無いし、2001年宇宙の旅、とかの映像作品ばっかり観て来ていて、例えば、ブレードランナーだとかも映画でしか知らない、K. Dickとか読んでいない Greg Eganは、とにかく、脳内記憶を機械にup loadする、っていう近未来的予測展開が好きなんだね、ディアスポラとかも、そういう感じぽい:まだ、今の時点で読んでいない 仮想空間世界で生活する、っていうideaって、正直、好きでは無いから、たぶん、それは自分が女性だからだろうと思う、女は子供産むと、子供を養育する為に、即物的思考が強くなる、目で見えないことはいっさい信じなくなるから、実体が消滅するか、Matrixのように、カラダはあっても、脳内での仮想空間世界で生活するとかいう、自分でカラダを実際に活動させる、ということが無いstoryには、違和感を覚えてしまう 男性は、Alienだとかのように、こんなmonster、いくら他の惑星でだって、いるかわからない、と思ってしまう現実的な女性と違う男性向きの作品 Alien的monster生命体:predatorとか:、Matrix的仮想空間世界を描くものか、A.I.ロボットを描くstoryの、たいてい3種類は、男性向きだろうと思う 女性には、たぶん、今世紀中に、というか、今後10年くらいで一般人も月に行けたり、火星に人類が到達したり、という、実現可能なstoryが好まれると思う A.I.ロボットに関して言うと、A.I.の完全制御は困難であり、それを搭載してるロボットが、各家庭に1台、とかいう近未来のニンゲンの生活は、実現に100年はかかりそうだ どこかのメーカーで、犬のロボットを販売していたが、丸で欲しくならない、SiriもAlexaも使っていないし、この先も使わない Sci-Fiは好きだが、全部良いか、というと、違うと思う
beehot09
この難解な本が理解できるようなり、この本を通して自分の成長を感じる。 読まないからと売ったり捨てたりせずに残してて良かった。 はっきり言って、用語について調べながら読まなければ、面白さよりも苦しさが勝ると思う。 私がこの本を購入したのは、7年前。私はまだ高校生でした。当時放...
この難解な本が理解できるようなり、この本を通して自分の成長を感じる。 読まないからと売ったり捨てたりせずに残してて良かった。 はっきり言って、用語について調べながら読まなければ、面白さよりも苦しさが勝ると思う。 私がこの本を購入したのは、7年前。私はまだ高校生でした。当時放送が始まったソードアートオンラインをきっかけに「仮想世界」について興味をもち、この分野について調べていくうちにグレッグイーガンに辿り着きました。
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一言で言うと難解。 仮想現実の中で実体をスキャンして、それを元にしてコピーとして生きる人々。コピーなのに感情を持ち、あたかも生きているように振る舞う。 更に人工宇宙まで作り出し、そこに惑星と生命を作り出し、進化させるとは。 これだけのことをこなすコンピュータパワーがあるとは現状を...
一言で言うと難解。 仮想現実の中で実体をスキャンして、それを元にしてコピーとして生きる人々。コピーなのに感情を持ち、あたかも生きているように振る舞う。 更に人工宇宙まで作り出し、そこに惑星と生命を作り出し、進化させるとは。 これだけのことをこなすコンピュータパワーがあるとは現状を考えると考えづらい。そして電力も。 でも、コピーとして生き続け、実体のある人々を支配している?と言う姿はある意味ホラーでしかないかもね。 そんな未来が来るのか?と思いながら読んだので、内容が今ひとつ入ってこなかった。
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自分をスキャンし、架空都市に配置した「コピー」の人格は自分なのか。処理速度の低下で17分の1に、30分の1に、5万分の1の「主観時間」で遅くなった、さらに逆再生、ランダム化された意識は、自分の体感と思考は、自分のままなのか。分子より大きな段階でモデル化され学習され調整された「反応...
自分をスキャンし、架空都市に配置した「コピー」の人格は自分なのか。処理速度の低下で17分の1に、30分の1に、5万分の1の「主観時間」で遅くなった、さらに逆再生、ランダム化された意識は、自分の体感と思考は、自分のままなのか。分子より大きな段階でモデル化され学習され調整された「反応」と「行動」は、果たして本当の自分なのか。 コピーされた自我とオリジナルの同一性で悩む人々。オートヴァースで再現された進化生活環。真の目的と、永遠の自我。将来たしかにこういう技術が生まれ、こういう問題が起きるかもしれない。 それを考えるのも楽しいけど、問題に直面した人の心理的な葛藤よりも、その技術を元にどんな社会と大衆の行動が生まれるのか、そういうSFを読みたいのです。
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SF作家の中でイーガンは特に興味があり、最初に読むものとしてこの初期作品を選んだ。イーガンは「難解」と言われたりするが、彼が作品中で設定している根本的なロジックさえ納得できれば、読み進める事はそれほど難しいとは思わなかった。この作品では主人公が「塵理論」を元に純粋な情報のレベルで...
SF作家の中でイーガンは特に興味があり、最初に読むものとしてこの初期作品を選んだ。イーガンは「難解」と言われたりするが、彼が作品中で設定している根本的なロジックさえ納得できれば、読み進める事はそれほど難しいとは思わなかった。この作品では主人公が「塵理論」を元に純粋な情報のレベルで世界を作るというもので、線型代数学の基礎知識がある程度の私だがなんとなく理解はできた。作者が設定するロジックを面白いと感じるかどうかが好き嫌いの分け目かと思う。私はこういったロジカルな作風はSF表現の一つとしてとても面白いと思う。
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うーん、とても難解だった!w それでも総体として面白かったという印象を残すのだから、やっぱりグレッグ・イーガンはすごい。 オートヴァース内の化学的な描写は、正直なところ難しくて飛ばし読みしてしまった。あと、コピーのポールが真相?に至るまでの考察も。 だけど、そんな初心者をも楽...
うーん、とても難解だった!w それでも総体として面白かったという印象を残すのだから、やっぱりグレッグ・イーガンはすごい。 オートヴァース内の化学的な描写は、正直なところ難しくて飛ばし読みしてしまった。あと、コピーのポールが真相?に至るまでの考察も。 だけど、そんな初心者をも楽しませてくれるのだから、イーガンはすごい。上級者向けの細部を披露しつつも、初心者を振り落とさない。しっかりとストーリーの道案内をしてくれる。 だから読んでいる方も必死になってしがみつくことができて、タフな読書体験を獲得できる。 話の核となるのは、人間のコピーを作成してコンピュータ上で走らせるというもの。 単なるSF的アイデアの披露に留まらないのは、話が多層的だからだ。コピーという存在について、経済・法律・哲学などの複数の視点から語られる。だから、のめり込んでしまう。 コピー以外にも、ささやかなSF的エッセンスが散りばめられている。手の込んだ迷惑メールとか、新しいライブ鑑賞のスタイルとか。それ単体で短編小説になり得るレベルのギミックが差し込まれる。SF小説として非常に贅沢。 また、上巻としての終わり方がすごくサスペンスドラマ的で下巻が気になってしまう感じ。
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細かい論理は正直、理解の範疇をこえてる。誰かわかりやすいパワポとか作ってほしい。でも、オートヴァースが生み出す仮想生命は、他のSF作家によるスピンオフが見てみたい。複数の登場人物の視点で書かれる本作だが、それぞれが絡み合っていく過程は秀逸。
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イーガン凄い!コピーの権利の問題やフェッセンデンの宇宙をガチに理論化した様な世界のシュミレーションや塵から生まれる意識やらそれらが量子論や哲学等多方面から検討される。ダラムやマリア、登場人物たちの議論や悩み、問題が来るべき世界を先取りしてる様で知的に刺激されます!
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分かりにくいがその世界に入れば第一部はなかなかいい 表紙 5点小阪 淳 山岸 真訳 展開 7点1994年著作 文章 6点 内容 725点 合計 743点
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※本レビューでは上下巻をまとめて扱っています。 ※暴力描写、流血及び性表現を含む作品です。 【印象】 原本と写本、そして両者の自我。記憶の影響力。 人工の亜宇宙と決まりきった仮想。 生きた都市を読みたい人にはお薦めしませんが、科学技術的な躍動を楽しみたい人にはお薦めします。 ...
※本レビューでは上下巻をまとめて扱っています。 ※暴力描写、流血及び性表現を含む作品です。 【印象】 原本と写本、そして両者の自我。記憶の影響力。 人工の亜宇宙と決まりきった仮想。 生きた都市を読みたい人にはお薦めしませんが、科学技術的な躍動を楽しみたい人にはお薦めします。 【類別】 小説。 SF。群像劇の色も少しあります。 【脚本構成】 2本の糸を縒りあわせていくような流れを好む人には楽しめるはずです。類する構成の作品を挙げるなら『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹。 また、高い知能を持つとされる人物の真意がなかなか明かされない種の焦らしはあります。 【表現】 三人称一元視点であり、節ごとに別人物の視点へ切りかわります。 文体は平易ですが、扱われている内容を最低限想像できる状態にするためには少しだけ情報技術の嗜みを要します。 【備考】 このレビューは、事前に希望聴取されて選択し指定した贈物を鑑賞したのちに書かれました。
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